COLLINO一級建築士事務所

失敗しない住宅購入を、住宅実績5,000棟以上の女性一級建築士がサポート

COLLINO一級建築士事務所

HOME ≫ 人気コラム

人気コラム

反響の大きかったコラムをピックアップしています  コラム一覧はこちら

わが家はどんな検査に合格しているの?「新築住宅の検査」詳しく知りたい!

 

一生に一度の念願のマイホーム……。

住宅は、新築・中古問わず“高額”なものですから、住む人が安心して住めるよう、安全でなくてはいけません。

その安全を守るため、住宅には様々な検査があります。

住宅にはどんな検査があって、わが家はどんな検査に合格しているの?気になるところですね。

今回は、新築住宅の検査について、お話したいと思います。

 

■違反した設計者、建築主は3年以下の懲役または300万円以下の罰金!建築基準法の検査とは

住宅の検査には、法律に基づいて必ず受けなければいけない検査と、それとは別に任意で受ける検査とに分かれます。

必ず受けなければいけない検査の1つが「建築基準法の検査」です。

この検査は、工事関係者とは関係のない第三者による検査で、新築建物の規模や工法・構造などにより「中間検査」と「完了検査」が行われます。

最終的に建築基準法に適合している合格証として「検査済証」というものが検査機関から発行されてから、はじめて入居ができます。

検査済証の交付を受けていない建築物は、入居はもちろん、使用することができません。

また「検査済証」のない建物は違法建築物になるので、通常は銀行などからのローンも受けられず、また売買の対象からも外されます。

この法律に違反した設計者、建築主は3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処せられます。

 

■違反した事業者は1年以下の懲役か100万円以下の罰金!  平成21年よりスタートした「住宅かし担保履行法」による検査

必ず受けなければいけない検査の2つ目が、住宅かし担保履行法による検査です。

この住宅かし担保履行法とは、姉歯建築士による偽装事件をうけて、平成21年10月1日より始まった新しい法律です。

この法律は、新築住宅を供給する事業者に対して、保険加入を義務付けるものです。

この保険とは、消費者に引き渡した住宅に欠陥が見つかった場合、保険金が事業者に支払われることで、欠陥に対する補修等が確実に行われ、消費者が守られるように考えられたものです。

この保険の検査は、基本的には基礎工事と構造体工事の2回行われますが、規模や構造などによりさらに屋根工事などが追加されます。

検査に合格し、住宅の引き渡し日が決まったら、事業者に対して「保険証券」と「保険付保証明書」が発行されます。

「保険付保証明書」は住宅取得者に渡されるもので、「保険証券」は事業者が保管します。

この法律に違反した事業者は、1年以下の懲役か100万円以下の罰金、またはその両方に処せられます。

 

■住宅性能表示制度による検査(任意)

任意で受ける検査の1つに、「住宅性能表示制度による検査」があります。

住宅性能表示とは、住宅の構造や火災、耐久性や維持管理などの性能を、1から5までの等級で評価するものです。

この表示制度自体の利用も任意なので、検査も必然的に任意になります。

検査は一般的に基礎配筋時、躯体工事完了時、内装下地張り前、竣工時の原則4回行われます。

検査に合格すると「性能評価書」が発行されますが、不合格でも罰則などはなく「性能評価書」が発行されないだけです。

このほかにも任意に受ける検査としては、施工者や事業者による自主検査や、建築士やホームインスペクターに検査をお願いすることもできます。

 

いかがでしたか?

今回ご紹介した「検査済証」や「保険付保証明書」はとても大切なものなので、この機会に確認してみてくださいね。

こんな家は買っちゃダメ!現役検査員がこっそり教える「NG中古物件」のポイント

人が住まなくなった中古住宅は、全国で増え続けています。

この問題を解決するため、政府は多くの補助金制度を作り、中古住宅の購入を消費者に呼びかけています。

しかし、いくら安いからといって、中古住宅にリスクはつきもの。

今回は、少しでも安心して中古住宅を購入するときの、「買ってはいけないNGポイント」をお話しいたします。

 

■空き家は全国で約820万戸。中には耐震基準を満たしていない建物も……

総務省が実施した調査によると、2013年時点の空き家数は約820万戸。

これは、全国の総住宅戸数の13.5%を占めています。

この空き家の中には、現在の耐震基準を満たしていない中古住宅(1981年6月以前に設計の建物、木造については改定がされた2000年6月以前)も多く含まれます。

先の熊本地震では、この耐震基準を満たしていない建物はほぼ全壊しました。

また耐震基準を満たしている建物でも、何棟か全壊しています。

この実情をふまえ、中古住宅を購入するときは、最低でも現在の耐震基準を満たしている中古住宅を選ぶようにしてください。

もし、気になる物件が耐震基準を満たしていない場合は、耐震工事を行い建物を補強するとよいでしょう。

耐震診断や耐震工事にかかった工事代金は、事前に申請することで補助金が受けられることがあります。

購入を検討している物件がある区役所などに確認してみてください。

また、壁量を2倍にしたり、壁をバランスよく配置しなおすことで、耐震基準よりもさらに地震に強くなります。

より安心した建物にしたい場合は、プラスαで設計・工事を追加するのも有効な方法です。

 

■部分的に軟弱な地盤がある場合は、工事費がかさみやすいので要注意!

私たち建築士は、建物が乗る地盤についても、その強さを調査して建物の基礎を設計しています。

地盤を調査した結果、軟弱な地盤の場合は地面に鋼管杭などを打って地盤改良をし、地盤を固めます。

問題になるのは部分的に軟弱な地盤が一部ある場合です。

地盤改良は工事費がかさむので、設計者によっては安全と判断し、地盤改良をしない場合があります。

これは明確な瑕疵(欠陥)にはあたりません。

しかし、巨大地震が来た時には、地盤は部分的に陥没し建物は傾きます。

軟弱地盤が存在するかどうかは、地盤調査報告書を専門家に見てもらえれば判断が付きます。

中古住宅を購入するときは、必ず地盤工事の確認もしましょう。

 

■既存住宅瑕疵保険(きぞんじゅうたくかしほけん)に加入することができない住宅

中古住宅で怖いのが、購入した後に欠陥が見つかることです。

そういった不安を解消するために登場したのが「既存住宅瑕疵保険」です。

この保険は、住宅に雨漏りや構造などの不具合が見つかった場合に2年から5年、500万円から1,000万円の補修金額が支払われます。

保険なので、どんな中古住宅でも入れる訳でなく、検査に合格した物件だけが加入できます。

既存住宅瑕疵保険に加入できない物件は、購入を避けたほうが無難です。

その他にも改修しないと住宅ローン減税を受けられない築20年(木造)築25年(木造以外)越えの物件、設計図などが紛失し、中身を知ることのできない物件、下記のような欠陥のある物件などは避けた方がよいでしょう。

インスペクション1インスペクション2

いかがでしたか?

中古住宅は、その立地や値段からとても魅力的ですが、トラブルを抱えることも多いのが現状です。

今回ご紹介したバッドポイントを参考に、リスクの少ない中古住宅を探してみてくださいね。

 

【参考】

既存住宅インスペクションガイドライン – 国土交通省

 

1年で122kmも無駄に歩いてた!? 家事を断然ラクにする「洗面室」とは

あなたの家では、「洗面室」をどのように使っていますか?

入浴する際の脱衣や、歯磨きをしたり洗顔をしたりメイクしたり……と、狭いながらも多くの機能を持つ洗面室。

その洗面室が、最近変わってきています。

今回は、その洗面室について、最近の調査をもとにお話しいたします。

 

■キッチン⇔洗面室を近づけると、1年間で家事動線が「約122.6km」短くなった!

最近の新築戸建て住宅は、家事動線(炊事や洗濯など人が家事をするときに家の中を動く経路を線であらわしたもの)の短縮や洗面室の面積拡大による収納の充実など、主婦の家事を楽にする間取りが好まれる傾向にある。

アキュラホームの「2016年住宅傾向調査」によると、同社が2015年に手掛けた戸建て住宅100棟(延べ床面積30~40坪)の間取りについて、このような傾向が明らかになりました。

この、家事を楽にする間取りのキーポイントは、「洗面室」です。

主婦が家事をする中で、最も行き来が多いとされる「キッチン⇔洗面室」の距離を調べたところ、2015年の住宅では平均3.63mに対し、2009年は5.72m。

6年の間で2.09mも「キッチン⇔洗面室」の距離が短くなったことがわかります。

これは、1日に換算するとおよそ335.9mの短縮に当たり、年間では約122.6km家事動線が短くなったことに相当するそうです。

ものすごい数字です!

 

■洗面室には「2か所の出入り口」を設けるのが吉!

忙しい主婦は、掃除をしながら洗面室の洗濯機を回し、料理しながら、洗濯物を干したりたたんだりしなくてはいけません。

そのため、家じゅうを効率よく動くためには、主婦の動線が重要になってきます。

ABC / PIXTA

ABC / PIXTA

洗面室への入り口が1か所では効率が悪く、キッチンと廊下などの2方向からアプローチできれば効率が上がります

こうした事情から、洗面室への動線は、廊下からだけでなくキッチンからも出入りできるといった、出入り口を2カ所持つ間取りの採用が増えています。

洗面室の変化

また、このような動線短縮の傾向が近年支持されるのは、働く主婦が増加したため、短時間で多様な家事をこなせる効率が良い間取りが好まれた結果であるようです。

 

■洗面室は、年々「広く」なってきている!?

Caito / PIXTA

Caito / PIXTA

このような動線以外にも洗面室は進化しています。

「アキュラホーム住生活研究所」の調査によると、洗面室の平均面積は、2009年の住宅では4.44平米だったのに対し2015年は同5.22平米と、6年間で2割近く広くなっています。

洗濯物やバスタオル、さらには、着替え用の下着やパジャマなど、衣類を収納する収納棚を洗面室に設けるケースが増えてきていることが理由の一つだと、同社は分析しています。

従来はこれらの衣類品などを各個室に収納するため、家の中を動き回っていました。

しかし個人の衣類を洗面室に集約されたことから、家事動線が短くなり、効率的になったというわけです。

洗面室を広くし収納を充実させたことにより、生活満足度が上がったようです。

 

■ワザありの洗面室があれば、家事偏差値が低くても大丈夫

ちなみに共働きの筆者の自宅の洗面室は約6平米。

キッチン・廊下に隣接して配置し、また洗面ボウルは朝の混雑を考え、2台にしています。

洗面

収納は、浴室からの湿気を防ぐため扉を設け、洗面台の上下左右と、背面一面に造りました。

また60cmほどの家事カウンターを設け、ゴミ箱を兼ねた椅子に座りながら洗濯物をたためるようにしました。

収納

家族4人分のバスタオルや下着・ハンカチ・靴下などたくさん収納できるので、家の中を動き回ることも少なく、家事偏差値の低い筆者でも大いに助かっています。

 

いかがでしたか?

新築またはリフォームの間取りを考える際、後回しにされがちな洗面室。

でも、家事動線をシミュレーションしてみたり、洗面室でどんな家事をするかを良く考えてプランニングすると、家事もスムーズになり、生活満足度も上がりますよ。

 

【参考】

2016年住宅傾向調査 – アキュラホーム住生活研究所

そのままだと問題あり?リビング学習3つのポイント

幼稚園児から小学生には定番となりつつある「リビング学習」。

リビング学習といっても、大きく分けて2通りのタイプがあります。

1つは「ダイニングテーブルで勉強する」タイプ、もう1つは「リビングに子どもの勉強机をおいて勉強する」タイプです。

みなさんは、どちらのタイプでしょうか?

今回は「ダイニングテーブルで勉強する」時に気を付けなくてはならない、3つのポイントについてお話いたします。

 

■リビング学習のメリット・デメリット

ダイニングテーブルで勉強するには、それぞれメリット・デメリットがあります。

  • 家事などをしながら、子どもの勉強を見るなどコミュニケーションを図ることができる
  • 親がそばにいることで、子どもが安心して学習に取り組むことができる
  • 子どもの勉強の進み具合など把握しやすい

一方で、こんなデメリットも。

  • ダイニングテーブルの高さ・イスが、子どもの身長に合わない
  • ダイニングテーブルの照明が、勉強用ではないため、目を悪くする
  • 子どもの教科書などが散らかるため、リビングダイニングが片付かない

これらのデメリットを1つ1つ、解決していきましょう。

 

■ポイント1:子どもの成長に合わせて、イスを用意しよう

ダイニングテーブルの高さは約70cmほどあり、子どもにとっては高すぎます。

また、ダイニングのイスも大人サイズで設計されていますので、子どもの足では床から浮いてしまい、姿勢などに問題が生じます。

では、どのように解決しましょう?

答えはズバリ! 子どものイスを工夫することです。

家具屋さんには年齢や成長に合わせて、座る面の高さや足置き場の高さが調整できる優秀なイスがあります。

トリップトラップチェア

たとえば、こちらの北欧ブランド「ストッケ」のトリップ トラップチェアは、オプションをつければ赤ちゃんの時から大人まで使えます。

どんどん大きくなる子どもの身長にも対応でき、買い替えなどのごみを増やさない地球に優しいイスですね。

 

■ポイント2:デスクライトで、子どもの視力を守る

ダイニングの照明は、食事をするための明るさに設計されています。

そのため、勉強するための明るさを確保されていない場合が多く、ダイニングで勉強することで、視力の低下を招いてしまうことも。

子どもの視力を守るためにも、勉強用に、目が疲れにくい専用の照明を用意しましょう。

勉強用照明

たとえばこちらの「コイズミファニテック株式会社」のLEDライトは、簡単に取り付けられるだけでなく、集中しやすい色温度や、長時間でも目が疲れにくいよう反射光、光のばらつき、明るさなどを適正に保ってくれます。

 

■ポイント3:出しっぱなしでも食事ができる、伸縮タイプのテーブル

ダイニングテーブルで勉強すると、教材などが散乱しテーブルが狭くなります。

食事のたびに片づけるとなると、親子ともにストレスになりますよね?

そこで、少し大き目なダイニングテーブルを買いましょう。

4人~5人家族であれば幅2,000mm×奥行750mm程度のサイズを用意します。

このサイズがあれば、教材などを少し横に置いたままでも食事ができます。

ダイニングテーブル

「イデー」から出ているエクステンションテーブルなど、用途に応じて幅が1,400mmから2,200mmまで変わるおしゃれなテーブルもありますので、チェックしてみてください。

 

いかがでしたか?

せっかくのリビング学習も、勉強に最適な環境でなければ、子どもの健康を害してしまう場合も。

今日ご紹介した、3つのポイントを参考に、自分スタイルのリビング学習に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

【参考】

トリップトラップチェア/ストッケ

勉強用照明 – コイズミファニテック株式会社

エクステンションテーブル – 株式会社IDEE

どうして必要?本当に必要?「子ども部屋」が子どもに与える影響とは

春から新学期ですね。

小学校入学や中学入学をきっかけに、そろそろ「子ども部屋を用意してあげたい」と思う親は多いようです。

しかし一方で、「リビング学習のすすめ」など、巷では「子ども部屋不要論」もささやかれています。

子ども部屋って、ほんとうに必要なのでしょうか?

今回は、たくさんのデータから「子ども部屋の必要性」を考えてみたいと思います。

 

■70%の親は、小学生から子ども部屋が必要と考えている!!

あなたは、いつから「子ども部屋は必要」だと思いますか?

子ども部屋必要

マイナビニュースが2013年にファミリー世代を対象に行ったアンケートでは、81.2%の親が、「子ども部屋は必要」と答えています。

また、「いつから子ども部屋は必要か?」という問いには、小学生(低学年~高学年)からが69.7%で圧倒的に多く、次いで中学生の20%と続きます。

小学校低学年と答えた人は、「学校の勉強が始まるので子ども部屋を用意したい」と考えているようです。

子ども部屋はいつから必要だと思うか

また、教科書やランドセルなど“自分の持ち物”ができるこの時期から、専用の部屋を持たせ、物の管理や自立心を養わせたいと考えている人もいるようです。

 

■小学生の勉強場所は「リビングダイニング」が過半数

「勉強や宿題のために子ども部屋を用意してあげたい」と思う親が多い現状ですが、実際に子どもたちは、どこで勉強しているのでしょうか?

「東京ガス都市生活研究所」が自分の部屋を持っている小学生から高校生までの子どもたちに行った調査では、以下のグラフのような結果が出ています。

子どもの勉強場所

小学生では約70%、中学生でも約40%の子どもが、実際に勉強している場所としてリビングダイニングをあげています。

どこでくつろぐ

また「どこの部屋がくつろぐか?」というアンケートでは、子どもの約60%~90%がリビングダイニングと答えています。

大半の子どもたちは、自分の部屋があっても、リビングダイニングで勉強したり、くつろぐことが好きなようです。

 

■「一人になれる場所」「寝室」としての子ども部屋

多くの子ども達にとって、勉強をするのも、くつろぐのも、リビングダイニング。

では、子どもにとって「子ども部屋」はどのような存在なのでしょうか?

自分の部屋があって良かったこと

同じく「東京ガス都市生活研究所」の調べでは、自分の部屋があって良かったことの問いに対して「一人になれる場所がある」「親に見られずに好きなことができる」と答えています。

この傾向は学齢が高くなるほど強く、子ども部屋によって、子どもの大切なプライバシーが守られているように思えます。

また、「誰と一緒に就寝したいか?」という問いには、小学校低学年では約70%の子どもたちが「母親」と答えていますが、高校生では約70%以上の子どもが一人で就寝することを希望しています。

子ども部屋は、自立心の形成に役立っているようです。

 

いかがでしたか?

たくさんの調査結果から見えてきたのは「大学受験期を除く大半の子どもたちは、自分の部屋でなく、リビングダイニングでくつろぎ、勉強している」ということです。

“勉強部屋”としての子ども部屋は、学齢が低いうちは必ずしも必要ではないよう。

しかし、一人になれる場所、寝室として子ども部屋は重要な意味を持っており、また学齢の高い子どもたちには、集中して勉強する場所として必要なようですね。

 

【参考】

子ども部屋に関するアンケート – マイナビニュース

子どもが勉強を行う時間が長い場所 – 東京ガス都市生活研究所

主にどこの部屋で行うか – 東京ガス都市生活研究所

自分の部屋があって良かった点 – 東京ガス都市生活研究所

もしマイホームが欠陥住宅だったら…いざという時に知っておきたい「保険制度」

やっと買った、念願のマイホーム。

新築であれ、中古であれ、リノベ住宅であれ、マイホームというのは大きな買い物ですから、欠陥住宅には出会いたくないものですよね。

しかし一方で、住宅紛争機関によせられた住宅相談は、2014年度は2万6,000件を超え、年々増加の一途をたどっています。

相談件数の推移

相談の内容は、雨漏り・変形・はがれなど、すでに住宅に不具合が発生しているものが6割を超えています。

では、実際にトラブルに遭ったら、どう対応したらよいのでしょうか?

 

■「新築住宅」の欠陥(瑕疵)は、10年間補償されます

新築住宅を供給する事業者は、構造部分と雨漏りに対する欠陥(瑕疵)について、10年間責任を負うことになっています。

また、その責任を確実に履行するため、「保険への加入」、または「保証金の供託」をするよう、法律で義務付けられています。

これにより、新築住宅は、引き渡しから10年以内の欠陥については、保険金や保証金で修理費用をカバーしてもらえます。

 

■中古住宅やリフォームは、「欠陥(瑕疵)の責任」が約束されていません

一方、注意しなくてはならないのが、中古住宅や、リノベ住宅です。

中古住宅では、売り主が個人である場合は欠陥(瑕疵)の責任を負わないことが多く、また売り主が不動産会社(宅建業者)の場合でも、欠陥の保証は一般的に「2年間」とされています。

保証期間

そのため、中古住宅を購入する際には、不具合や欠陥がないかを、きちんとチェックすることが重要になってきます。

「ホームインスペクション(住宅検査)」を依頼して、不具合や欠陥がないかを事前に確認するといった事例も増えてきていますが、この住宅検査で欠陥が見つかるとは限りません。

リフォーム工事については、リフォーム事業者との契約内容などの取り決めによって、欠陥があった場合の責任や保証が決められています。

ただし、リフォーム工事による欠陥や不具合であることを明確にすることは難しく、欠陥の補修に対して新たな追加工事を請求されてしまうこともあるんです。

 

■中古住宅やリフォーム工事の欠陥は、保険で解決できます!

このような、中古住宅やリフォーム時の欠陥やトラブルに対処するため、中古住宅では「既存住宅売買瑕疵(かし)保険」、リフォームの場合は「リフォーム瑕疵(かし)保険」という制度が創設されました。

中古住宅の売り主やリフォーム事業者が、これらの保険に加入していれば最長「5年間」、欠陥や補修等の費用が保険でカバーされることになっています。

また保険の引受けにあたり、専門家による検査が実施されるため、住宅の品質が確認できるというメリットもあります。

しかし、「既存住宅売買瑕疵保険」、「リフォーム瑕疵保険」は法律で決められた義務ではなく任意の加入制度であるため、中古物件やリフォーム事業者を選ぶ際、これらの保険への加入の有無が重要なポイントになってきます。

 

■念願のマイホームに欠陥が見つかったら?

新築住宅は、お引き渡しから10年以内の欠陥については、保険金でカバーしてもらえます。

しかし中古住宅やリフォームの場合は、必ずしも欠陥(瑕疵)の責任が約束されていません。

万一の時に慌てないためにも、中古住宅購入やリフォームの際には、契約書の内容により保証の範囲を細かくチェックするとともに、保険加入の有無についても確認しましょう。

また、なるべく早い段階で専門家に相談することも大切です。

住宅リフォーム・紛争処理支援センターでは、住まいに対する電話相談(すまいるダイアル0570‐016‐100)を無料で受け付けています。

もし、念願のマイホームに欠陥が見つかったら……相談してみることも1つの手ですよ。

 

【参考】

住まいるダイヤル – 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター

一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会

既存住宅かし保険 – 株式会社日本住宅保証検査機構

「中古住宅・リフォームトータルプラン」の策定について – 国土交通省

「シックハウス症候群」にならないための家選びとは?

寝る時間も含め、毎日たくさんの時間を過ごす住宅。

でも、住まい方によっては、シックハウス症候群やアレルギーなど深刻な病気を引き起こしてしまいます。

今日は、健康に子育てをするうえで欠かせない住宅アイテムについてご紹介していきましょう!

 

■ほんとうに怖い……「シックハウス症候群」とは

新築やリフォームした住宅において、壁・床などの接着剤や、建材・塗料などから放出される化学物質が原因となり起こる健康障害を、総称して「シックハウス症候群」といいます。

ホルムアルデヒドや、揮発性物質(VOC)などの化学物質が、めまいや吐き気、頭痛や皮膚疾患・のどの痛みや鼻の障害などを引き起こします。

患者数

「国民生活センター」によると、原因物質を含んだ建材の普及と、住宅の気密性が高まった平成8年(1996年)ごろから症状を訴える人が急増。

その後、建築基準法の改正や建材の規制・品確法の制定などさまざまな法規制がされましたが、いまだ相談件数は横ばいで減っていません。

これは、法規制が新建材や新素材への対応に追いついていないことを表しています。

 

■原因は住宅の高気密化・高断熱化

「シックハウス症候群」というと、建材からの化学物質だけが原因と思いがちですが、そうではありません。

カーテンやじゅうたん、家具などから揮発する化学物質や、衣類や日常生活用品、ダニやカビなど、様々なものによる“室内空気汚染”が原因になっています。

また、住宅の高気密・高断熱化により、省エネで住みやすい住宅が実現する反面、自然換気不足による室内空気汚染や、高湿度でダニやカビの温床となる結露を起こしやすくなっています。

シックハウス被害情報 性別 年代

「国民生活センター」によると、シックハウス症候群の発症年齢は30代〜40代の、しかも女性に圧倒的に多いのです。

また、ダニやカビなどが原因となるアレルギー疾患はすべての年代で発症しますが、小児に多いとの報告があります。

 

■今すぐできる!!シックハウス対策と健康住宅のマストアイテム

「厚生労働科学研究所」によると、1980年代に欧米で問題になった「シックハウスビル(高気密・高断熱ビルにおけるシックハウス) 症候群」では、発生原因の53%が不適切な換気にありました。

現在の日本の住宅も、高気密・高断熱化が進み1980年代のシックビルと似た環境にあると言えます。

シックビル原因グラフ

グラフからわかるように、シックハウス症候群の予防や軽減には、部屋の換気が1番大切だということ。

リビングや寝室など、長時間滞在する部屋は、5分から10分の換気を1日2〜3回行うだけでもシックハウス対策に効果があります。

また、これから中古住宅を購入される方は、改正建築基準法により24時間換気が義務付けられた、平成15年7月確認済み以降の建物を購入しましょう。

スイッチを入れておけば、家中の空気が2時間で入れ替わります。

また、24時間換気は結露を防ぎ、カビやダニを防ぐこともできます。この24時間換気設備は、いまでは健康住宅には欠かせないマストアイテムとなっています。

 

20年前以上から問題にされているシックハウス症候群ですが、国の様々な法規制にもかかわらず、新建材や家具・日用品などによりいまだ解決していないのが現状です。

しかし、私たちの「こまめに換気をする」ことにより、シックハウスの大部分は解決してしまうのも事実です。

住宅を手に入れたら終わりではなく、その後も少しの手間をかけ、快適で健康な住環境を保っていくことが大切ですよ。

 

【参考】

シックハウスに関する相談件数 – 日本VOC測定協会

シックハウス年代性別患者数 – 国民生活センター(PDF)

シックビル症候群の原因調査 – 厚生労働科学研究所(PDF)

COLLINO一級建築士事務所 お問い合わせ

COLLINO一級建築士事務所

03-6806-2633

東京都足立区小台1-21-1

営業時間
平日・土日
10:00~20:00
定休日
祝日

事務所概要

モバイルサイト

しかまのりこ COLLINO一級建築士事務所モバイルサイトQRコード

しかまのりこ COLLINO一級建築士事務所モバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!

  • 0000515831.jpg
  • 0000515832.jpg
  • 0000516075.jpg
  • 自分で行う内覧会.com 一級建築士が電話でサポート
  • COLLINO一級建築士事務所 Twitterこちらから
  • 0000373447.png
  • 0000347913.png
  • 0000355088.png
  • 0000508090.jpg
  • 0000382493.jpg
  • COLLINO一級建築士事務所 ビジネスパートナー募集