COLLINO一級建築士事務所

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住宅コラム

光熱費がかかりすぎる、雨漏り…。失敗間取りのNGポイント4つ

自宅を計画する際に、一番最初に悩むのが間取りだと思います。

「広くて明るいリビングがほしい」「家事のしやすい間取りにしたい」……、このように希望はつきないですね。

家を建ててから「失敗した!」「欠陥住宅では?」と後悔する住宅は、実は間取りが原因になっていることが多いのです。

今回は、筆者に寄せられる相談のなかで特に多い、「失敗間取り」についてのお話しです。

1.光熱費がかかりすぎの間取り

間取りのミスで多いのが「光熱費がかかりすぎる」間取りです。

「吹き抜け」「リビング内部の階段室」「出窓」は、そこに気積があるので、余計に光熱費がかかります。

光熱費

yamahide / PIXTA(ピクスタ)

「うちは高断熱だから、光熱費は、さほどかかりませんよ!」というメーカーの言葉を信じて、吹き抜けを造ったけれど、寒いし暑いしで困っているという声をよく聞きます。

また、モデルルームなどでよく見かける、階段室や廊下に面した「フリールーム」は、広々として憧れますが、空間を広く見せるためのものであって現実的ではありません。

間取り図1をご覧ください。

こちらは相談に持ち込まれた間取り図です。リビングに流行りのスケルトン階段が配置されています。

1階LDKは19畳、階段室の気積は4畳、それに隣接して2階フリースペースが5.5畳、廊下2畳がつながっています。

つまり1階LDK19畳を冷暖房するのに、実際には30.5畳分の冷暖房を行っているということになります。

エアコン

NAKA JUN. / PIXTA(ピクスタ)

実に11.5畳分もの光熱費が余計にかかることになります。

 

2.玄関ホールや廊下が広すぎる間取り

光熱費に続いて多いのが、「玄関ホールや廊下が広すぎる間取り」です。

玄関ホールは、ある程度の広さがないと家自体がみすぼらしく見えます。

玄関ホール

チンク / PIXTA(ピクスタ)

また廊下も、プライバシーの確保という点で最低限は必要です。

しかし、間取りによっては玄関を広く見せ、最低限必要な廊下の面積も変えられます。

こちらの図面はまったく同じ床面積で、間取りを変えたものです。

広すぎるホールが4.2畳から、ホール・廊下合わせて3畳になりました。

またホールを狭くしたぶん、リビングを広くし配置も変えたため、狭かったLDKは16.2畳から21.2畳と広くなり、家族のちょっとしたワークスペース(家事や仕事、勉強・工作をする場)を作ることが出来ました。

 

3.耐震的に問題のある間取り

家の耐震性は、構造計算上は筋交いや金物・壁量などによって決まってきます。

筋交い

極楽蜻蛉 / PIXTA(ピクスタ)

しかし、建物の形によっては、その構造計算に影響を与え、また想定外の地震力に対し、力の偏心を起こし、その耐力を失いやすくなります。

一般的には、上下階がまったく同じ形の正方形や、短辺と長辺のさがあまりない長方形が地震には強く、凹凸のある間取りは力の偏心が起こりやすく、地震に弱いです。

 

4.雨漏りしやすい間取り

雨漏りは、一度発生するとまるその被害がジワジワと建物に広がっていきます。

雨漏り

kpw / PIXTA(ピクスタ)

ですから、大工事になる前に早めに食い止めることがとても大切です。

雨漏りの原因となっている場所で多いのが、「トップライト(天窓)」「出窓」「バルコニー」です。

トップライトは、普通の窓に比べ3倍もの明るさを確保できるため、狭少住宅や隣地との空きがない住宅密集地には人気の窓ですが、本来は屋根であるべき場所に設置しているため、当然ですが雨漏りリスクが高くなります。

トップライト

ABC / PIXTA(ピクスタ)

また、バルコニーは、壁との取り合い部分や、床の防水納まりなどのミスから雨漏りのリスクが発生します。

バルコニー

IYO / PIXTA(ピクスタ)

「トップライト(天窓)」「出窓」「バルコニー」を間取りに組み入れるときは、施工実績の豊富な工務店に施工してもらうことが大切です。

 

いかがでしたか?

住宅は、一生で一番高いお買い物であるだけでなく、家族を幸せに育み守るための住まいでもあります。

建ててから後悔のないように、間取りは熟慮を重ね、判断してくださいね。

(しかまのりこ)

2018年07月18日 20:56 |コメント|

リノベーションで後悔しないために!「優良中古物件」の簡単な見分け方

中古住宅を買って、自分好みにリノベーションする人が増加傾向にあります。
また、2016年の首都圏では、新築マンションの供給戸数より中古マンションの成約戸数が多くなりました。

人気のリノベーションですが、無知なまま中古住宅を購入すると、あとで痛い目に合うことも……。

今回は、リノベーションに向く「優良中古物件の見分け方」についてのお話しです。

中古マンション

ABC / PIXTA(ピクスタ)

 

まずは知っておきたい!リノベーションの基礎知識

リノベーション向きの中古住宅をえらぶ前に、リノベーションの基礎知識をおさえておきましょう。

リノベーション

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

  • リノベーションの費用の相場

中古住宅を買って、リフォーム・リノベーションする場合、その費用の相場はどのくらいでしょうか?

構造や工事の内容にもよりますが、戸建てで500万円から1,500万円、マンションで300万円から1,000万円程度といわれています。

この金額に、中古住宅の購入資金が加算されるわけです。

ですから、適正な中古住宅を慎重に選ばないと、新築住宅より高くなってしまうことがあります。

 

  • 物件によっては、工事の内容に制約がある

大手ハウスメーカーの住宅は、工法によってはリノベーションが難しい場合も。

もし、大手ハウスメーカーの住宅を購入してリノベーションをしたいときは、一般的な工務店で対応するのが難しい場合も。

そのハウスメーカーにリノベーションを依頼するのが無難ですが、費用は割高になるかもしれません。

 

  • リノベーションにも補助金・減税制度がある

新築には、すまい給付金や長期優良住宅減税など、さまざまな減税や補助金制度がありますが、リノベーションにも、多くの補助金や減税制度があります。

補助金や減税制度には、それぞれ適用条件がありますので、お住まいの自治体などで必ずチェックしましょう。

住宅ローン

KY / PIXTA(ピクスタ)

 

リノベーション向き「中古戸建て」のポイント

では、どのような中古の戸建てがリノベーションに向いているのか、そのポイントをご紹介します。

戸建てリノベーション

HIME&HINA / PIXTA(ピクスタ)

  • 敷地は、幅4m以上の道路に2m以上接していること

「再建築不可」という格安の中古住宅、よく見かけませんか?

住宅の敷地が、接道条件を満たしていないため、その敷地には新しく家を新築することができないというものです。

接道条件とは、住宅の敷地は幅4m以上の道路に2m以上接しなければいけないという都市計画地域に制定された建築基準法の制約です。

リノベーションは新築ではないため、道路に敷地が接していなくても工事を行うことは可能です。

しかし道路に接していないということは、工事もしづらく、工事費もかさみます。

給排水の配管なども、他人の敷地を通っている場合も多く、工事に隣家の許可が必要などのトラブルも発生します。

また、地震時や火災時の消火活動も消防車や救急車が入れなく、避難・救助にも支障がでます。

 

地盤改良

極楽蜻蛉 / PIXTA(ピクスタ)

  • 軟弱地盤はぜったいNG!

建物の乗る敷地の地盤は、最も大切です。

新築であれば、地盤を強く改良する工事ができますが、リノベーションの場合は地盤を改良することができません。

建物をいくら耐震補強しても、地盤が軟弱であれば、地震の力で建物は壊れます。

 

交通騒音

Renoir / PIXTA(ピクスタ)

  • 周辺環境や防犯性の良さ

線路や幹線道路などに住宅が面している場合、交通騒音や排気ガスなどの影響が大きくなります。

健康被害が出るようなものかどうか、隣家や周囲の人に聞くなどして判断しましょう。

また、周辺に荒らされた空き地や空き家などがあると、犯罪の危険性が高くなります。

周辺環境や防犯性の良さが確保されている地域がオススメです。

 

リノベーション向き「中古マンション」のポイント

次は、どのような中古のマンションがリノベーションに向いているのか、そのポイントをご紹介します。

中古マンション リフォーム

ABC / PIXTA(ピクスタ)

  • 定期的に大規模修繕・補修がされている

マンションは、規模も大きいことから、建物の修繕や補修などの管理が大切になります。

一般的に新築から12年程度の周期で、防水工事・外壁塗装・鉄部塗装などの大規模修繕が行われます。

これらの工事がきちんと行われているかは、大規模修繕記録などで確認します。仲介業者に入手してもらいましょう。

 

マンション エレベーター

チンク / PIXTA(ピクスタ)

  • 修繕積立金や管理費の滞納がないこと

マンションに住むためには、共用部分やエレベーター設備などの管理費や、大規模修繕のための積立金を納める必要があります。

しかし、マンションの所有者の中には、この管理費や修繕積立金を滞納している人がいます。

その滞納があまりに多くなると、管理に支障がでるだけでなく修繕積立金不足から、建物の十分な修繕ができなくなります。

修繕積立金や管理費の滞納状況は、マンションの管理組合が管理しています。仲介業者に、閲覧または入手をお願いしましょう。

 

ごみ集積場

YNS / PIXTA(ピクスタ)

  • ごみ置き場、自転車置き場、メールボックスなどがきちんと清掃、整頓されている

ごみ置き場・自転車置き場・メールボックスなどは、マンションの管理状態がわかるだけでなく、マンション住人のマナーの良しあしもわかる場所です。

きちんと仕分けしてごみが出されている・メールが郵便受けからあふれていないなど、清掃・整頓状況を確認しましょう。

 

いかがでしたか?

リノベーション向き中古物件を選ぶためには、このようにたくさんの注意ポイントがあります。

あせらず、細心の注意を払って、良い物件を選んでくださいね。
 

(しかまのりこ)

2018年05月01日 21:03 |コメント|

頼んじゃダメ!リフォーム・リノベーション会社選びのNGポイント5つ

中古住宅を買って、自分好みにリフォームやリノベーションする人が増えています。

うまくいけば新築よりも手頃な価格で間取りや内装を自分好みに変えられる点が魅力のリフォーム・リノベーションですが、工事を依頼する業者を間違えると、取り返しのつかないことになることも……。

今回は、リフォームやリノベーションで後悔しないために、「こんな業者に頼んじゃダメ!」5つのNGポイントについてご紹介します。

リフォームの現場

SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)

 

NGポイント1.建築士などの資格者がいない

木造2階建てやマンションのリノベーションの場合、増築をしなければ、多くの場合確認申請が要りません。

確認申請がないということは、第三者の検査やチェックがないということです。

建築士

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

行おうとしているリフォーム・リノベーションが構造・設備的にも適切なものか、判断しようがありません。

建築士がリフォーム・リノベーションプランを設計し、きちんと監理を行う会社を選ぶことをオススメします。

 

NGポイント2.サービスの有料、無料についての説明が曖昧

最初の打ち合わせで、どの相談から有料になるのかを説明してくれない営業マンがいます。

何度かプランを提示されたあと、お断りをするとします。

請求書

タカス / PIXTA(ピクスタ)

そのときに、今までかかった経費を請求される場合があります。もちろん経費を請求してくること自体は悪いことではないのですが、「本プラン以降は有料になります」など事前の説明は必要です。

どこまでが無料で、どこからが有料になるかの説明を、事前にきちんと説明してくれる会社を選びましょう。

 

NGポイント3.実績と経験が少なく施工レベルが低い

業者を決める前に、どれぐらいの施工レベルなのかは、ぜひ知りたいところです。

施工業者のホームページには、たいてい過去の施工事例などが掲載されていますが、写真だけではわからない部分もあります。

モデルルーム見学

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

現在施工中の現場があれば、見学できないか確認してみましょう。

モデルルームなどがあれば、そこで確認するのも良いでしょう。

具体的な施工現場について、見学や説明などきちんと対応してくれる会社を選びましょう。

 

NGポイント4.事業者団体に加盟していない、建設業許可などを得ていない

リフォーム・リノベーション工事の請負金額が、500万円(一式の場合1,500万円)未満であれば、建設業の許可が不要です。

建設業の許可とは、国土交通大臣または都道県知事によって出される営業許可のこと。

建設工事に関して専門性を有しているか?金銭的信用があるか?などを審査されます。

リフォーム会社

ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)

リフォーム・リノベーション業者の中には、要件を満たしていないため、建設業の許可をとっていない業者も存在します。

また、建築工事保険、賠償責任保険、リフォームかし保険など、万が一のトラブルに備えて保険に加入している会社を選びましょう。

トラブルがあった場合、工事に対して賠償金が支払われます。

 

NGポイント5.工事の補償やアフターサービスが充実していない

リフォーム・リノベーションが終わった後で、不具合が起きたり、欠陥が発覚したりすることがあります。

その際の補償・範囲・期間などは、リフォーム・リノベーション業者によって異なります。

また、欠陥がなくてもアフターサービスが1か月・3か月・半年・1年と、充実していることが大切です。

工事の補償やアフターサービスについて、事前に文書などにより十分確認し、補償内容や範囲・期間が充実している会社を選びましょう。

点検

さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)

いかがでしたか?

新築よりも、手軽で安価に見えるリフォーム・リノベーションですが、残念ながらトラブルが多いのも事実です。

きちんとした物件と工事業者を選んで、失敗のないリフォーム・リノベーションを実現してくださいね。

(しかまのりこ)

2018年05月01日 20:51 |コメント|

頼んじゃダメ!リフォーム・リノベーション会社選びのNGポイント5つ

中古住宅を買って、自分好みにリフォームやリノベーションする人が増えています。

うまくいけば新築よりも手頃な価格で間取りや内装を自分好みに変えられる点が魅力のリフォーム・リノベーションですが、工事を依頼する業者を間違えると、取り返しのつかないことになることも……。

今回は、リフォームやリノベーションで後悔しないために、「こんな業者に頼んじゃダメ!」5つのNGポイントについてご紹介します。

リフォームの現場

SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)

 

NGポイント1.建築士などの資格者がいない

木造2階建てやマンションのリノベーションの場合、増築をしなければ、多くの場合確認申請が要りません。

確認申請がないということは、第三者の検査やチェックがないということです。

建築士

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

行おうとしているリフォーム・リノベーションが構造・設備的にも適切なものか、判断しようがありません。

建築士がリフォーム・リノベーションプランを設計し、きちんと監理を行う会社を選ぶことをオススメします。

 

NGポイント2.サービスの有料、無料についての説明が曖昧

最初の打ち合わせで、どの相談から有料になるのかを説明してくれない営業マンがいます。

何度かプランを提示されたあと、お断りをするとします。

請求書

タカス / PIXTA(ピクスタ)

そのときに、今までかかった経費を請求される場合があります。もちろん経費を請求してくること自体は悪いことではないのですが、「本プラン以降は有料になります」など事前の説明は必要です。

どこまでが無料で、どこからが有料になるかの説明を、事前にきちんと説明してくれる会社を選びましょう。

 

NGポイント3.実績と経験が少なく施工レベルが低い

業者を決める前に、どれぐらいの施工レベルなのかは、ぜひ知りたいところです。

施工業者のホームページには、たいてい過去の施工事例などが掲載されていますが、写真だけではわからない部分もあります。

モデルルーム見学

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

現在施工中の現場があれば、見学できないか確認してみましょう。

モデルルームなどがあれば、そこで確認するのも良いでしょう。

具体的な施工現場について、見学や説明などきちんと対応してくれる会社を選びましょう。

 

NGポイント4.事業者団体に加盟していない、建設業許可などを得ていない

リフォーム・リノベーション工事の請負金額が、500万円(一式の場合1,500万円)未満であれば、建設業の許可が不要です。

建設業の許可とは、国土交通大臣または都道県知事によって出される営業許可のこと。

建設工事に関して専門性を有しているか?金銭的信用があるか?などを審査されます。

リフォーム会社

ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)

リフォーム・リノベーション業者の中には、要件を満たしていないため、建設業の許可をとっていない業者も存在します。

また、建築工事保険、賠償責任保険、リフォームかし保険など、万が一のトラブルに備えて保険に加入している会社を選びましょう。

トラブルがあった場合、工事に対して賠償金が支払われます。

 

NGポイント5.工事の補償やアフターサービスが充実していない

リフォーム・リノベーションが終わった後で、不具合が起きたり、欠陥が発覚したりすることがあります。

その際の補償・範囲・期間などは、リフォーム・リノベーション業者によって異なります。

また、欠陥がなくてもアフターサービスが1か月・3か月・半年・1年と、充実していることが大切です。

工事の補償やアフターサービスについて、事前に文書などにより十分確認し、補償内容や範囲・期間が充実している会社を選びましょう。

点検

さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)

いかがでしたか?

新築よりも、手軽で安価に見えるリフォーム・リノベーションですが、残念ながらトラブルが多いのも事実です。

きちんとした物件と工事業者を選んで、失敗のないリフォーム・リノベーションを実現してくださいね。

(しかまのりこ)

2018年04月29日 21:06 |コメント|

「住宅展示場」ではどこを見ればいい?超カンタンで効果的な比較ポイント5つ

いよいよ明日からGWですね。

家づくり検討中で「住宅展示場」のモデルハウスめぐりを予定している、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。

住宅展示場にあるモデルハウスは、言ってみればハウスメーカーの自慢の商品。

どのハウスメーカーも標準以上で豪華に造ってあるので、迷ってしまいますよね。

でも、モデルハウスを比較するためのポイントをおさえておけば、自分に合ったハウスメーカーを見つけることができます。

今回は、モデルハウスを比較するための、超カンタンで効果的なポイントを5つご紹介します。

住宅展示場

IYO / PIXTA(ピクスタ)

 

1.標準仕様の部分と特別仕様(オプション)の部分を見よう!

住宅展示場のモデルハウスは、部屋の広さや間取り、食洗機や床暖房・太陽光発電などの設備まで、特別仕様(オプション)で造っているものがほとんどです。

つまり、モデルハウスの仕様が、そのまま自宅の仕様になるわけではありません。

太陽光パネル

pixelcat / PIXTA(ピクスタ)

モデルハウスのどこからどこまでが標準仕様なのか、聞いてみましょう。

ハウスメーカーによっては、断熱性能の高い樹脂サッシや、断熱浴槽が標準仕様のところもあります。

標準仕様で建てても、理想の家になるかはとても大事です。

 

2.モデルハウスの坪単価と、標準仕様の坪単価を聞こう!

標準仕様と特別仕様の違いは、住まいの満足度にも影響しますが、建築費用にも反映されてきます。

建築費用は、そのまま予算にも関係してきます。

建築費用を大まかにつかむためには、坪単価をベースに考えると良いです。

坪単価

ABC / PIXTA(ピクスタ)

「このモデルハウスの坪単価と、標準仕様の坪単価はどのくらいですか?」と聞いてみましょう。

その際、建物本体工事のみでなく、キッチンやユニットバス等の設備まで含めた坪単価を聞いてみましょう。

例えば、モデルハウスの坪単価が150万円、標準仕様の坪単価が100万円で、計画している自宅が40坪の場合、

自宅をこのモデルハウスと同じ仕様で建てるには 150万円×40坪=6,000万円

自宅を標準仕様で建てるには 100万円×40坪=4,000万円

この値段の差が大きいほど、標準仕様の住宅は、モデルハウスとは程遠いものとなってきます。

ざっくりとした計算ですが、イメージはつかみやすいと思います。

 

3.モデルハウスの構造を聞こう!

構造

極楽蜻蛉 / PIXTA(ピクスタ)

モデルハウスがRC造なのか鉄骨造なのか、または木造かなどの構造は必ず確認しておきましょう。

構造の違いは、耐久性や居住性能にも影響してきますが、地震保険や火災保険料にも影響してきます。

一般的な木造住宅は、火災保険料や地震保険料の割引が受けられません。

そのため、火災保険などの保険料が木造と非木造(鉄筋コンクリート造または鉄骨造など)とでは、30年で100万円以上保険料が違ってくる場合があります。

もし木造を選びたい場合は、省令準耐火構造など、火災保険などの割引がされる構造を選びましょう。

 

4.天井高を見よう!

吹き抜け

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

意外に見落としがちですが、各ハウスメーカーによって標準天井高が違っています。

2400mmから2600mmが一般的ですが、特別仕様で3000mm確保しているハウスメーカーもあります。

天井高は開放感を生みますが、その分光熱費もかかります。

また高い天井は、暖い空気がたまりやすく、ファンなどで空気をまわす必要も出てきます。

天井高は好き嫌いによるところが大きいので、自分好みの天井高を見つけましょう。

 

5.断熱材の厚さを見よう!

断熱材

YNS / PIXTA(ピクスタ)

断熱材とは、壁や床や天井に入っているもので、家の中の温度を一定に保つことができる、すぐれた建築材料です。

温度を保てるということで光熱費の軽減にもなりますし、高血圧や心臓などの循環器系の疾患も防げるという報告もあります。

断熱材がきちんと入っていれば、結露も防げ、アレルギー疾患等の予防にもなります。

この断熱材ですが、ハウスメーカーによって厚みや種類が違っています。

どの断熱材が良いかは、簡単には比べられませんが「断熱性能等級4」という住宅性能評価の最高ランクを獲得しているものをオススメいたします。

おでかけ

mush / PIXTA(ピクスタ)


いかがでしたか?

GWは住宅展示場のイベントも多く、お出かけするには良い時期ですね。

家づくりを検討中の方は、今回お話ししたポイントを参考にモデルハウスめぐりを楽しんでください。

(しかまのりこ)

2018年04月27日 21:00 |コメント|

中古を買ってリノベする前に!おさえておきたい6つのポイント

中古住宅を買って、自分好みにリノベーションする人が、とても増えています。

好きな建材や住宅設備を使って、自分好みの空間をつくれる人気のリノベーションですが、無知なままリノベーションをおこなうと、あとで痛い目に合うことも。

中古住宅を買ってリノベーションする前に確認しておきたい6つの重要ポイントについてのお話ししたいと思います。

 

リノベーション

 


 

1.「リフォームかし保険」はついている?



リノベーションには、雨漏りや変形などのリスクはつきものです。

住宅トラブルの相談・住宅紛争処理 への支援などを行っている公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターによると、財団によせられた2016年のリフォーム相談件数は6757件。

そのトラブルの内容は雨漏りや変形、漏水やひび割れなど多岐にわたります。

 

 

            《戸建て住宅のリフォームトラブル》

戸建て住宅のリフォームトラブル

 

             《マンションのリフォームトラブル》

マンションのリフォームトラブル


「リフォームかし保険」は、リフォームやリノベーションなどの工事によって雨漏りや変形などのトラブルが起きた場合に、修繕費用を補償してもらえる保険です。

建築士による検査もついているのもメリット。

トラブルに備えて、工事をおこなう前に、リフォームかし保険をつけることをおすすめします。
 

 

2.断熱・耐震など、建物の性能をアップさせる内容は含まれている?



リノベーションをするときは、多くの場合、壁や窓なども取り壊し、柱や梁などの骨組みだけの状態にしてから、新しい住まいをつくっていきます。

その際、間取りや収納などにこだわる人は多いのですが、断熱や耐震など、建物の性能にこだわる人はあまりいません。

しかし地震なから生命を守るためには、建物の耐震性は最も重要です。
 

血圧計

 



また建物を断熱化すると温度変化が少なくなるため、血圧が安定します。

断熱により、血圧が2.8mmHg下がるというデータが、スマートウェルネス住宅等推進調査委員会から発表されています。

季節にかかわらず、室温を18~21℃に安定させるためにも、屋根や壁・窓や床の断熱工事を検討することをおすすめします。


 

3.24時間換気はついている?


24時間換気とは、家の空気をまるごと交換するよう設計されている換気システムのことです。

この24時間換気、結露はもちろん、カビやダニなどの繁殖や、家具や衣類から放出される化学物質も取り除いてくれます。
 

ペット

 



とくに小さいお子様がいるご家庭や、アレルギー体質の方、ペットを飼っている家にはなくてはならない設備です。

平成15年7月から24時間換気の設置が義務付けられましたので、それ以前に建築された住宅には設置されていません。


 

4.間取りは希望通りに変えられる?


リノベーションの際、とても多い希望が「2つの部屋をつなげて、1つの広い部屋にしたい」というものです。

しかし、部屋をつなげる際に、障害となる柱や壁・天井からの梁が、構造的に除去できない場合があります。
 

リノベーション

 


その場合は、壁や柱・梁を残しながらの部屋になりますので、理想としていた空間にはなりません。

また、リノベーションは多くの場合、行政がチェックを行う確認申請が要りません。

そのため、建築士でない業者もリノベーションをおこなうことができるため、構造的に大切な柱や壁を除去したり、削ってしまうことがあります。

理想の間取りに変更できる物件か、建築士が設計を行う業者かなど、事前確認は大切です。


 

5.管理規約や、戸建ての建築協定などの内容は把握している?


購入したい物件が、マンションの場合はマンション管理組合の規約による制限があります。

規約の内容は、管理組合により様々ですが、多いものに、各戸で増設できる「電気容量(アンペア)」と「給湯器の大きさ」に関するものがあります。

 

ブレーカー

 



例えば、キッチンをIHクッキングヒーターにしたり、電気圧力鍋・ティファールなどの電気ケトルなども使いたい場合は、電気の最大アンペア数を変更します。

しかし、規約で、最大アンペアが50アンペアと定められている場合は、60アンペアのブレーカーは契約できません。

また、戸建ての場合は、住む市町村に建築協定・地区条令などが設けられている場合があります。

建築協定とは街並みや環境を守るために、地域住民が自ら決めた規約のことです。

壁の色・塀の種類・高さや、用途など様々な規約による制限があり、守らなくてはいけません。
 

ネイルサロン

 


例えば、自宅でカフェやネイルサロンなどの店舗を開こうとした場合、建築協定により、出店が制約されている場合があります。

その場合は、当然ながら店舗を開くことはできません。


 

6.リノベーション費用は妥当?


リノベーション費用の相場は、構造や工事の内容にもよりますが、戸建てで500万円から1,500万円、マンションで300万円から1,000万円程度といわれています。

見積書を確認するときは、希望する住宅設備や建材が含まれているか?不要な工事は含まれていないか?などを確認してください。
 

ユニットバス


 

とくにユニットバスやエコキュート(高効率給湯器)などの住宅設備は、値段を大きく作用します。

また、同じ図面・同じ仕様で、ほかのリノベーション業者に見積もりを取ることも、費用の妥当性を確認する点でお勧めです。

見積書の理解が難しく、リノベーション費用の妥当性を確認できないときは、専門家に診断してもらうこともできます。

公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターでは、専門家による「リフォーム見積チェックサービス」を無料で行っています。


 

いかがでしたか?

リノベーション済物件を購入される場合は、これらの事前確認ポイントがクリアされているか、チェックしてくださいね。

(しかまのりこ)

 

【参考】

※ リフォームかし保険

※  住宅相談統計年報2017

※ 改正建築基準法に基づくシックハウス対策

※ 建築協定

※ リフォーム見積チェックサービス


2018年04月12日 01:22 |コメント|

新居でくしゃみが止まらない!簡単にできる「ハウスダスト」対策法7つ

春も本番になり、引っ越しシーズンがやってきましたね。

きれいなお家に引っ越して、いざ新年度!というときなのに、咳が止まらなかったり、くしゃみが出たり体調不良に悩まされたこと、ありませんか?

疲れのせいと流してしまっては、思わぬ病気になることも……。

今回は、引っ越し先で起こる体調不良の原因と、その対策のお話しです。

 

国民の約2人に1人が何らかのアレルギーあり!?

muu / PIXTA(ピクスタ)

厚生科学審議会のリウマチ・アレルギー対策委員会の報告書によると、平成18年に実施した全国11か所における有病率調査では、鼻アレルギー症状を有する頻度が47.2%であり、国民の約2人に1人が何らかのアレルギー疾患にかかっていると報告しています。

また厚労省によれば、アレルギー疾患のなかでは、ぜん息とアレルギー性鼻炎の患者数が多く、その約6割が0歳から44歳と、若い人ほどアレルギー疾患にかかりやすいこともわかります。

 

咳やくしゃみの原因は、カビやダニ、埃など「ハウスダスト」によるアレルギーかも

buru / PIXTA(ピクスタ)

このように近年増えているぜん息やアレルギー性鼻炎ですが、引っ越した部屋にいるときに、咳やくしゃみがひどくなるような場合は、ハウスダストが原因の可能性があります。

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

ハウスダストとは、家の中にある埃やダニ、ダニの死骸や糞、人や動物のフケや毛、カビなどのことをいいます。

これらが無数の埃と一緒に空中に舞い上がり、目や鼻などの結膜にくっつくと、結膜炎や鼻炎をひきおこし、くしゃみなどの症状がでます。

また、気管支に吸い込むと、気管支ぜんそくなどを引き起こし、激しい咳などの症状が出ます。

 

効果的なのは掃除と換気!有効な対策7つ

この咳やくしゃみを止めるための効果的な対策は、なんといってもアレルゲンであるハウスダストを取り除くことです。

そのためには、しっかりとした掃除と換気など、以下のような対策が有効です。

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

1. 24時間換気を使い、室内の換気しましょう。

24時間換気がない場合は、窓と便所または浴室の換気扇を使い、室内の空気をまんべんなく換気しましょう。

 

ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)

2. エアコンのフィルターは、カビの温床になりやすいため、こまめに掃除しましょう。

また、引っ越した家のエアコンは、コイル内でカビが増殖していることがあります。

使用開始時にはフィルターの掃除とともに、作動後、数十分は換気しましょう。

 

森川ゆみ子 / PIXTA(ピクスタ)

3. 埃がたまりやすく、ダニが繁殖しやすい布製のソファーは合成皮革のものなどに変えましょう。

またカーペットや畳などは、できるだけ使用しないようにしましょう。

 

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

4. レースやカーテンはウォッシャブルなど、洗えるものにして、こまめに洗濯しましょう。

 

mits / PIXTA(ピクスタ)

5. 家具は壁にピッタリつけないで、通気のためすき間を開けましょう。

 

HIRO / PIXTA(ピクスタ)

6. 部屋の室温は20~25℃、湿度は50%くらいに保つようにしましょう。

断熱材がしっかり入った住宅であれば、室温・湿度は一定に保ちやすくなります。

 

プラナ / PIXTA(ピクスタ)

7. 掃除機は、1平方メートルにつき20秒以上の時間をかけて、ゆっくり動かしましょう。

 


いかがでしたか?

毎日、なにげなく過ごしている住まい。

でも、そこには目に見えない、多くのアレルギー物質が潜んでいます。

新しい家で、健康的な毎日をスタートさせるためにもこまめな掃除と計画的な換気を、忘れないでくださいね。

(しかまのりこ)

 

【参考】

※ 厚生労働省「アレルギー疾患の現状等」

※ リウマチ・アレルギー対策委員会 報告書

※ 厚生労働省 リウマチ・アレルギー対策

2018年03月14日 16:39 |コメント|

光熱費が年間8万円も削減!カビやダニも防げる「断熱住宅」のススメ

2月も後半になりましたが、まだまだ本格的な寒さが続いていますね。

こんなに寒い日は、暖房をガンガンたいて、ポッカポカのお部屋にしたいもの。

そこで気になるのが、光熱費。

でも、この光熱費、安くすませる方法があるんです。

今日は光熱費をおさえて、家計にも健康にも、地球にも優しい……断熱住宅のお話です。

 

そもそも「断熱住宅」って、なに?

YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

みなさんはキャンプをしたことがありますか?

キャンプで使われるテントですが、テントのなかは、夏は暑く、冬は寒いですよね。

なぜならテントは、薄い生地一枚でできているため、外の気温の影響をもろに受けてしまうからなんです。

YNS / PIXTA(ピクスタ)

家も同じで、屋根や壁・床がテントの生地のように薄ければ、熱が移動しやすく、外の気温のように暑くなったり寒くなったりします。

この熱の移動を防いでくれるのが「断熱材」です。

例えば寒い冬は、暖房で温めた室内の熱が、屋根や壁・窓から外へ逃げていきます。

また夏場は、屋根や壁・窓から高温の熱が室内に入ってきます。

この熱が、室内から出たり入ったりするのを防ぐのも「断熱材」です。

ABC / PIXTA(ピクスタ)

そして、この断熱材を屋根(または天井)壁・床にいれ、窓は断熱性能の高いガラスやサッシを使ったものが「断熱住宅」です。

 

断熱住宅にしたら、「光熱費」が60%も削減できた

では、断熱住宅にした場合、光熱費はどのくらい安くなるのでしょうか?

 

国土交通省の調べによると、昭和55年以前の断熱のない住宅では年間13万3,000円の電気代がかかっていました。

しかし、現在の断熱基準(平成11年基準)では5万2,000円となり、年間の冷暖房電力消費量が60%も削減できています。

金額にすると年間8万1,000円も違いが出てくるのです。

また使用電力を削減できるということは、排出する二酸化炭素を減らせるということです。

地球の温暖化をふせぎ、環境にも優しく貢献できるのです。

 

断熱住宅は「結露」を防ぎ、カビやダニの繁殖も防ぐ“健康住宅”でもある

PHOTO NAOKI / PIXTA(ピクスタ)

断熱住宅は、熱の移動を防ぐので、部屋ごとの温度差が小さく、体にも負担をかけません。

冬場、室温が高いリビングから寒いトイレに行った時や、お風呂に入った時になどにおこりやすい「ヒートショック」などの心配もいりません。

kouchan / PIXTA(ピクスタ)

また熱の移動からおきる「結露」も防いでくれるので、家が傷むこともなく、カビやダニによるアトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー疾患も防ぎ、家族が健康に暮らすことができるのです。

 

補助金や税の優遇制度を使って、さらにお得に!

Flatpit / PIXTA(ピクスタ)

最近の新築住宅では、半分が断熱住宅で建てられています。

しかし、全国の8割近くの戸建ては断熱がない、またはほとんど断熱されていない住宅です。

中古住宅を買って、リノベーションするときや、古くなった自宅の耐震工事をするときには、ぜひ断熱工事もプラスしてみてください。

断熱工事は各自治体が行っている補助金や減税の対象になりますので、賢く利用すると、さらにお得です。

 

いかがでしたか?

なにかと物価も高くなっている今日この頃、光熱費をおさえた断熱住宅で、健康に快適にそして地球に優しく、暮らしたいですね。

 

(しかまのりこ)

 

【参考】

※ 国土交通省 住宅・建築物の低炭素化に向けた現状と今後の方向性

※ 国税庁 No.1219 省エネ改修工事をした場合(住宅特定改修特別税額控除)

.
2018年02月21日 22:00 |コメント|

住宅を傷め、喘息などの原因にも!「結露」を防いで、冬を乗り切る2つのポイント

冬になると窓にできる結露。子どもが字を書いたり絵を描いたりして、楽しんだりしますよね。

でもこの結露、放っておくと建物が傷み、カビやダニによるぜん息やアレルギーなどの健康被害をもたらすことも!

今回は、冬の風物詩(?)結露と、その対策ついてのお話しです。

 

■熱を完全にカットすれば、「結露」は防げる

RISM / PIXTA(ピクスタ)

結露はどうしてできるかご存知ですか?

コップに氷を入れた水を入れると、コップの外にたくさんの水滴が付きます。

これが結露です。

温かいものと冷たいものの温度差により、空気が抱えきれなくなった水分が結露となって現れるのです。

つまり温度差がなくなれば、結露はおきません。

shutswis / PIXTA(ピクスタ)

たとえば、サーモスなどのマグボトルに、温かい飲み物や冷たい飲み物を入れても、結露はおきません。

それはボトルの中に真空層という、熱を逃がさない断熱層があるためです。

同じように、住宅もきちんと熱が逃げないように断熱すればよいのです。

YNS / PIXTA(ピクスタ)

天井・壁・床には断熱材を、お饅頭の皮であんこをくるむように、継ぎ目なく施工します。

窓は樹脂サッシ枠と断熱ペアガラスにし、厚めのカーテンをコの字に巻きます。

カーテンレールには、発砲スチロールなどをはめ込み、カーテン上部の隙間を埋めます。

熱が逃げないよう、徹底して断熱することが大切です。

 

■断熱材は、湿気を通さない工夫が大切!

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

結露防止に大切なのは、断熱をすることなのですが、その施工の仕方にも注意しなければいけません。

一般的に壁や天井に使われる断熱材はロックウールやグラスウールといった繊維系の断熱材です。

この断熱材は湿気を吸いやすい特徴があるため、湿気を吸わないように、あらかじめビニールでパックして販売されています。

しかし湿気を完全に断つためには、防湿フィルムというビニールフィルムを、もう一枚

断熱材の上から 重ねて施工すると、結露にはたいへん有効です。

 

■平成15年以前の住宅には、24時間換気の設置も有効

yocamon / PIXTA(ピクスタ)

正しい断熱材の施工と防湿フィルムで、せっかく結露を防ごうとしても、窓を閉め切り、部屋の中を加湿すれば、あまり意味がありません。

天井や壁・床の、ありとあらゆる隙間から湿気は侵入していくからです。

しかし寒い冬は、窓を閉めて、お料理をしたり、水蒸気を発生する石油ストーブを炊きます。

またインフルエンザや風邪予防に加湿器も使うでしょう。

湿気を出さないようにすることはできませんよね。

ABC / PIXTA(ピクスタ)

そこで大切になってくるのが「24時間換気」です。

この24時間換気とは、名前の通り24時間365日一年中、換気扇を回して、家の中の空気を換気するシステムのことです。

このシステム、平成15年以降の建物には、法律により設置が義務付けられたのですが、それ以前の建物にはあまり設置されていません。

このシステムの素晴らしいところは、換気扇を回しておけば、2時間に1回、家の空気が入れ替わるように換気量が設計されているところです。

はる / PIXTA(ピクスタ)

 

 

一酸化炭素やシックハウスはもちろん、湿気も追い出してくれる優れモノなんです。

しかも電気代は、一年中つけっぱなしでも年間1,200円~4,000円程度と安いんです。

でも「換気」聞くと、せっかく温めた暖気が逃げて行ってしまう、と損した気持ちになりませんか?

寒さが気になる場合は「熱交換型」の24時間換気があります。

この換気扇は、排出する室内の暖かい空気の熱をキャッチして、その熱で、外の寒い空気を温めて室内にとり入れる優れモノ。

イニシャルコストは少し高くなりますが、熱の損失が最小限にできますよ。  

 

KY / PIXTA(ピクスタ)

 

いかがでしたか?

24時間換気は、サッシとトイレの換気扇を工夫すれば、意外と簡単に取り付けられます。

お近くの工務店に相談してみてください。

この冬は、家の断熱・換気性能を見直して、結露とおさらばしたいものですね。

(しかまのりこ)

 

 

2018年02月04日 22:00 |コメント|

寒い!でも閉めちゃダメ!健康を守り家の寿命を伸ばす「給気口」の正しい使い方

強い冬型の気圧配置が続く日本列島。

年末年始も真冬並みの寒さが予測されています。

寒さが厳しくなると、暖房が逃げてしまうようで、

つい閉めてしまいがちなのが、換気のための「給気口」。

でも、給気口を閉めてしまうといろいろと問題があること、ご存知でしょうか?

今回は、家の性能に大きく関わる給気口の正しい使い方と、

寒さを和らげる対策についてのお話です。

 

■「給気口」は、人と住宅の健康のために設置されている

スムース / PIXTA(ピクスタ)

最近の住宅は、工法にかかわらず「高断熱・高気密」の住宅が主流となってきています。

しかし断熱・気密性が高くなると、塗料や家具に含まれた化学物質や生活臭、

また水蒸気などの湿気が部屋にこもり、

「シックハウス症候群」やカビ・ダニによるアレルギーなど、

多くの健康被害と結露をおこします。

また石油ファンヒーターなどで暖房を行う場合は、

一酸化炭素などの有害物質も発生します。

そこで、換気を良くして健康被害や結露を予防するために設置されたのが

「24時間換気」と「給気口(排気口)」です。

ABC / PIXTA(ピクスタ)

名前の通り、24時間換気扇を回し続けることにより、

約2時間で部屋の空気がすべて入れ替わるように換気設計されています。

平成15年7月1日以降に確認済証が下りた新築住宅には、

この24時間換気システムの設置が法律で義務化されており、

給気口は「常時開けておくこと」とされています。

 

■給気口から逃げる熱は、窓から逃げる熱のわずか1/4だけ

Aozorairo / PIXTA(ピクスタ)

人と住宅の健康のために設置されている給気口。

でも冬になると、換気のための給気口から、寒い外の空気が入ってきますよね。

せっかく暖めた暖房が、換気で逃げていく気がしませんか?

でも、換気で熱が逃げる割合は全体の約15%で、

窓から逃げる熱の割合(58%)の1/4程度です。

一般社団法人  日本建材・住宅設備産業協会HPより

給気口を開けて換気しても、熱の損失は思ったよりも少なく、

実際の室温はあまり下がっていないのです。

給気口からの冷たい風のせいで体感温度(人が肌で感じる感覚的な温度)が下がり、

実際よりも寒く感じているだけなのです。

 

■各部屋の給気口は必ず開けて、寒さ対策には窓の断熱を!

Aozorairo / PIXTA(ピクスタ)

また、給気口を閉めたまま24時間換気を作動し続けると、

室内が負圧になり、サッシや玄関などが開けにくいなどの問題がおきます。

入ってくる空気が少ないのに、換気扇は部屋の空気を吸い続けるので、

モーターにも過剰な負荷がかかります。

換気扇の状態をたとえて言うなら、

マックシェイクを一生懸命吸っている感じでしょうか? 疲れますよね。

anfisakameneva / PIXTA(ピクスタ)

このようなトラブルを防ぐためにも、給気口は必ず開けて、

24時間換気システムを正常に作動させてください。

室内の寒さ対策には、熱がもっとも逃げる窓の断熱を徹底してみることをオススメします。

UYORI / PIXTA(ピクスタ)

簡単にできる方法としては、厚めの断熱カーテンを天井付近から床まで、

窓の大きさよりも大きめに取り付けると効果的です。


 

いかがでしたか?

寒い冬になると、給気口を閉めてしまうご家庭も多いと思います。

しかし給気口を閉めてしまうと、化学物質や湿気が室内から追い出されず、

深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。

家族の健康のためにも、給気口は必ず開けたままにして、冬を過ごしてくださいね。

(しかまのりこ)

 

【参考】

※ 一般社団法人  日本建材・住宅設備産業協会

 

 
2018年01月09日 08:00 |コメント|

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