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マストチェック!現役検査員が教える「欠陥住宅を防ぐ」3つのポイント

金利も安い今、そろそろマイホームを購入したいと思っている人は多いのではないでしょうか?

 

しかし「欠陥住宅は怖いし……」と思うと、思わずマイホーム購入を足踏みしてしまいますよね。

でも意外と簡単なことで、欠陥住宅は防げるって知っていましたか?

今回は、「必ず成功する欠陥住宅を防ぐ裏ワザ」について、建築現場を基礎から完成まで検査する筆者がお伝えいたします。

 

■そもそも欠陥住宅の定義とは? 増えているの? 減っているの?

欠陥住宅とは、一般的に「建築基準法や関連法規を満たしていない住宅」や「契約設計図書通りに建てられていない住宅」「安全性や使用性・快適性などの観点から通常の生活に支障を来たす住宅」などのことを言います。

 

平成21年10月にスタートした「住宅かし担保履行法」により、建築工事中に第三者の検査員が住宅検査をすることが義務付けられました。

この検査が義務付けられたにもかかわらず、欠陥住宅は減少していません。

また法律や検査の対象ではありませんが、トイレがうまく流れない、断熱材がきちんと入っていなくて結露する・寒い、水の出が悪いなど、使用性や快適性から生活に支障をきたす欠陥も増えています。

 

公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」によると、同センターの住まいるダイヤルに寄せられる住宅のトラブルに関する相談は、年々増加しています。

では、我が家を欠陥住宅にしないためにはどうすればよいのでしょうか?

 

■ポイント1:実力のある営業マンを選ぶ

有名な建築家や工務店、大手ハウスメーカーを選ぶなど、漠然と考えている人も多いと思います。

 

しかし、どんな住宅でも担当する営業マンの実力がなければ家づくりは成功しません。

実力のある営業マンは、家づくりに精通していて豊富な知識も持ち合わせています。

そして、施主の細かな要望なども設計士や現場監督・大工などの職人に伝えてくれます。

また、実力のある経験豊富な現場監督や設計士を家づくりの担当に選んでくれます。

家づくりのはじめの一歩は、まさに実力のある営業マンに出会うことから始まるといっても過言ではありません。

 

■ポイント2:経験豊富な現場監督に担当してもらう

現場の工程、材料の発注、職人の手配等を指揮する現場監督は、とても重要です。

経験や知識が豊富なベテラン現場監督でなければ、大工などの職人はなかなか言うことを聞いてくれませんし、家づくりはスムーズに進みません。

欠陥住宅を防ぐためには、現場を把握し適切なマネージメントを行うことができる有能な現場監督に担当してもらうことが大切です。

 

■ポイント3:実力のある職人を手配してもらう

いくら現場監督が優秀でも、指示通りに動いてくれる職人がいなくては、家づくりは成功しません。

 

実力のある職人は、現場がきれいに片付いていることが多いため仕事の段取りが良く、また欠陥となる施工ミスもしません。

しかし最近は高齢化が進み、経験豊かな実力のある大工や職人が不足しています。

欠陥住宅を防ぐためには、実力のある職人を手配してもらいましょう。

 



いかがでしたか?

欠陥住宅を防ぐためには、意外ですが担当営業マン、現場監督、職人の三者がとても大切になってきます。

また、こまめに現場に通って工事関係者とコミュニケーションをとることも必要です。

家を新築する機会には、参考にしてくださいね。

2017年01月19日 22:11