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閉じ込められる事故も!子どもに教えておきたい「宅配ボックス」危険ポイントと対策方法

ネット通販による荷物の急増や、宅配ドライバーの不足で、宅配業界の悲鳴が多く聞こえて来ています。そのような現状のなか、『再配達』を減らすため、注目を集めているのが、荷物を受け取る『宅配ボックス』。
この便利で大活躍な『宅配ボックス』ですが、子どもにとっては危険なリスクを秘めていることをご存知でしょうか?
今回は、今後増えるであろう宅配ボックスの事故と、その防止法についてのお話です。
 

・宅配ボックスのなかに、子どもが閉じ込められる!!
 

宅配ボックス事故

賃貸を含む新築マンションでは、7割近くもの物件が標準装備している宅配ボックス。
しかし戸建て住宅での宅配ボックスの普及率はまだ1%未満です。宅配便の増加とともに、まだまだ普及伸びしろのある宅配ボックスですが、子どもがなかに閉じ込められる事故が報告されています。
東京消防庁によると、平成28年6月東京都内において、7歳の子供が友人とかくれんぼをしているうちに、マンションエントランス部分に設置された宅配ボックス内に閉じ込められる事故が発生しました。
平成24年以降、東京消防庁管内で、同様の事故が他に3件発生しています。
東京消防庁はこれらの事故をうけ、とくに夏場の気温の上昇する時期であれば、熱中症などの命にかかわる事故にもつながりかねないと、注意を促しております。
 

・宅配ボックスのサイズは、子どもが入れてしまう!?
 

現在販売されている宅配ボックスは、大きく分けて戸建て用・マンション用と2タイプあります。
サイズは小さい物から大きいものまで様々です。事故のあった宅配ボックスはMサイズのものでしたが、大きいものであれば高さ600㎜~1450㎜×巾500㎜×奥行570㎜もあり、幼児から小学6年生までは入れてしまう寸法になっています。
 

・子どもには事故の危険性をつよく教えよう!
 

現在販売されている宅配ボックスのなかには、子どもが入って鍵がかかってしまった場合、中から鍵が解錠できる安全バーが設置されているものもあります。
また、操作パネルなどで操作しないと、基本的には宅配ボックスは開閉できないようになっています。
しかし事故を未然に防ぐためにも、一度宅配ボックスの安全レバーの位置などを親子で確認し、万が一の場合の対処法を話しておくことも大切です。
また、日頃から宅配ボックスの危険性を子どもたちに教えること、宅配ボックスでは遊ばないことを教えることが何よりも大切です。
 
 
いかがでしたか?
宅配便の増加とともに、宅配ボックスの設置も増えることでしょう。
しかし、宅配ボックスの数が増えれば、事故の危険も増えることにつながります。
子どもたちの安全を守るためにも、日頃から宅配ボックスの危険性を子どもたちに伝えてあげてくださいね。
 
(しかまのりこ)
 
 
 
参考:
東京消防庁
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/takuhaibox.html

2017年10月08日 15:37