COLLINO一級建築士事務所

~間取りから模様替え・インテリアまで~女性一級建築士が、住まいをトータルでサポート!

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片付けてもすぐリバウンド。「リビング崩壊」の意外な原因と対処法

結婚して子どもが生まれると、物がとても増えます。そして、それまでは片付け上手であった人もリビングが散らかり放題になり、くつろぐ場としてのリビングが機能しなくなります。この状態を“リビング崩壊”と呼んでいます。家の間取りや模様替え相談を業務として行うなかで、このリビング崩壊に至っている人は多く、特に共働きの子育て世代に至っては深刻な問題です。この“リビング崩壊”の原因と対策方法を3回にわたってお話ししたいと思います。
 

・“リビング崩壊”になる危険度をチェック!


このリビング崩壊ですが、小学生までのお子様がいるご家庭ではだれでも陥る可能性があります。
その原因として、小学生までのお子様の場合、リビングで宿題や着がえを済ましてしまうご家庭が多く、自然とリビングに物がふえてしまうからです。しかし、それ以外にも生活スタイルなど多くの原因があります。
まずはじめに、自分が“リビング崩壊”に陥りやすいか、チェックリストで確認してみましょう。
 
【 あなたはいくつ当てはまる?リビング崩壊危険度チェックリスト 】
(収納力)
  • キッチンカウンターの上に、時計やマスクなど小物を置いてしまう
  • ソファの上にバッグや上着を置いてしまう
  • 子どものおもちゃがリビングに散らかっている
  • ダイニングテーブルの上が物置になっている
(空間力)
  • インテリアや家具を衝動買いしやすい
  • いつか使うと思って使わずにとっている家具がある
  • 部屋の家具の高さがバラバラである
  • 洗濯機やトイレの上にデッドスペースがある
(動線力)
  • ベッドやソファなどがあり、庭やバルコニーへ出られない
  • ソファやテーブルに足をぶつけることが多い
  • 壁の給気口を閉めてしまうことが多い
  • 家具は部屋の真ん中に置くか壁に沿わせることが多い
 
上のチェックリストは、“リビング崩壊”に陥りやすいか?その危険度を「収納力」「空間力」「動線力」の3つのカテゴリーから分析するものです。それぞれのカテゴリーのうち1つでも当てはまるものがあれば、“リビング崩壊”に陥りやすい傾向があります。またどのカテゴリーにも2つ以上チェックがつけば、すでに“リビング崩壊”に陥っている可能性があります。これからお話しする“リビング崩壊”対処法を参考に、家具配置やライフスタイルを見直してみてください。
 

・収納の問題その1~キッチンカウンターなどに物を置いてしまう~
 

“リビング崩壊”の原因のひとつに、収納の問題があります。家を買うときや借りるとき、間取り図を見て収納が少ないと感じたことはありませんか?収納を増やしてしまえば、そのまま部屋の広さが狭くなるため、あえて収納をつくらないことが多いのです。そのため、収納が少ない住まいは多く、物が片づかない根本的な原因となっています。
また最近のキッチンの間取り設計で、圧倒的に増えたのが、オープンスタイルのキッチンです。料理中にもコミュニケーションがとりやすかったり、部屋が広く見えたりなどいいことずくめです。しかし、このオープンスタイルのキッチンについているキッチンカウンターは高さが1m、幅40㎝程度と、ちょうど物を置きやすい高さと大きさになっています。



また動線的に帰宅して、まっすぐ部屋に入って、いったん立ち止まり、物を脱ぎ着する、まさにその場所に設置されています。
そのため多くの人が、マスクやお財布、鍵や帽子や眼鏡など、ありとあらゆる身に着けていた小物をこのキッチンカウンターに置いてしまいます。ちなみに設計する立場としては、このキッチンカウンターにマスクや小物など、物を置くことは想定して造っていません。

また、キッチンカウンターに物を置かなかったとしても、そのそばのダイニングテーブルに物を置いてしまう方も多く存在します。その結果、ダイニングテーブルの上にはつねに物が散らかり、落ち着いて食事ができないなどの支障も生じます。
 
このキッチンカウンターやダイニングテーブルに物を置いてしまう動作はなかなか変えられないため、対処法としては「いかにきれいに物を置くか(収納するか)?」につきます。