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【マンション子育て世代必見】お子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウト

【マンション子育て世代必見】お子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウト
こんにちは、模様替えアドバイザーの車田です。
 
家具を選ぶ際、何を重視しますか?
用途、デザイン、サイズ、予算、機能、サービス(配送・組立・修理など)などを比較されると思います。本当にいろいろな種類があって悩んでしまいますが、決して安い買い物ではないので妥協せず選びたいところですよね。
 
さて今回はそんな家具選びで見落としがちな、でも結構重要な要素である、お子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウトを解説させて頂きたいと思います。
 

ポイント1.健康と家具の関係性

ポイント1.健康と家具の関係性
実は家具は、お子さまの健康に加えて、ご自身の美容・健康にも、結構関係しているとご存知でしたでしょうか。
わたしも調べてみてかなり驚いたのですが、体内への摂取物は圧倒的に『室内空気』の割合が大きく、一方で『室内空気』には家具を筆頭に、健康に影響を及ぼし得る様々な化学物質が発生しています。健康や飲み物に気を遣う方は多いのですが、意外と『室内空気』や『家具』は見落としがちではないでしょうか。
 

ポイント2.健康被害の少ない家具を選ぶ

ポイント2.健康被害の少ない家具を選ぶ
では、どのような対策を考えるべきでしょうか。
まず、健康被害が少ない、天然の木でできた無垢材の家具、を選ぶことが重要です。一般的な家具からは、家具を作る際に使用した接着剤などから人体に有害な化学物質が発散しています。そのため、お部屋の空気は汚染され、目がチカチカしたり、鼻水やアトピー・頭痛やめまいなどの健康被害を引き起こします。私自身も学生の頃カラーボックスに囲まれた生活をしていてなんか目がチカチカするなと思っていました。
無垢材とは木そのものを使った家具ですので、当然ながら接着剤などは使っておらず化学物質の心配もありません。また家具の表面に塗っている塗装もオイルフィニッシュといって植物由来の塗料を使っている場合が多く、こちらも化学物質の心配は不要です。そのため、家具を選ぶときは健康被害の少ない無垢材の家具がおススメです。
 

ポイント3.空気の流れに合わせて家具をレイアウトする

ポイント3.空気の流れに合わせて家具をレイアウトする
家具選びの他、平成15年以降新築の住宅には24時間換気が法律で義務付けられており、
給気口を加味した家具レイアウトを考えることも大切です。給気口は寒かったり暑かったりと閉じてしまう方が多くいらっしゃるのですが、空気の入れ替えによりカビの発生を抑えるなど、ご家族の健康を守ってくれるものですので、必ず開けておきましょう。
給気口の近くにはお子様の学習環境などを設置してあげてください。健康も然ることながら、常に新鮮な空気を取り入れることで頭がすっきりとしリビング学習の集中力アップも期待出来ます。
間違ってもペットのトイレや食べ物など臭いのあるものを置くのは控えてください。容赦なく部屋中に臭いが充満します。お子さまの友達が遊びに来た際、○○ちゃんのおうち何か臭い、と思われたくないですよね。
 
如何でしたか。今回はお子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウトを解説させて頂きました。目に見えないものですので意外と見落としがちですが、新しい家具を選ぶ際に参考にしてみてください。
 
 

(参考)わが家の換気を確認する方法

(参考)わが家の換気を確認する方法
最後にご参考まで、わが家の換気を確認する方法として、マンションや戸建て住宅で最も一般的な換気設備(第三種換気方式)についてご紹介いたします。
戦術の通り平成15年以降新築の住宅には、24時間換気が法律により義務付けられています。
マンションの場合は浴室に、戸建て住宅の場合は1階が洗面室または浴室、2階がトイレの場合に換気扇がついていることが多いです。新築図面がある場合は図面に「24時間換気」、スイッチ箇所に「24時間」などの記載があります。
寝室や子ども部屋・リビングの壁面に設置された給気口を確認してください。この給気口とは、外気の新鮮な空気を採り入れるものです。壁に給気口がない場合は、窓などに「空気の取り入れガラリ」がついている場合があります。
給気口が確認出来たら、給気口を空けて、先ほど確認した24時間換気扇のスイッチをいれれば、空気が流れ常時換気ができます。
24時間換気がない住宅の場合は、キッチンや浴室・トイレの換気扇を使うこともできます。その場合、換気経路が確保されているか確認しましょう。換気経路とはドアのアンダーカットや、ガラリ付きドアのことです。アンダーカットやガラリがない場合は、空気が流れないので、その場合は、ドアを開けっぱなしにして空気を流してあげましょう。

 
2023年08月01日 20:05