40歳未満は「中古住宅×リノベ」がおトク!知らないと損する、補助金制度を総まとめ
30代は、初めてのマイホーム購入や子育て真最中でもある世代。
多くの出費がかさむ中でも特に負担が大きいものが、家賃や住宅ローンなどの住居費。
なんとか減らしたいですね。
今回は、中古住宅を購入するときのお得な補助金についてお話しします。
■中古住宅を壊して、新しい住宅に建て替えると「最大50万円」の補助金が!
国土交通省は8月「住宅ストック循環支援事業」を発表し、中古住宅を購入・リフォームした場合に、補助金を出す制度を秋の臨時国会に提出します。
補助金制度は大きく3つの制度で構成され、また40歳未満の若年層を対象にしたものと、年齢制限のないものとに分かれています。
年齢制限のない支援制度の1つが、「エコ住宅建替補助制度」です。
耐震化していない古い住宅を壊して、新しく省エネ住宅に建て替える場合、30万円の補助金が支給されます。
その住宅が行政庁の認定する長期優良住宅であれば、さらに20万円プラスされ、最大50万円の補助金が支給されます。
■年齢制限ナシ! エコリフォーム補助制度なら最大45万円の補助金!!
年齢制限のない支援制度の2つ目が、「エコリフォーム補助制度」です。
中古住宅を購入して、建物の省エネ・断熱リフォーム工事などをした場合は最大30万円の補助金が支給されます。
同時に地震に対する耐震リフォームも行えばさらに15万円プラスされ、最大45万円の補助金が支給されます。
■40歳未満なら最大65万円の補助金! インスペクション(調査)にも一律5万円の補助が
40歳未満の若年層を対象にした支援制度は、住宅診断や保険、耐震性の確保が必須条件になります。
具体的には、40歳未満の人が、自分が住むための中古住宅を購入してリフォームを行う場合は、まず住宅の劣化具合を専門家に調べてもらう「インスペクション(調査)」を実施しなければなりません。
インスペクションで指摘された不具合を修繕し、断熱性能の高い二重サッシを取り付けるなどのリフォームをして、安全でエコな住宅にします。
さらに住宅に不具合が出るなどの万が一の時、建物の修繕費用が保険でまかなえる既存住宅売買瑕疵(かし)保険に加入することで、50万円の補助金が支給されます。
耐震リフォームも同時に行えば、さらに15万円プラスされ、最大65万円の補助金が支給されます。
なお、インスペクション(調査)の費用も別途一律5万円支給されます。
住宅診断や保険、耐震性を確保した優良中古住宅の購入が、手厚い補助金により実現しやすい内容となっています。
■「住宅ストック循環支援事業」の予算は250億円、5万戸の利用が見込まれている
これらの補助金制度を盛り込んだ「住宅ストック循環支援事業」の予算は250億円、政府は5万戸の利用を見込んでいます。
9月中旬予定の臨時国会で内容を審議され、予算成立後、年内に実施される見通しです。
いかがでしたか?
新築志向が強く、欧米に比べまだまだ中古住宅の市場が低い日本。しかし、中古住宅に限った補助金制度も多くあります。
充実した補助金制度を有効に使って、質の良い中古住宅購入を実現してみませんか?
【参考】