インテリア/家具レイアウトのCOLLINO

マンションや狭い間取りの、リビング学習/子ども部屋などにお困りの方へ
書籍『家具配置のルール』著者/各種メディア出演/記事執筆多数の
しかまのりこ(模様替え作家/一級建築士)がインテリア~家具レイアウトをサポートします!

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10畳LDKのインテリア“KARE”

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ドイツ発祥のインテリアブランド『KARE』をご存知でしょうか。ホームページによると、デザイン性は然ることながら、インテリアでは珍しく商品の豊富さが売りのブランドです。
 
今回は、その『KARE』でインテリアを纏めたいと当事務所へご相談に来られたお客様への家具配置プラン実例をご紹介させて頂きます。
都内3LDK62㎡のマンションにお住まいで、夫・妻・3歳長男の3人家族で生活されており、『KARE』で纏めながらおしゃれなLDKをつくってほしいとご相談に来られました。
 
COLLINOでは、女性一級建築士・模様替え作家による家具配置プラン納品実績を基に、特に家具配置に関して悩みの多いマンション子育て世代に向けた住まいに関する情報を発信させて頂いております。よろしければ参考にしてみてください。
 
『KARE』のホームページをのぞいてみました。
自分の意思で生きよう!と、かっこいいコンセプトですね!
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いくつかパース図をご覧ください。ご家族3人で優雅な時間を過ごされているのが想像できますね。
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選んだ家具も見ていきましょう。
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ホームページにもあるように、『KARE』は本当に商品が豊富ですね!
ご自宅に訪問された方がインテリアに感動されるのが目に浮かびます。
 
如何でしたでしょうか。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月26日 21:36

あなたは四角テーブル派?丸テーブル派?3人家族の家具配置

01_あなたは四角テーブル派?丸テーブル派?
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
早速ですが、あなたは四角テーブル派ですか?丸テーブル派ですか?
今回は、当事務所へご相談に来られた、都内マンション住まいの子育て世代のお客様への家具配置プラン実例をもとに、四角テーブルを置いた場合、丸テーブルを置いた場合、それぞれどのようなイメージになるのか、解説させて頂きます。
 
COLLINOでは、女性一級建築士・模様替え作家による家具配置プラン納品実績を基に、特に家具配置に関して悩みの多いマンション子育て世代に向けた住まいに関する情報を発信させて頂いております。
 

今回のテーマ.3人家族(3LDK 62㎡)リビングダイニングへの家具配置

02_今回のテーマ
今回の客様は、都内3LDK62㎡のマンションで、夫・妻・3歳長男の3人家族で生活されている中、おしゃれなLDKをつくってほしいとご相談に来られました。
お客様自身、家具にもこだわりをお持ちで高級家具のKAREなどを置いていらっしゃり、おしゃれなLDKをとのご相談でしたので、四角テーブルと丸テーブルの2プランを提案させて頂きました。それぞれどのようなイメージに仕上がったか見ていきましょう。
 
03_四角テーブル派104_丸テーブル派1まず動線を見てみましょう。
四角テーブルでは直角に曲がる動線である一方、丸テーブルでは緩やかな動線になるのがお分かりでしょうか?

05_四角テーブル派206_丸テーブル派2
やはり四角テーブルは壁付けもしやすく、オーソドックスで失敗がないのでは?と思います。一方、丸テーブルは空間にも丸みが出ておしゃれな空間を演出出来ます。

07_四角テーブル派308_丸テーブル派3四角テーブルはご家族で向き合いながら食事ができますね。
丸テーブルでは横並びになりながらカフェにいる感覚でお食事を楽しむことが出来るのではないでしょうか。
 
ちなみにこのご家庭では、家族の会話を増やしたいとの方針から、あえてリビングダイニングにテレビを配置しませんでした。やはり家族の会話は大切ですよね。
 
09_次回のテーマ
次回は、この事例の続編として、『3人家族(3LDK 62㎡)将来もう1人子どもをつくりたい場合の家具配置4人家族(4LDK 85㎡)』を解説させて頂きます。
 
如何でしたか。『あなたは四角テーブル派?丸テーブル派?_3人家族(4LDK 62㎡)の家具配置』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月18日 22:33

4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間③

01_4人家族(4LDK 85㎡)~その2~
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
前々回記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間①』と、前回記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間②』の続きです。
 

今回のテーマ.リビングと繋がりのある『洋1』を家族で共用する

02_今回のテーマ
今回ご相談に来られたお客様は、都内4LDK85㎡マンションをご購入され、夫・妻・長女・長男の4人家族で暮らす中、快適な空間をつくってほしいとのご依頼でした。
洋室2~4は、夫婦の寝室や子ども部屋として、それぞれでインテリアを考えたいとのことでしたが、LDKと洋室1で、家族の大切な時間を共有する快適な空間をつくりたいとのご要望でした。
前々回記事及び前回記事では、リビングと繋がりのある『洋1』をつくる、とのテーマのもと、一人掛けソファを提案しましたが、提案したプランで具体的なイメージが湧いたようで、やはり家族で共用したいとのご要望を頂きました。
 

全体図

03_全体図
こちらが先生の手掛けた全体図です。どのようなポイントにこだわってプランをつくったのか見てみましょう。
 

ポイント7.リビングとつながる家族の共用空間をつくろう!

04_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(1/4)
今回のご要望である、『LDKと洋室1での家族の大切の時間の共有、洋室1を家族で共用したい』を叶えるために、前回プランでは、洋室1に、一人掛けソファの代わりを配置し、お一人のくつろぎ空間をつくりましたが、今回プランでは、サブソファを配置し、家族の共用空間を提案させて頂きました。
05_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(2/4)
メインソファ及びサブソファのどちらに座られても、ご家族と同じ空間にいながら、各々の時間を楽しむことが出来ます。
06_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(3/4)
今回はLDKと洋室1のつながりがテーマでしたので、もちろんサブソファからも、ダイニングテーブル、メインソファの様子を感じ取ることも出来ます。
07_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(4/4)
また、あえてサブソファに移動式のオッドマンを配置しました。ソファに座りながら足を延ばせる他、メインソファ側につけることで、来客時やご家族がメインソファに集まることも出来ます。
 
さて、『4人家族(4LDK 85㎡)』でのプラン提案のまとめです。
08_今回迄のまとめ
前々回記事前回記事もよろしければご参考にしてみてください。
 
如何でしたか。当事務所へのご相談をもとに、『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間③』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。


 
2023年08月16日 16:46

4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間②

01_4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間②
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
前回の記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間』の続きです。
 

今回のテーマ.リビングと繋がりのある『洋1』をつくる

今回のテーマ
今回ご相談に来られたお客様は、都内4LDK85㎡マンションをご購入され、夫・妻・長女・長男の4人家族で暮らす中、快適な空間をつくってほしいとのご依頼でした。
洋室2~4は、夫婦の寝室や子ども部屋として、それぞれでインテリアを考えたいとのことでしたが、LDKと洋室1で、家族の大切な時間を共有する快適な空間をつくりたいとのご要望でした。
 

全体図

全体図
こちらが先生の手掛けた全体図です。どのようなポイントにこだわってプランをつくったのか見てみましょう。
 

ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!
04_ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!(1/3)


今回のご要望である、『LDKと洋室1での家族の大切の時間の共有』を叶えるために、洋室1に、一人掛けソファを配置しました。間仕切り扉を開けることで、ご家族と同じ空間にいながら、読書などご自分の時間を楽しむことが出来ます。

05_ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!(2/3)

一人掛けソファからはダイニングソファやダイニングテーブルが目に入りますので、一人の空間を楽しみながらもご家族の様子を感じ取ることが出来ます。

06_ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!(3/3)

また、一人で集中したいなどといった際は、間仕切り扉を閉めることで、こもることも出来ます。来客時に余計なものを見られたくないといった際にも間仕切り扉を閉めると良いかもしれませんね。
 

ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!
07_ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!(1/3)


ご家族とつながる空間をつくっても、収納は空間ごとに分けることをおススメします。といいますのも、前回の記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間』の『ポイント2.空間分けをしよう!』でも解説しておりますが、機能ごとの空間分けと、各空間事の収納の確保はとても重要です。

08_ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!(2/3)

また、壁面には造り付け収納家具をおススメしています。

09_ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!(3/3)


数十万円程度と通常の収納家具より効果なものになりますが、あなたの間取りを採寸してジャストサイズの収納家具をつくってくれますし、収納量もかなり確保出来ます。当然お値段なりの価値があるものですし、変に収納家具を買ってしまい失敗して何度か買い替えするよりは、最初から間取りに合わせた造り付け収納家具をつくってあげた方がトータルしてお財布にやさしいかもしれません。
 
如何でしたか。当事務所へのご相談をもとに、『4人家族(4LDK 85㎡)のリビングとのつながり空間』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月13日 21:22

4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間①

01_4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間①
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
都内マンションでの生活は、通勤や娯楽へのアクセスがよくとても便利ではありますが、その反面ご自宅の中はどうしても限られた空間になってしまうため、家具配置などのインテリアに悩む方は多くいらっしゃいます。まして子育て世代ともなると、お子様のリビング学習スペース、子ども部屋などの環境を整えてあげると、狭く感じる、なんか居心地が悪い、どうしてもものが散らかってしまうなど、当事務所にご相談に来られる方が後を絶ちません。
今回は、女性一級建築士で家具の選定~配置などのインテリアを手掛けるCOLLINOより、
都内4LDK85㎡マンションに4人家族でお住いのお客様の家具配置プラン実例をもとに、快適なリビングダイニング空間の作り方として、重要なポイントを解説させて頂きます。
 
今回のテーマ.快適なリビングダイニング空間をつくる
今回のテーマ
今回ご相談に来られたお客様は、都内4LDK85㎡マンションをご購入され、夫・妻・長女・長男の4人家族で暮らす、快適な空間をつくってほしいとのご依頼でした。
洋室2~4は、夫婦の寝室や子ども部屋として、それぞれでインテリアを考えたいとのことでしたが、LDKと洋室1で、家族の大切な時間を共有する快適な空間をつくりたいとのご要望でした。
 
全体図
全体図
こちらが先生の手掛けた全体図です。どのようなポイントにこだわってプランをつくったのか見てみましょう。
 
ポイント1.動線を確保しよう!
ポイント1.動線を確保しよう!
リビング扉からバルコニー、またリビングから各お部屋へ、などメインの動線をしっかり確保することが大切です。このメインの動線が曲がりくねってしまうと、移動としての生活動線だけでなく、掃除やお洗濯などの家事動線が悪くなってしまい、とてもストレスを感じる家具配置になってしまいます。
また、収納への動線もしっかり確保することも重要です。収納へ足が遠くと、どうしてもものを片付けるのがおっくうになり、散らかりやすいお部屋になってしまいます。
 
ポイント2.空間分けをしよう!
ポイント2.空間分けをしよう!
動線を確保したら、機能ごとに空間分けを行いましょう。今回は、食事やリビング学習を行うリビング空間、テレビや家族とゆっくりするダイニング空間、お子様のピアノや一人の読書を楽しむくつろぎ空間に分かれています。
また、各空間ごとに収納を確保しましょう。収納がバラバラに置かれていると、どうしても物が入り乱れ、片づけにくいし、ものを探しにくい空間になってしまいます。
 
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!(1/2)
お部屋の中心は、リビング扉を開けて最初に目につく空間です。ここに背の高い家具を置いてしまうとかなり圧迫感を受け、狭く感じる空間となってしまいます。
背の低いソファや、背もたれのないスツールを活用してみては如何でしょうか。
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!(2/2)
特にマンション子育て世代にはスツールはおススメです。過去の記事、『【マンション子育て世代必見】飽きの来ないおしゃれな家具を置こう』、もご覧になってみてください。
 
如何でしたか。当事務所へのご相談をもとに、『4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間実例』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。
2023年08月11日 18:17

統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の色編~

統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の色編~
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
前回は『統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の素材編~』ということで、建具や家具の素材、色調、風合いなどの合わせ方を解説させて頂きました。
素材による印象への影響も当然のことながら、色でも大きく印象が変わりますよね。
今回は、女性一級建築士で家具の選定~配置などのインテリアを手掛けるCOLLINOより、失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の色編~』を解説していきます。
 

今回のポイント.配色の方程式を意識したインテリア

今回のポイント.配色の方程式を意識したインテリア
突然ですが、フォーマルな会合に出席する際、どのような服装で挑みますか?
落ち着いた色のジャケットと白系のワイシャツに、男性であればネクタイ、女性であればネックレス、などが一般的で落ち着きがあり信頼感が生まれる服装ですよね。
実はこちら、配色の方程式、ベースカラー6:メインカラー3:アクセントカラー1が使われています。ジャケットにベースカラー、ワイシャツにメインカラー、ネクタイもしくはネックレスにアクセントカラーといった具合です。
この配色の方程式をインテリアにも活用することで、統一感が生まれ落ち着いた雰囲気を作り上げることができます。壁や床、大きな家具にはベースカラー6、そのベースカラーに対してカーテンやラグ、小さい家具にはメインカラー3、更に差し色として絵画やクッション、雑貨にアクセントカラーといった具合です。
この配色の方程式により、うるさくならずにスッキリまとまります。
 

サンプル1.白ベースにピンクのメインと、グリーンのアクセント

サンプル1.白ベースにピンクのメインと、グリーンのアクセント
こちらの部屋は壁と床が白のベースカラーで、メインカラーはペールピンクで、アクセントカラーはペールグリーンでまとめています。
 

サンプル2.白ベース・メインに、アースカラーのアクセント

サンプル2.白ベース・メインに、アースカラーのアクセント
こちらの部屋はベースカラーとメインカラーが白、アクセントカラーに植物のグリーンやブラウンを使っています。
 

サンプル3.白とグレーのベース・メインに、アースカラー・ブラックのアクセント

サンプル3.白とグレーのベース・メインに、アースカラー・ブラックのアクセント
こちらの部屋はベースカラー、メインカラーが白とグレー、アクセントカラーに植物のグリーンやブラウンを使っています。
 
如何でしたか。失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の色編~』を
解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月09日 20:10

【マンション子育て世代必見】飽きの来ないおしゃれな家具を置こう

【マンション子育て世代必見】飽きの来ないおしゃれな家具を置こう
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
マンション子育て世代は、どうしても広さに限りがある中で、快適な住まいづくり、お子様のリビング学習環境の整備など、何かと考えることが多いですよね。更には、何かおしゃれじゃない、面白みがない、飽きてしまう、自信をもってご友人を呼べないなど、インテリア的な悩みも多くあるかと思います。
今回は狭い間取りでも、比較的容易かつ安価に出来る、おしゃれな空間づくりの方法を一緒に考えていきたいと思います。
 

ポイント1.1つ置くだけで部屋がおしゃれになるデザイナーズ家具

ポイント1.1つ置くだけで部屋がおしゃれになるデザイナーズ家具
おしゃれじゃない、面白みがない、飽きてしまうなどの悩みは、やはりデザインに飽きてしまっていることにあると思います。ご家族だけで生活する分には快適さのみを追求すれば良いのですが、コロナもひと段落し、ご自身の友人やお子様のお友達など来客が少しずつ増えてくると、やはり少しおしゃれな空間を演出しておきたいですよね。
そこでお勧めしたいのが「デザイナーズ家具」です。こちらの図は、世界の著名な建築家やデザイナーによりデザインされたもので、どれももう100年近くにわたり愛され続けている家具です。やはりずっと見ていても飽きることがありません。更に、デザインだけでなく機能にもこだわっている点が大変魅力的です。世界的に有名な家具メーカーであるハーマンミラーやルイスポールセンは『問題解決のためにこそデザインはある、形態は機能に従う』といった理念のもと、デザイナーに家具を造ってもらっています。デザイナーズ家具は第一に機能、その次にデザイン、によって完成しているものなのです。こういった飽きの来ないデザイナーズ家具を一つお部屋に置くと、おしゃれな空間が出来てきますね。
 

ポイント2.おしゃれなダイニング~あえてデザインの違う椅子を置く~

ポイント2.おしゃれなダイニング~あえてデザインの違う椅子を置く~
とは言っても、機能もデザインも良いということは分かったけど、今ある家具をそう易々と買い替え出来ない、お金もかかってしまう、と思いますよね。
そこで、比較的手軽かつ安価におしゃれな空間をつくる方法としておすすめしたいのが、『あえてデザインの違う椅子を置く』です。家具の展示ルームに足を運ぶと、統一感があり整然とした空間に魅了されますが、実際買ってみるとなんかおしゃれじゃない、飽きてしまうなどと当事務所にご相談に来られるお客様も多くいらっしゃいます。そのような場合は1つだけデザイナーズ家具を置いてあげるなど、あなたの遊び心を入れてあげてください。もしくは、ご家族ごとにそれぞれデザインの違う椅子を置いてあげるのもおススメです。様々なデザイン、様々な座り心地を楽しむことも出来ます。
例えばこちらの写真のように、あえて家族それぞれデザインの違うものをダイニングに置くことで、とても個性的でおしゃれなダイニング空間になります。一度に買い替えなくても一つずつデザイナーズチェアを買い替えていくというのも楽しみが増えますよね。
 

ポイント3.おしゃれなダイニング~狭い部屋ではスツールも有効~

ポイント3.おしゃれなダイニング~狭い部屋ではスツールも有効~
狭いお部屋では、ダイニングチェアの代わりにスツールを置くことも賢い方法です。スツールは小さいため場所をとらないからです。またこちらの図にあります通り、スツールはダイニングチェアとしての活用は当然のこと、カバンの一時置き場、玄関の靴の着脱椅子、ソファのサイドテーブルとしても使用できるオールマイティな家具でもあります。一つあると便利ですよね。剣持勇さんのスツールをご紹介させて頂いておりますが、お値段もおおよそ2万円くらいと比較的手軽に購入できるのではないでしょうか。ちなみにこの剣持勇さん、実はヤクルトの容器をデザインした方でもあります。あんなに小さい容器なのに持ちやすいといった機能性も優れたデザインですよね。
 
如何でしたか。マンション子育て世代に向けて、おしゃれな空間づくりの方法を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月05日 12:26

【マンション子育て世代必見】狭い間取りの家具選びポイント

【マンション子育て世代必見】狭い間取りの家具選びポイント
こんにちは、模様替えアドバイザーの車田です。
 
都心で家を買うとなったら、皆さんは何を重視しますか?
予算、立地、流動性、子育て環境などを考えると、タワマン、マンションはとても魅力的ですよね。
では、家を買った後、家具を選ぶ際には何を重視しますか?
家を買うときはあまり意識しないのですが、タワマン、マンションは、窓が多くて家具を壁付できるスペースが少なかったり、そもそも間取りが狭かったりと、実は結構家具選びや家具レイアウトが難しいです。ただでさえ難しいのに、お子さまのリビング学習スペースをどうしよう、収納をどうしようなど、当事務所にご相談に来られるお客様が後を絶ちません。
 
そのような中、今回は狭い間取りではどのようなポイントに注意して家具を選べば良いのかを解説させて頂きます。
 

ポイント1.部屋の本当の広さを知る

ポイント1.部屋の本当の広さを知る
部屋が狭く動きにくいなど、不快に感じる原因で最も多いものが、「部屋の広さより大きめの家具を選んでいる」ということです。なぜ大き目の家具を選んでしまうのか?それは動線のことを忘れているからです。例えばこちらのリビング6畳、ダイニング5畳の間取りですが、実際には、下の図のように、緑で書いた動線があります。つまりこの動線の部分には家具は置けませんから、実際に家具の置ける広さは4.5畳・3畳程度になってしまいます。このことを考えずに「リビング6畳、ダイニング5畳」とおもって家具を選んでしまうと、部屋に対して大きい家具を選択することになり、部屋が狭くなってしまうのです。動線のことを考えた小さい家具選定をすることで、部屋が動きやすく快適になります。
 

ポイント2.膨張色の家具を選ぶ

ポイント2.膨張色の家具を選ぶ
こちらの左の図のように、間取りが狭いのに、黒やブラウンなどの暗く濃い色の家具を選んでしまうと、部屋は余計に狭く感じてしまいます。なぜなら、黒やブラウンなどの暗く濃い色は、収縮色といって部屋が引き締まり収縮して見えてしまうからです。ホテルでは、高級感、重厚感を演出するため、全体的に引き締まるよう暗く濃い色をつかっていますよね。
一方、部屋が狭い間取りの場合は、こちら右図のように、白やベージュなどの明るい色の家具を選ぶようにしましょう。白やベージュなどの明るい色は膨張色といって、部屋が膨らんで見えるため狭い間取りでも、より広く見えるようになります。こちらの図はまったく同じ大きさの家具を置いているのですが、色が変わるだけでこのように印象が変わるのがお分かりでしょうか。
 

ポイント3.機能を兼用した家具を選ぶ

ポイント3.機能を兼用した家具を選ぶ
たとえばこちらの間取り、リビングダイニングは8畳で隣接するお部屋が4畳の間取りですが、間取りが悪いため、動線スペースが多くなっています。先ほどもお話ししましたが、動線部分には家具が置けないため、このリビングダイニングで実際に家具が置ける場所は左手の4.5畳のスペースになります。そのため、ご相談者もこちらの図のように4.5畳にスペースにダイニングテーブルやソファを配置されて「狭くて動きづらい」と悩まれておりました。
こういった間取りが悪い場合はダイニングにはダイニングテーブル、リビングにはソファといった一般的な家具選定は避け、この二つの機能を一緒にした「ダイニングソファ」という家具を選ぶことをお勧めいたします。「ダイニングソファ」はソファのようにくつろぐことはもちろん、ダイニングのように食事もすることができます。このように間取りが悪くて部屋が狭くなっている場合は、機能を兼用した家具を選んで家具の数を減らすことが大切です。
 
如何でしたか。タワマン含むマンションなど、狭い間取り向けの家具選びのポイントを解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。
2023年07月30日 16:38

こたつをリビング学習に!子どもの成長に合わせた配置のアイデア

家具の位置を変えてリビングとダイニングをオープンに!

「リビング学習をしている子どもは、東大へ行く子が多い」という特集を組んだ雑誌や書籍。書店で見かけた経験、あると思います。
実際、メリットを感じてマイホーム購入時に学習コーナーをリビングにつくる家庭も多いようです。

リビングに学習コーナーがない、というご家庭も安心を。家具の配置を工夫すれば、現状のLDKにつくることができます。

 

リビングダイニングのクローズ型の家具配置

モデル図を使って、説明していきましょう。こちらは、マンションや戸建に見られる、12畳程度のリビングダイニングをモデルケースにした家具の配置図です。

くつろぐためのリビング空間と、食事を楽しむダイニング空間がソファで区切られているため、それぞれの空間が落ち着いて過ごせるセミクローズ型になっています。

しかし、リビング空間とダイニング空間を区切らず、オープン型につながっているほうが、家具などの障害物が少なく、視野が開けて広く感じることができます。

そこで、リビングとダイニングがつながるように、ソファの配置を少し変えてみます。

 

ソファを90度左に回転させた家具配置

ソファを90度左に回転させ、2人がけソファと1人がけカウチの左右の位置を変えて、上の図のようにしてみました。

家具の配置を変えたことで、リビングダイニングがオープンにつながり、広く移動がスムーズになりました。視線が抜けますから、リビングの奥の壁に飾った絵も映えます。

広くなったスペースは、子どもの遊び場スペースになりますから、リビング学習が始まる前の、子どもが小さい時期にもおすすめです。

 

足元あたたか!こたつでリビング学習スペースを

学習コーナーづくりで、おすすめしたいのがこたつです。

筆者の家でも、学校から帰った娘たちは、リビングのこたつで、仲よく、宿題やら読書をしていました。リビング全体のエアコン暖房をつけられるより、こたつで冷気をしのいでくれる方が、光熱費は断然お安く、家計も助かります。

また頭寒足熱であるため、暖かい空気が天井にたまりやすいエアコン暖房より、こたつのほうが足元が温かいため、勉強もはかどったようです。

最近は、昭和の家庭でよく見られた床に座って入るタイプではなく、イスに座って入るハイタイプのこたつが人気になっています。これを使えば、インテリアの統一感も壊さず、限られたスペースに学習コーナーがつくれます。

 

こたつを置くスペース
 

モデル図をもとに、説明しましょう。まず、ダイニングテーブルをキッチンに平行な向きに移動します。そして、幅や高さにあったこたつテーブルを購入し、上の3Dの点線で囲まれた位置(ダイニングテーブルと壁の間)に並べるように置きます。

選ぶこたつは、ひとり用こたつ。イスに座るハイタイプのものです。ハイタイプのひとり用こたつは、一般的なダイニングテーブルと、ほぼ同じ高さや幅でつくられています。また、高さを調節できるものもあるので、お持ちのダイニングテーブルに合わせることが可能です。

 

ダイニングテーブルとこたつを並べて、学習コーナーを

ひとり用のこたつを置く

80㎝角(市販価格市販価格2~3万円)、高さ68㎝のこたつをダイニングテーブルに並べて置いてみました。

こたつには、ダイニングで使用していた、高さの変えられる子どもチェアを置きます。ダイニングにはベンチ式のダイニングチェアを置くと、詰めて3~4人座れるので、子どもの友達が遊びに来たときも対応できます。

 

こたつを置いても狭くならない置き方

こちらは、モデル図を3D化したもの。こたつを置いても、リビングダイニングはそれほど狭くはなりません。背後のキッチンカウンター下収納に、文具などを収納すると、取り出しやすく、また片づけやすく便利です。

 

リビング学習を卒業したら、PCや読書のスペースに

子どもが、受験を見据え自分の部屋にこもって勉強するようになったら、リビング学習スペースは不要になります。

リビング学習スペースはなくしてしまってもよいですが、パソコンをしたり読書をするスペースとして残すのも、ひとつの方法です。


子どもが成長したら、ソファの位置を変えてもいい

その場合、リビングとダイニングをソファで区切る「セミクローズ型」家具配置に戻すことで、リビングもダイニングともに落ち着いた空間にすることができます。



いかがでしたか?
これから、冬本番を迎えます。
大掃除に合わせて、小さな子どもにも安全で、リビング学習にも最適な家具の配置に、トライしてみてはいかがでしょうか。

2021年12月15日 20:11

間取りで解説!今あるリビングダイニングに、快適なテレワークスペースをつくる

長期化するコロナ禍の生活により、自宅でテレワークする人が増えています。
しかし、いまの住まいは「テレワーク」を想定して間取りを設計されたものは少なく
結果として、リビングや寝室など、いまある間取りにテレワークスペースを設置する必要が出てきます。
では、どのようにすれば快適なテレワークスペースがつくれるのでしょうか?
今回は、いまあるリビングダイニングに快適なテレワークスペースをつくるポイントについてお話いたします。


テレワークスペースをつくるポイントは、動線・空間分け・収納の3つ
 

テレワークスペースなど、新たな機能をリビングに追加する場合、押さえるべきポイントは3つあります。
それは、動線・空間分け・収納。

つまり、動線を意識して、機能ごとに空間分けをして、それぞれの空間に収納をつくることです。

では、どのようにポイントをおさえていくといいのか?実際の事例で解説してきます。

 

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上の間取り図は3LDKマンションの15畳のLD。相談依頼者の家族構成は、共働きのご夫婦と小学校2年生の娘。

間取り図に青の矢印で表したものが、人が動く「動線」です。そして点線で分けているのが、リビングやダイニング空間などの「空間分け」です。

リビングには、大きめのファミリークローゼットがあり、またダイニングにはデッドスペースを生かしたダイニング収納も設置されています。

そのほかにも、チェストやTVボードなど、空間ごとに「収納」が設置されていることで、ものがほかの空間に散らかりにくく、片づけやすい部屋になっています。

この間取りの場合、空間分けをしたふたつの空間のうち、比較的スペースに余裕のあるダイニング空間に、テレワークスペースをつくるのがベスト。では、ダイニングテーブルの位置別に、3つのパターンを解説していきましょう。
 

CASE1.ダイニングテーブルを中心に置いた場合は、動線上の壁際に!
 

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空間分けしたダイニング空間の広さは、約8畳です。
この限られたダイニング空間の中にあらたにテレワークスペースをつくる場合、キーとなるのがダイニングテーブル。
ダイニングテーブルは、その大きさから、ダイニング空間でもっとも場所をとるからです。

そのため、ダイニングテーブルの位置をはじめに決めてから、余った場所にテレワークスペースをつくると、無理のない空間設計ができます。

まず、ダイニングテーブルをダイニング空間の中心に置いてみましょう。
ダイニング空間の中心に、ダイニングテーブルを置いた場合、テーブルの周りに上図のような動線ができます

 

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その動線上にテレワークスペースをつくりました。


 

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そして、テレワークスペースには、上図のように、必ずテレワーク専用の収納をつくります。
そうすれば、ダイニングテーブルなどのそのほかの空間に、テレワーク関連のものが散らばらず、片づけやすい部屋になります。

またパソコンでの作業なら、テーブルの奥行きは45㎝ほどでも足りますが、テーブルライトや書類を置くなどの作業となると、テーブルの奥行きは50㎝以上必要になります。

テーブルの幅は、ひとりで使用するなら幅100㎝もあれば十分です。もし、ふたりで使用するなら、テーブルの幅は160~200㎝程度必要になります。

 

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上図は、ふたりでテレワーク(またはリビング学習)できるように、幅200×奥行50㎝の大き目のテレワークテーブルを置いた様子です。


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横幅が2mあるので、ゆったり。作業がはかどります。

ダイニングへの動線はそのままに、快適なテレワークスペースが生まれました。



CASE2.ダイニングテーブルを窓際に置くと、2か所つくることが可能


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窓際にダイニングテーブルを置いた場合は、テーブルに平行に、壁側とソファ側に2本の動線ができます。

 

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上図は、この動線上にテレワークスペースをつくったケース。

機能的なテレワークスペースがふたつ生まれました。ダイニングチェアとテレワークチェアはそれぞれ置いていますが、兼用してもかまいません。

 

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つまり、テレワークするときは、上図のようにテレワークチェアとして使います。

 

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そして、食事をするときは、上図のようにダイニングチェアとして使います。
そうすることで、ものが増えすぎず、また機能的で動きやすいテレワークスペースになります。

 

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余計なものがないスッキリしたテレワークスペースになります。

 

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この配置で気をつけなくてはいけないことがひとつあります。

それは、ソファに沿ってテレワーク用のテーブルを配置する場合、テーブルの高さがソファの背の高さを越えないこと。ソファの背よりテーブルが高いと、テーブルに置いたものが、ソファへと転がってしまうからです。

通常のソファであれば心配はいりませんが、ローソファなどのタイプの場合は注意が必要です。

 

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それぞれが広々として、使いやすいテレワークスペースに。

テーブルの奥行きを50㎝とっておくと、リビング学習のスペースとしても使いやすくなります。
 

CASE3.ダイニングテーブルを壁際つければ、L字型ワークスペースができる

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壁際にダイニングテーブルを置いた場合は、L字型の動線ができます。

 

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この動線に沿って上図のように窓際に、L字型のテレワークスペースをつくることができます。

 

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窓際にテレワークスペースをつくるメリットは、テーブル作業面に自然光を採り入れられる点です。

 

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専用の収納は、デスクワゴンを使うか、またはコーナー部分に置くと、足元のジャマになりません。

空間が分かれ、また動線がスッキリしているので、広くて使いやすいです。

 

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窓からの自然光が、心地よい家具配置です。
 

いかがでしたか?
動線・空間分け・収納の3つを念頭に置けば、今の間取りにも機能的で使いやすいテレワークスペースがつくれます。
「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」(彩図社)でも詳しくご紹介しておりますので、よろしければそちらも参考にしてみてください。

2021年09月10日 20:31