COLLINO一級建築士事務所

~間取りから模様替え・インテリアまで~女性一級建築士が、住まいをトータルでサポート!

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狭い部屋を広くするテクニック

家が狭いと、困っていませんか?

でもよく考えてみてください。

引越し当初から、すでに狭かったですか?

 

家が狭いのは、じつは間違った家具配置や、間違った家具選択、動線のせいだったりするんです。

 

ですから、

家具を見直して、動線を整理すれば

自然と、暮らしやすい住まいに戻ります。

今回は、いまのお部屋を広く使いやすくする!
お部屋の模様替え方法について、相談実例を使ってお話しいたします。
 

① 人の動く「動線」には、家具を置かない

ビフォー間取り図_コピー 

ご相談にいらしたAさんは、40代女性、家族構成は、ご夫婦と中学生の息子さんがいらっしゃいます。
家の間取りは、LDK+和室・洋室・寝室の4LDK。
都心に近い、木造3階建て/築15年の戸建て住宅です。
 
「リビングダイニングが狭いので何とかしたい!」という、お悩みでした。
 
都心の戸建て住宅は、土地が狭小になりやすく、そのため、各階の面積が小さくなりがちです。
 
Aさんのご自宅も例外ではなく、
2階リビングが小さく、また約2.45m×5.25mと細長いため、たいへん使いにくい形をしています。
 
ビフォー動線の説明_コピー

LD間取り図を見てください。
 
赤の矢印で示したものは、人が動く「動線」です。
この動線ですが、動線同士がぶつかったり、またはなにか障害物が置いてあると、当然ですが不便です。
そして、お部屋の印象を、実際以上に狭くします。
 
階段からリビングダイニングへ、またリビングダイニングから階段へ移動する赤い動線に、1人掛けチェアやマガジンラックがぶつかります。
こちらを通る際は、常に1人掛けチェアをダイニングテーブルにしまわないといけないため、とても不便です。
またマガジンラックを移動しても、1人掛けチェアとキッチン壁が近いため、たいへん窮屈です。
 
 

②出窓には、物を置かない

 
出窓の部分に、物を置いているご家庭も多いと思います。
 
しかし、出窓は外壁から飛び出して取り付けられているため、外気温の影響をまともに受けます。
そのため寒い日は、室内側に結露を起こします。
 
結露水はガラスを伝わり、サッシ枠にたまり、ダニ・カビの発生源となります。
出窓に物を置けば、この結露の被害を受けます。
 
出窓の結露は、サッシを断熱性能の高いものに交換しないと、完全には防げません。
しかし、少しでも軽くするためには、出窓の手前に断熱カーテンまたは内窓(2重サッシ)をつけ、ガラス面に暖かく湿った空気が触れるのを防ぐのが効果的です。
 
ビフォー空間の説明_コピー

LD間取り図を見てください。
 
こちらのケースでは、赤○で示した出窓の部分に物を置いています。
結露の被害はもちろんですが、出窓の手前には家具もあり、物を取り出しにくい状況でもあります。
 
 

③収納量の多い家具を、配置する

 
収納家具の選択を間違えると、面積ばかりとられて、思ったような収納量を確保できません。
収納量が足りないと、物がうまく片付けられません。

 
ビフォー収納の説明①_コピー

LD間取り図を見てください。
 
リビングチェストやシェルフなどの収納家具を、きちんと壁に配して並べられていらっしゃいます。
しかし、どの収納も窓に向かって配置しているため、背の低い収納家具になっています。
そのため、設置面積をしめているのに、十分な収納量が確保できていない状況です。


 ビフォー収納の説明②_コピー

また、こちらの緑○で示した家具は、壁に向かって配置しているため、背の高い棚を置くことができています。
しかし、幅が57㎝と狭いため、おなじく、十分な収納量が確保できていません。
 
 

④お部屋の動線を確認し、家具の種類・配置を見直そう

 
こちらのお部屋は、形が細長く、また窓や動線など、家具を置きにくい間取りが、狭さの原因になっていました。そこで家具の種類・配置を見直し、問題点を改善してみました。
 
・背の低いこまごました収納家具は、高さのある収納にまとめ、空間をスッキリさせる。
・ダイニングテーブルは、壁際に寄せ、スムーズな動線を確保する。
・神棚下の収納家具は、背の高いものを用意し、収納量を確保する。
・テレビは位置を変え、高さがミドルタイプのAVボード上に設置。
・出窓に置いてあったものは、別の収納に動かし、またカーテンは分割して取り付け、断熱効果を高め、結露を軽くする。
 
ビフォー真上から_コピー
ビフォー
アフター真上から_コピー
アフター

ビフォーアフターのようすです。
お部屋がスッキリ広く、使いやすくなりました。
 
 
いかがでしたか?
 
今のお部屋が狭いと感じる人は、動線や、家具の種類・配置を見直してみてください。
いままであきらめていたお部屋の可能性に、気づくことができますよ。
 
(しかまのりこ)
 
 

 

2019年02月20日 19:22
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