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~間取りから模様替え・インテリアまで~女性一級建築士が、住まいをトータルでサポート!

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リネン庫って知ってる?メリットと設置場所を女性一級建築士が解説

リネン庫って知ってる?メリットと設置場所を女性一級建築士が解説

 

リネン庫って、ご存知ですか?

マンションに住んでいたり、家を建てたことのある方はご存知かもしれませんが、まだまだリネン庫を知らない人も多いようです。

今回は、洗面室にあると便利なリネン庫のメリットと、最適な設置場所についてのお話です。
 

リネン庫とは?

 

リネン庫とは、主に洗面脱衣室内にあるタオルやハンカチなどの収納スペースのことを言います。

スペースの限られているマンションには、多くの場合、機能的な収納スペースとして、洗面室にリネン庫が設置されています。

しかし戸建ての洗面室の場合、いまだにリネン庫が設置されていない間取りも多いのが現状です。


 

 リネン庫の役割とメリット


リネン庫は、もともとはお風呂から上がったときのために、体を拭くタオルなどを収納する場所として設置されました。

しかし最近ではタオルだけでなく、下着類やハンカチ・パジャマなどをしまう場所として、その存在価値を高めています。

リネン庫の設置されていない洗面室では、収納家具などを設置して、タオルやハンカチなどを収納する必要があります。

しかし、洗面室にある程度の広さがないと、家具を置くことで、狭く使いにくい空間になってしまいます。

はじめからリネン庫を間取りに取り入れれば、収納の問題も解決し、すっきりした使いやすい洗面室になります。

 

 

 リネン庫の最適な設置場所

あると便利なリネン庫ですが、その最適な設置方法・設置場所は、大きく分けて4つほど。

1. 洗面室の壁に設置

 

 

 

 

洗面室が横方向に広い場合は、洗面台横に設計します。

リネン庫は、オープンでもよいのですが、扉を付けて壁との一体感を出すと、空間がスッキリして圧迫感もなくなります。

また、洗面室が縦方向に広い場合は、洗面台に対する壁に設計します。

扉をつけても良いのですが、洗面台の鏡にリネン庫が映るので、あえてオープンに見せる収納にして、おしゃれ感を演出することも可能です。

 

 

2.洗濯機周り

 

 

 

洗面室に十分な広さがない場合は、洗濯機の上部の空間を利用します。

窓は小さくなりますが、この部分に棚を設置することで、リネン庫として機能します。

洗濯機があるため、扉はつけず、オープンなままのほうが収納しやすくなります。

 

3. リネン庫つき洗面台を選ぶ

 

 

 

最近では洗剤や化粧品を置くスペースとは別に、リネンスペースの組み合わせができる洗面化粧台が販売されています。

洗面化粧台にリネン庫を組み合わせて、洗面室にセットするのも良い方法です。

しかし、洗濯機との間にムダなスペースができてしまう、というデメリットもあります。

 

4.家事室/ファミリークローゼットとつなげる

 

 

 

最近は共働きが増えた影響で、洗濯物を干したりたたんだりする家事室や、家族の衣類をまとめて収納するファミリークローゼットなどが人気です。

この家事室やファミリークローゼットと洗面室をつなげて、その間にリネン庫を作る間取りも増えています。

リネン庫を設置すれば、雑然とした洗面室がすっきり片付けやすくなりますし、パジャマや下着を個室に取りに行くという手間も省けます。

洗面室の広さに合わせてリネン庫を設置し、機能的な洗面室を実現してくださいね。
 

(しかまのりこ)

1つの子ども部屋を兄弟姉妹でどう使う?同性の場合、異性の場合

子ども部屋は、子どもの数だけ用意できれば良いですよね。

しかし家の大きさや金銭的な問題もあり、すべての家庭で、子どもの数=子ども部屋の数、とはいきません。

そんなときは、動線を整理し、うまくお部屋を整えれば、子ども部屋が1つでも兄弟姉妹で仲良く使える方法があります。

今回は、1つの子ども部屋を兄弟姉妹で機能的に使う方法についてのお話です。


 

子供部屋を共同で使うメリットとデメリット

子ども室

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うメリットは

・1つのお部屋を一緒に使うことで、協調性がはぐくまれる
・1つのお部屋を、自分たちで工夫して使う能力が養われる
・建物の面積が小さくなるので、購入価格が下がる

などがあります。

一方、子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うデメリットは

・プライバシーがない
・空間の切り分けが明確でないため、動線が難しくなる
・天井の照明やエアコン/スイッチ・コンセントの位置などの配置が難しくなる

などがあります。

 

では、どのようにしたら、このデメリットを少なくできるのか?

実際の例を見ながら考えてみましょう。

 

ケース①兄弟姉妹が同性のお部屋

下の間取りは、Sさんのお宅です。

こちらの10畳のお部屋を、5歳と7歳の兄弟で使いたいというご希望でした。

 

お部屋の作り方としては、収納や窓など間取りに合わせて子どもの動線を考え、共用部分とプライベート部分を作ります。

共用部分は、一緒に勉強や作業したり、また一緒に使える辞書や参考書・漫画などを置くスペースです。

プライベート部分は、主にベッドを置く就寝スペースのほか、趣味や部活の道具を置きます。

また照明に関しては、天井にシーリングライトを2つ設置し、それぞれのスイッチを扉付近に設置します。

奥のお部屋にも、オンオフのスイッチをつけておけば、わざわざ扉に行かなくても照明を消すことができます。

大学生まで使えるよう机や椅子・ベッドを選びます。

インテリアは大人っぽくなりますが、買い替えによるロスをなくし、また良いものを長く使うという考え方が、子どものころから身につきます。

 

ケース②兄弟姉妹が異性のお部屋

下の間取りは、Nさんのお宅です。

こちらの9畳のお部屋を、3歳のお嬢様と、いずれ生まれてくるお子様と、二人で使いたいというご希望でした。

性別がまだ未確定な場合は、お部屋を将来的に間仕切る可能性が出てきます。

兄弟姉妹の性別が同じであれば問題ないのですが、異性であった場合、思春期以降はお部屋をAの部分で分けたほうが良いためです。

しかし異性であっても中学生になるまでは、一つのお部屋を二人で使うほうが、協調性や空間を工夫する力が育つため、ベターです。

お部屋の作り方としては、ケース①の場合と同じく、窓や扉・収納などの間取りに合わせて子どもの動線や共用部分、プライベート部分を作ります。

また照明に関しては、シーリングライトをそれぞれ設置し、スイッチを扉付近に設置します。

机や椅子は、同じ形・色で品質もよいものを選べば長く使えますし、インテリアの統一性もとれておしゃれな部屋になります。

 

いかがでしたか?

子どもの動線を考え、家具を上手において空間を作れば、適度なプライバシーを保ちながらも、機能的でおしゃれな子ども部屋ができます。

子どもが増えたから家を買い替えなければ!と思っている方は、一度参考にしてみてくださいね。
 

(しかまのりこ)

失敗しない間取りにするためのポイント3つを女性一級建築士が教える!


今回は、女性一級建築士である筆者が、失敗しない間取りにするために注意すべき3つのポイントについてお話いたします。

家を建てる際に間取りを決められないという人は意外と多いようです。

1年近くも打合せしても、なぜか堂々巡り……。

どのようにすれば、理想の間取りにすることができるのでしょうか?

1.インターネットの情報だけに踊らされない!

 

 

Mills / PIXTA(ピクスタ)

 

インターネットの利用によって、多くの人が、家に関しての情報を得ることも、発信することもできるようになりました。

リビングにサンルームを造ったら、室内物干しができて便利だった! 玄関に、キッチンからも出入りできる収納をつくったら、家事が楽になった!

上記のような「便利だった!」「よかった!」という情報を、我が家にも取り入れたいと思うことは、決して間違ってはいません。

しかし、家の設計は、敷地や道路、方位、法令などの条件から作成していくため、まったく同じ条件の家はありません。

そのため、取り入れたい間取りが、自分の家で可能であるとは限りませんし、無理に取り入れたことで、別の場所が使いにくい間取りになることもあるのです。

インターネットの情報は、参考程度にして、設計者や施工者など、専門家の意見を大切にしましょう。

 

 

マハロ / PIXTA(ピクスタ)

 

 

2.間取りへの要望は「引き算」で考える!

 

 

プラナ / PIXTA(ピクスタ)

 

「明るくて広いリビングダイニングがほしい」「庭でバーベキューがしたい」「書斎がほしい」「家事コーナーでよいから、私専用のスペースがほしい」。

 

 

ふじよ / PIXTA(ピクスタ)

 

このように、家族それぞれの希望はたくさんあると思います。

しかし実際には、敷地や予算の制限から、ご家族すべての希望をかなえるのは難しいのが現状です。

間取りの要望をまとめて設計者に伝えるには、以下のようにするのが最適です。

まず初めに、家族それぞれが自由に、家への要望を紙に書きだす 家族で重なった要望は、「家に求めるもの」として残す 要望が重ならない、または意見が拮抗するものは、引き算をして要望から消していく 残った要望を紙にまとめ、設計者に渡す

 

 

Rina / PIXTA(ピクスタ)

 

こうすることで、家族の思いもまとまりやすく、また設計者にも「家に求めるもの」のイメージが伝わりやすくなります。

また、同時に「家に求めないもの」も補足として伝えてみてください。

余計なところにお金をかけない配慮が可能になり、具体的な家へのイメージが設計者に伝わります。

 

3.専門家のセカンドオピニオンを聞く

要望を整理し、設計者に伝えたけれども……、なかなか希望通りの間取りにならない、間取りにピンと来ない場合も多いと思います。

そんなときは思い切って、専門家のセカンドオピニオンを聞く方法もあります。

 

 

IYO / PIXTA(ピクスタ)

 

病院と並び、建築の世界も、専門家によるセカンドオピニオンを聞くことが普通になってきています。

そして設計事務所や不動産コンサルタント事務所では「間取り相談」や「間取り診断」を実施しています。

「間取り相談」のメリットとしては、

建築士が変われば、まったく違う間取りができることが多い

デメリットとしては、

今の設計者との空気感が、若干、悪くなる場合がある

などです。

こちらの図面は「間取り相談」を行う前のものです。

 

 

 

 

 

 

 

セカンドオピニオンの意見を参考に建物の大きさや配置は一切変えずに、間取りだけ変えると以下のようになりました。

 

 

 

 

 

 

ここまで間取りを変えることができます。

 

いかがでしたか?

マイホームへの夢は、十人十色、さまざまです。

間取りづくりのポイントをおさえ、後悔や失敗のないマイホームづくりを進めてくださいね。

 

(しかまのりこ)
 

「ヒートショック予備軍」が最も多い県は千葉と宮崎!では最少の県は?


冬に熱い風呂に入ったことが原因でヒートショックを起こす人は、毎年たくさんいます。

しかし、入浴中にヒートショックを起こしてしまうケースは都道府県によって差がある可能性があるみたいなんです。

つまり「ヒートショック予備軍」がたくさんいる県があるのです。

それは、住宅機器メーカーのリンナイが行ったインターネット調査でも、明らかになっています。

そこで日本全国の入浴事情の調査の結果とともに、入浴とヒートショックについてお話ししたいと思います。

日本一の長風呂県は、温暖な千葉県

住宅機器メーカー、リンナイは47都道府県20~60代の男女計2,350人を対象にインターネット調査を実施し、都道府県別の入浴事情を調べました。

調査には東京都市大学で風呂を医学的に研究する早坂信哉医師が監修した「ヒートショック危険度チェックシート」も活用し、ヒートショック予備軍が多い県なども判明しております。

 

 

 

入浴時間に関する調査結果は、全体の平均入浴時間が「12.6分」となり、早坂医師(前述)が提唱する安全な入浴時間「10分」を上回る結果に。

いかに日本人のお風呂好きかが分かりますよね。

 

 

simeneko / PIXTA(ピクスタ)

 

また都道府県別でみると、長風呂が日本一の県は「15.5分」で、比較的気候の温暖な千葉県となっています。

 

 

 

一方、入浴時間の短い県は、暑い沖縄と温暖な愛媛が「9.5分」でトップ、次いで高知「9.9分」、鳥取「10.0分」と続きます。

寒い地方での長風呂を予想していましたが、温暖な千葉県が長風呂のトップということは、意外な結果ですね。

 

 

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

 

 

熱い風呂が好きな県の1位は愛媛県

次は、冬場にはいる浴槽の温度設定についての調査結果です。

 

 

 

40℃が28.3%と最も多く、40~42℃が全体の7割ということがわかりました。

 

 

すり~る / PIXTA(ピクスタ)

 

また、ヒートショックを起こしやすいといわれている41℃以上のお風呂に入浴している人は57.9%と、全体の半数以上いることが判明、日本人の熱風呂好きが実証されました。

 

 

 

都道府県別で見ると、「日本一熱風呂の県」は愛媛県が平均41.6℃、次いで広島県、栃木県、鳥取県と続きます。

 

 

Hina / PIXTA(ピクスタ)

 

寒い地方での熱風呂を予想していましたが、温暖な愛媛県が熱風呂のトップとなるという、またまた意外な結果でした。

 

「ヒートショック予備軍」が多いのは千葉県と宮崎県

また、この調査では、早坂医師監修「ヒートショック危険度チェックシート」を使い、「生活習慣病や持病の有無」「浴室の暖房設備」「入浴時の習慣」など10項目の質問から、ヒートショックになりやすい「ヒートショック予備軍」のランキングを作成しています。

 

 

 

その結果、ヒートショック予備軍の割合が最も多いのは「千葉県」と「宮崎県」で、約4人に1人がヒートショックの危険度が高いという、衝撃的な結果になりました。

 

 

aijiro / PIXTA(ピクスタ)

 

一方、ヒートショック予備軍が最も少なかったのは「長野県」で、その数値は0%という、大変優秀な結果となっています。

ヒートショックは、単純に寒い地方だけの問題ではないことがわかりますね。

また、長野県は、寒さ対策のための家の断熱も進んでいます

 

 

YNS / PIXTA(ピクスタ)

 

そのため、暖房が効率よく家の中が温かいため身体が冷えないなどの、長風呂・熱風呂を必要としないのかもしれません。

 

いかがでしたか?

寒い地方での長風呂、熱風呂を予想していましたが、比較的温暖な県が多いという意外な結果でした。

温暖な県は、寒さ対策のための家の断熱が進んでいないことが多く、身体が冷えることによって、温かいお風呂に、長く入りたいという心理になるのかもしれません。
 

(しかまのりこ)

 

【参考】 ※ <熱と暮らし通信>日本人の入浴習慣について全国47都道府県別徹底調査 ヒートショック予備軍が最も多い県は千葉県・宮崎県 日本一長風呂県は千葉県、日本一熱風呂県は愛媛県

狭い部屋が広くなる!いますぐできる「部屋の模様替え」のコツ4つ

狭い部屋が広くなる!いますぐできる「部屋の模様替え」のコツ4つ

 

今回は、狭い部屋を広くなって使いやすくなる!部屋に模様替えするためのコツ4つを、相談実例を使ってご紹介します。

皆さんは、お部屋が狭いのは、狭い間取りのせいで仕方ないと思っていませんか?

しかし意外にも、多くの方は家具の配置ミスから、部屋を狭く使っていることが多いのです。

1. 人の動く「動線」には、家具を置かない

ご相談にいらしたAさんは、40代女性、家族構成は、ご夫婦と中学生の息子さんがいらっしゃいます。

家の間取りは、LDK+和室・洋室・寝室の4LDK。都心に近い、木造3階建ての築15年の戸建て住宅です。

「リビングダイニングが狭いので何とかしたい!」という、お悩みでした。

 

 

Richman21 / PIXTA(ピクスタ)

 

都心の戸建て住宅は、土地が狭小になりやすく、そのため、各階の面積が小さくなりがちです。

Aさんのご自宅も例外ではなく、2階リビングが小さく、また約2.45m×5.25mと細長いため、たいへん使いにくい形をしています。

LD間取り図を見てください。

 

 

 

赤の矢印で示したものは、人が動く「動線」です。

この動線ですが、動線同士がぶつかったり、またはなにか障害物が置いてあると、当然ですが不便です。

そして、お部屋の印象を、実際以上に狭くします。

階段からリビングダイニングへ、またリビングダイニングから階段へ移動する赤い動線に、1人掛けチェアやマガジンラックがぶつかります。

こちらを通る際は、常に1人掛けチェアをダイニングテーブルにしまうなど、とても不便です。

またマガジンラックを移動しても、1人掛けチェアとキッチン壁が近いため、たいへん窮屈です。

 

2.「出窓」には、物を置かない

出窓の部分に、物を置いているご家庭も多いと思います。

 

 

horiphoto / PIXTA(ピクスタ)

 

しかし、出窓は外壁から飛び出して取り付けられているため、外気温の影響をまともに受けます。

そのため寒い日は、室内側に結露を起こします

 

 

travelers.high / PIXTA(ピクスタ)

 

結露水はガラスを伝わり、サッシ枠にたまり、ダニ・カビの発生源となります。

出窓に物を置けば、この結露の被害を受けます。

出窓の結露は、サッシを断熱性能の高いものに交換しないと完全には防げません。

しかし、少しでも軽くするためには、出窓の手前に断熱カーテンまたは内窓(2重サッシ)をつけ、ガラス面に暖かく湿った空気が触れるのを防ぐのが効果的です。

LD間取り図を見てください。

 

 

 

こちらのケースでは、赤○で示した出窓の部分に物を置いています。

結露の被害はもちろんですが、出窓の手前には家具もあり、物を取り出しにくい状況でもあります。

 

3.「収納量の多い家具」を配置する

収納家具の選択を間違えると、面積ばかりとられて、思ったような収納量を確保できません

 

 

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

 

収納量が足りないと、物がうまく片付けられません。

 

こちらのLD間取り図を見てください。

 

 

 

リビングチェストやシェルフなどの収納家具を、きちんと壁に配して並べられています。

しかし、どの収納も窓に向かって配置しているため、背の低い収納家具になっています。

そのため、設置面積をしめているのに、十分な収納量が確保できていない状況です。

 

 

 

また、緑○で示した家具は、壁に向かって配置しているため、背の高い棚を置くことができています。

しかし幅が57㎝と狭いため、同じく十分な収納量が確保できていません

 

4. 部屋の「動線」を確認し、「家具」の種類・配置を見直そう

こちらのお部屋は、形が細長く、また窓や動線など、家具を置きにくい間取りが、狭さの原因になっていました。

 

 

 

そこで家具の種類・配置を見直し、問題点を改善してみました。

 

 

 

 

背の低いこまごました収納家具は高さのある収納にまとめ、空間をスッキリさせる。 ダイニングテーブルは、壁際に寄せ、スムーズな動線を確保する。 テレビは位置を変え、高さがミドルタイプのAVボード上に設置。 出窓に置いてあったものは、別の収納に動かし、またカーテンは分割して取り付け、断熱効果を高め、結露を軽くする

上記の4つのポイントを意識すると、以下のようにお部屋がスッキリ広く、使いやすくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

今のお部屋が狭いと感じる人は、動線や、家具の種類・配置を見直してみてください。

いままであきらめていたお部屋の可能性に、気づくことができますよ。

 

 

 

(しかまのりこ)

 

イライラするのは家が原因!? ストレスフリーな部屋づくりのポイント

 

「なぜかイライラして落ち着かない」という空間を経験したことはありませんか?

イライラする住まいの原因は、収納の問題が多いのですが、それ以外にも、家具の配置や動線などが起因することがあります。

今回は、間取り相談に寄せられた事例をもとに「ストレスフリーで生活しやすい、快適部屋づくり」についてお話しいたします。

 

「動線」を間違えるとイライラ度が増してしまう!

 

ご相談にいらした30代女性の家族構成は、ご夫婦と1歳になる赤ちゃんがいらっしゃいます。

家は、LDK+洋室・寝室の2LDK賃貸マンションです。

LDK

ニコプロ / PIXTA(ピクスタ)

「LDKでは、何をするにもストレスフル。ご飯を食べるのも、動くことも、赤ちゃんのお世話をするのも、イライラして疲れてしまう。何か良い方法はないか」というご相談でした。

人が動くラインを「動線」といいます。

この動線ですが、動線同士がぶつかったり、またはなにか障害物があると、当然ですが不便です。

イライラのもとですね。

こちらの図でLDKの動線を見てみましょう。

間取図

廊下からお部屋に入って、リビングへ移動する①の動線が、ソファーにぶつかっています。

つまり、このソファーをよけて、リビングへ入らないといけません。

また、リビングから寝室へ移動する②の動線ですが、テーブルやオットマンがあるため、寝室へは大変入りにくくなっています。

キッチンからリビングへ移動する③の動線ですが、この動線自体は問題ありません。

しかし、広くないキッチンに、リビングへ向かう①と③の2本の動線があることによって、キッチンを狭くしてしまいます。

 

 

家具の配置やサイズを間違えるとイライラが増える!

 

家具の配置やサイズを間違えると、何をするにも不便で、イライラがたまります。

家具 配置

cba / PIXTA(ピクスタ)

また、動きにくいため家具にぶつかったり、危険なこともあります。

下のLDKの間取り図を見てください。

間取図

キッチンカウンターの背面に設置された①分別ストッカー(ごみ箱)ですが、キッチン台での調理で出たごみを捨てるにはとても不便です。

また、ソファーとキッチンカウンターの間も、この分別ストッカーがあるため、狭くなっています。

そのため、ソファーか分別ストッカーに、身体がぶつかりやすくなっています。

②で示したソファーとテーブルの関係も、大きな問題でした。

スペース的にダイニングテーブルが置けないため、ソファーに座りリビングテーブルで食事をされていらっしゃいました。

しかし、ソファーの高さに対し、テーブルの高さが高かったため、食事がしにくいという状況でした。

 

ソファ

食事のしやすい椅子座面とテーブルトップの高さの関係は、その差が27~30cmです。

しかし、この数値は椅子が硬めの場合で、ソファーの場合は座面の沈み込みが3~6cm以上ありますので、その数値を考慮しないといけません。

こちらのお宅では、ソファーの座面の高さは、座ってないときは38cm。

一方、テーブルトップの高さは65cm。

その差は、65cm-38cm=27cmですが、ソファーの沈み込みを考えると、その差は沈み込んだぶんが増えます。

ソファーの沈み込みを約5cmとすると、ソファー座面とテーブルトップの差は27cm+5cm=32cmとなります。

理想的な27~30cmに比べ、テーブルが高いということがわかります。

テーブルが高いと、腕を上げて食事をすることになり、食事の度に、たいへん疲れやすくなるわけです。

③のスペースは、お父様がテレビを見ながら赤ちゃんを遊ばせていました。

しかし幅2m×奥行1.2m程度しかなく、また、テーブルやベビーベッドがあるため、赤ちゃんにとってはケガをしやすい危険な環境でもあります。

 

収納家具の選択を間違えるとストレスが増す!

収納家具の選択を間違えると、収納にスペースばかりとられて、思ったような収納量を確保できません。

収納家具

cba / PIXTA(ピクスタ)

収納量が足りないと、物が片付かないばかりでなく、散らかっている状況はメンタルにストレスをうけます。

下のLDK間取り図を見てください。

間取図

キッチンワゴンやカラーボックスなどの収納家具を、きちんと壁に配して並べられています。

しかし、どの収納も高さがないため、スペースを占めている割には、十分な収納量が確保できていない状況です。

 

 

 

「動線の整理」と「家具の種類・配置」を見直すことが最善!

 

動線の整理と、家具の種類・配置を見直し、以上のような問題点を、改善してみました

間取図

 

①高さのあるキッチン収納棚やリビング収納を採用し、収納量を確保するとともに、こまごました家具を整理整頓。

②家具を右側のみに配置し、スムーズな動線を確保。

③家具の配置を変えたことにより、赤ちゃんのための広くて安全なスペースを確保。

④キッチンカウンターはL字に配し、動きやすさを実現。また邪魔だった分別ストッカーは、キッチン台背面にあるキッチン収納棚の最下部に設置。

⑤テーブルの高さにあったソファーを選び、食事のしやすい環境を確保。

 

ビフォー・アフター

 

ビフォー

アフター

 

いかがでしたか?

今の住まいに、何らかのストレスを感じているようであれば、動線や、家具の種類・配置を見直してみてください。

きっと、ストレスフリーで快適なお部屋にすることができますよ。

(しかまのりこ)

部屋が片付かないのは間取りが原因!収納しやすい部屋づくりとは?

 

今年も残り少なくなり、年に一度の大掃除の時期になりましたね。

我が家を片づけるために、思い切って断捨離したにもかかわらず、まだ片付かない……。

自分は片付けが苦手、できない性格……と思っていませんか?

でも、ちょっと待って! 家が片付かないのは間取りのせい、という場合もあるのです。

今回は、部屋が片付かない・収納ができなくなる、避けたい間取りについてご紹介します。

 

 

窓が多く、壁が少ない間取りは収納スペースが少ない

 

窓が多く、壁が少ない間取り」は、家具の配置が難しく収納が困難になりやすいため、片付かない間取りとなります。

 

窓の多いリビング

miya227 / PIXTA(ピクスタ)

 

窓が多いと開放的になりますが、一方で壁が少ないということになります。

当然ですが、壁が少ないということは、収納家具などが置けません。収納家具が置けないと、物を片づけることは物理的に不可能ですよね。

そこで、「窓が多く、壁が少ない間取り」の場合は、使える壁を最大限利用するように、家具を配置し直します。

こちらの図面は、都内の高級タワーマンションの図面です。角部屋のため、窓が多く開放的な空間に設計されています。

 

間取り

 

まず、赤○で囲った部分は、窓や襖のため家具を置くことができません。

そして、オレンジ○で囲った部分は、腰窓のため、腰窓下までの収納しか確保できません。

緑○で囲った部分には壁があります。

しかしこの壁の部分は、「廊下からリビングに入る」または「ダイニングからリビングに移動する」という「動線」とぶつかるため、家具を置かないほうが良いゾーンです。

つまり、このプランの場合は青○で囲った壁の部分にしか、家具は置けないということになります。

 

とはいえ、テレビアンテナの位置からテレビはバルコニー側に固定されてしまい、それに伴いソファーは壁に沿って置かれていました。

壁のスペースがソファーによって奪われてしまっていたため、収納家具が十分に置けず、片づけにくい空間になっていました。

そこで、テレビとソファーの位置を入れ変え、収納家具を、青○で囲った壁に沿って置きました。

 

これでリビングに、収納家具をプラスすることができますね。

 

部屋のレイアウト

また、ダイニングにある青○の壁の部分には、いまある収納だけでなく、天井方向への高さのある収納をプラスして、収納面積を増やします。

部屋のレイアウト

このことにより、収納量は以前より大幅に増やすことができます

 

適正サイズの収納がないと片付けに困る!

 

「各部屋や廊下ごとに、適正サイズの収納がない間取り」も、片付けに困る間取りです。

各部屋に収納があっても、それが適正なサイズでなくてはいけません。

適正なサイズとは「その部屋で収納予定しているものが、きちんと納まるサイズ」のことです。

例えば、子ども部屋には、教科書・参考書などの勉強道具をはじめ、部活道具や制服・洋服などを収納します。

その他、かさばる布団類や、漫画・雑誌、趣味のコレクションなども収納しますよね。

教科書

EKAKI / PIXTA(ピクスタ)

これらのものをすべて納めるのは難しいかもしれませんが、少なくとも布団類や洋服はこの部屋の中で収納できないといけません。

布団

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

子ども部屋には、部屋の広さには関係なく、1畳程度(幅169cm・奥行き78cm)のクロゼット・押入れなどの収納スペースをオススメしています。

こちらの図面は、新築計画中の戸建て住宅です。

各部屋に収納もあり、また2階に「納戸」も配置され、きちんと収納を確保しているように見えます。

 

間取図

赤○で囲ったクロゼット部分は、奥行寸法が78cmあるため、ハンガーパイプが前後2本かけられます。

しかし幅の寸法が120cmのため、洋服や布団は納まったとしても、雑誌や漫画・本などは収納できない可能性があります。

一方で、オレンジ○で囲ったクロゼット部分は、幅の寸法が169cm確保されていますが、奥行きが55cmです。

ハンガーパイプにかけた洋服の幅は45~55cmですので、このクロゼットは洋服がなんとか納まる寸法です。

洋服がシワにならないためには、奥行き60cmは確保したいところです。

また、このプランでは緑○で表示した廊下の部分に収納がありません

廊下には小さくても収納を設置すると、廊下掃除用のフローリングモップなどの掃除グッズや物干しグッズなどが収納できて、大変便利です。

 

 

間取り

kai / PIXTA(ピクスタ)

 

いかがでしたか?

今住んでいる間取りを見直せば、収納量は確実に増やせます。

またこれから家を建てる人は、収納予定にあわせた適正サイズの収納をプランに盛り込むと、収納で後悔することがなくなりますよ。

(しかまのりこ)

建築用語のSIC、PS、DEN…ってなに?間取り図にある、知っておきたい記号・用語

 

みなさんは家の図面を見たことはありますか?

家の図面には、みなれない専門用語や記号・マークが多く、はじめて見る人にとってはとても難しいものです。

しかし、図面を読めないまま住宅を購入すると、思っていた家とは違うことに、入居してから気づくことになります。

今回は、これだけは知っておきたい「間取りの記号やマーク」についてのお話しです。

 

扉(戸)のマークにも微妙な違いが!

イラスト

この扇形マークは、門扉や玄関扉、勝手口の戸などを表しています。

玄関扉

pu- / PIXTA(ピクスタ)

また扇形の部分が、「どう扉が開くか」を表しています。

この扉の開き方を「開き勝手」といい、扉の右側が開く場合を「右開き」その反対を「左開き」といいます。

この「開き勝手」ですが、図面では「左開き(または右開き)」になっているのに、実際の建物では反対に扉が取り付けられている場合があります。

間取り図

こちらの例では、契約図面では「左開き」でしたが、引き渡しを受けた建物では「右開き」になっていました。

「右開き」では、以下のような不便があります。

  1. ポストの郵便を取るには、一度扉の外に出なくてはいけない
  2. 扉を開けるとき、お客様など人にぶつかる
  3. 家に入るとき、不便
  4. 宅配便を受け取るとき、相手の顔を確認しながら扉を開けることができない

もし、扉が間違って取り付けてあったら、建物のお引渡し前になおしてもらいましょう。

 

図面にある見慣れない専門用語を解説!

間取り図

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

図面には見慣れない専門用語が書いてあります。

  • SIC……シューズインクロゼット。靴を履いたまま入ることができる靴の大型収納のこと
  • S……サービスルーム。納戸または予備室のこと
  • リネン庫……タオルや下着類をしまう場所。洗面室やその付近に設置される
  • PS……パイプスペース。トイレ、キッチンからの排水管や給水管などが通っている場所
  • MB……メーターボックス。電気メーター、ガスメーター、給水メーターが納まっている場所
  • DEN……デン。「書斎」や「趣味の部屋」という意味
  • CL……クローゼット。洋服などの収納場所
  • パントリー……食品庫。食べ物などをストックしておく場所

間取り図

こちらの例では、洗面室またはその付近に「リネン庫」がありません

リネン庫

ABC / PIXTA(ピクスタ)

タオルなどの収納に困る恐れがあるため、棚の設置や収納家具の設置を考える必要があります。

 

電化製品には欠かせないコンセント

家事ラク、時短のために、便利な電化製品は欠かせません。

その電化製品の命となるのが、コンセントです。

お部屋の必要な場所に、コンセントがあるか確認しましょう。

間取り図

コンセントには大きく分けて「普通コンセント」と「アース付きコンセント」の2つがあります。

「アース付きコンセント」とは、漏電の恐れがある水まわりのコンセントのことで、接地(アース)による感電防止を必要とするものです。

冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機やウォシュレット、食洗器などはこの「アース付きコンセント」に取りつけます。

間取り図

こちらの例では、冷蔵庫のコンセントがキッチン入口付近にあります。

このことにより冷蔵庫はキッチン入口に設置することになりますが、以下のような不便さを感じます。

  1. キッチンの出入り口が狭く、冷蔵庫の開け閉めと、人の動線がぶつかる
  2. 冷蔵庫前が狭い
キッチン冷蔵庫

naka / PIXTA(ピクスタ)

冷蔵庫のコンセントは、設計段階で適正な位置に設置してもらいましょう。

 

いかがでしたか?

家の図面を理解できれば、住宅購入で失敗することもなくなります。

なにより、自宅の図面を読めるようになることが、一番楽しいかもしれません。

(しかまのりこ)

「成長別」子育てしやすい間取り・後編

住宅を購入する場合、10年後、20年後までの生活を考えて選んでいますか?

住まいは、子どもの成長や家族の変化に合わせ、間取りを工夫していくことが大切です。

前回は、子育てしやすい間取りの工夫について、お話しいたしました。

今回は一般的な「3LDKマンションの間取り」をもとに、子育てしやすい間取りを具体的にお話ししたいと思います。

 

1.「マンション購入時」

新築マンションを購入したと仮定します。物件概要と購入者の設定は、以下のようになります。

  • 3LDK 71.30平米 新築マンション
  • 夫33歳 妻31歳 長女3歳 長男1歳

間取図

洋室1は、夫婦の主寝室として、ずっと使います。

使い方が変わっていくのは、洋室2と和室になります。

子どもが乳児から幼児の時期は、とくにスキンシップの大切な時期です。

また、上の子、下の子それぞれに一部屋といった年齢ではないので、生活の主体はLDKと寝室になってきます。

赤ちゃんの様子を、いつも確認できるように、LDKにベビーベッドを置きます。

またLDK横の和室に布団を敷いて、長女と夫婦、親子3人で就寝します。

ぐっすり休みたいときは、夫婦のどちらかが主寝室(洋室1)で休めば、疲れも取れやすいでしょう。

 

この期間の注意点としては、洋室2など、まだ未使用なお部屋があることです。

間取り

 

未使用なお部屋があると、その部屋を収納部屋として使ってしまい、物が増えていく傾向になります。

いざお部屋を使うとなったときに、それまで収納していた物の行き場がなくなりますので、気を付けてください。

 

2.「マンション購入したから7年後~14年後」

間取り

左の間取りは、マンション購入から7年後、子どもたち二人が小学生の時期です。

子どもが二人とも小学生の時期は、まだそれぞれに個室を与える必要がありません。

1つのお部屋を兄弟姉妹で使わせることにより、我慢することや協調性・思いやりといった感情を幼いころから自然に育みます。

洋室2は、兄弟姉妹の寝室として使います。

ベッドは、上下に分けられるタイプの2段ベッドを使用し、後で部屋をわけたときにも使えるようにすれば、買い替えなどの無駄が省けます。

また、洋室2のカーテンも、別の家族が部屋を使ってもいいようにシンプルな柄で、洗濯できる丈夫なカーテンをオススメいたします。

兄弟姉妹の洋服は、クロゼット(足りない場合はチェストなどをプラス)を使い、子ども達に収納方法などのルールを決めさせ、任せてみましょう。

和室は、間仕切り扉を開放し、リビング学習スペースとして使います。

LDKに隣接しているため、両親の目が良く届き、家事や雑用の合間に、子どもの様子を見ることができます。

和室に置く勉強机や椅子は、長く使えるよう、成長に合わせて高さが変えられるシンプルなものを選びましょう。これですと、大学生・社会人まで使えます。

リビング

和室には、勉強机のほかに本棚・収納などを置きます。

押入れが少しでも開いていたら、カラーボックスなどを置き、学校用品の収納場所として利用するのも良いでしょう。

 

右の間取りは、マンション購入から14年後、子どもたち二人が受験の時期です。

子どもが中学生・高校生の、思春期になれば、それぞれのプライバシーに配慮する時期です。また受験に備え、集中して勉強できる体制を整えてあげましょう。

いままで一緒に使っていた和室および洋室2を、兄弟姉妹それぞれにあたえます。机とベッド・チェストなどを移動し、勉強と就寝・収納などを一室で出来るようにしましょう。

リビング

この期間の注意点としては、住宅購入後、15年近くになっているので、住宅の補修・修繕時期に来ているということです。

補修・修繕のための修繕積立金は、計画的に積み立てられているはずですが、滞納者や災害など、想定外の臨時徴収をされることがあります。

教育費もかかる時期ですが、住宅も修繕時期にかかるということを念頭に、子どもが幼いうちから「住宅準備金」などの積立を行っておくと、ゆくゆく困りません。

 

3.「マンション購入してから20年後~30年後」

間取り図

左の間取りは、マンション購入から21年後、子どもたち二人が大学生~社会人の時期です。

この時期になると、子どもたちのどちらかは家を出ている場合が多く、子ども部屋だった部屋が、フリースペースとして使えるようになります。

夫婦趣味のお部屋や書斎として、使っても良いですね。

この間取りでは長女が社会人になり家をでたため、LDKに面した和室をフリースペースとして使い、洋室2は、大学生である長男の部屋として使っています。

一方の右の間取りは、マンション購入から28年後、子どもたち二人が完全に独立し、夫婦二人だけの生活が始まった間取りです。

ご主人・奥様も定年を迎え、ゆっくりとした趣味を満喫する生活を送る方、または自宅で起業する方など、第二の人生を始める方も多いでしょう。

子どもたちが全員独立したため、子ども部屋であったすべての部屋がフリースペースとして使えるようになります。

書斎や趣味のお部屋にすることはもちろん、サロンや個人オフィスなどとして、お仕事をすることも可能です。

 

リビング

この間取りでは、長男が使用していた洋室2をご主人のオフィスとして、和室は奥様の趣味のお部屋として使っています。

また、住宅購入後、30年近くになっているので、マンションの場合は2回目の大規模修繕時期に来ています。

退職金などを計画的に使い、室内をシックにリフォームするなどをして気分を変えてみるのも良いですね。

リビング

 

いかがでしたか?

住まいを工夫し、適切なメンテナンスをすれば、子育てしやすいだけでなく、家族の成長や変化にも対応でき、いつまでも快適に暮らすことができます。

また、家を大切に使い続けることは、地球にも優しい、究極のエコにもなります。

子どもの成長・家族の変化にあわせた、子育てしやすい間取りの工夫、ぜひ取り組んでみてくださいね。

(しかまのりこ)

「成長別」子育てしやすい間取り・前編

住宅を購入する場合、10年後、20年後までの生活を考えて選んでいますか?

例えば、子どもの成長。

いまはまだ小さい子どもですが、その成長に合わせ、子育てしやすい間取りに工夫する必要があります。

今回は、子どもの成長・家族の変化にあわせた、子育てしやすい間取りの工夫(前編)についてのお話しです。

 

1. 「乳児~幼児期」この時期は子どもと一緒のお部屋で休みましょう!

子育てしやすい間取り

子どもが乳児から幼児の時期は、スキンシップが大切な時期です。

上の子、下の子それぞれに一部屋といった年齢ではないので、LDKと寝室が生活の主体となってきます。

マンションの3LDKなどでは、LDKに洋室または和室が隣接している場合が多いので、その場合は、LDKにベビーベッドを置き、洋室または和室に布団を敷いて親子3人で就寝することになります。

お父さんお母さんは、夜泣きなど大変ですが、少しの間と割り切って一緒のお部屋で休みましょう。

 

2.「小学生」まだ個室を与えず一部屋を子どもの就寝スペースに!

子育てしやすい間取り

子どもが二人とも小学生の時期は、まだそれぞれに個室を与えず、一部屋を兄弟姉妹の就寝スペースとして利用します。

また学習スペースは、LDKの周囲など、両親の目が届くところに設ければ、家事や雑用の合間に、子どもの様子を見ることができます。

学習スペース・就寝スペースを子ども二人で使うことにより、思いやりや協調精神をはぐくみ、子どもの成長につながります。

工夫の一つとして、二段ベッドは、シングルベッドを2段に重ねたタイプの物を購入しましょう。

後で、子ども部屋を分けたときに、買い替える必要がなくなります。

同じ理由で、学習スペースに置く勉強机や椅子も、長く使えるよう、成長に合わせて高さが変えられるシンプルなものを選びましょう。大学生・社会人まで使えるものが、ベストです。

 

3.「思春期~受験期」個室を与え、一室で勉強と就寝ができるように!

子育てしやすい間取り

小さな頃には両親のそばにいる時間が長かった子どもも、思春期になれば、それぞれのプライバシーに配慮しなくてはなりません。

また受験に備えて、集中して勉強できる体制を整えてあげましょう。

兄弟姉妹それぞれの部屋に、机とベッドを整え、勉強と就寝を一室でできるようにしましょう。

工夫の一つとして、子ども部屋のカーテンは、派手なキャラクターなど、子どもっぽいデザインのものは避けた方が無難です。

後でこの部屋を、別の家族が使ってもおかしくないよう、オーソドックスで丈夫なカーテンをオススメいたします。

また、この時点で住宅購入してから15年近くになっているので、マンションの場合は大規模修繕、戸建ての場合は第1回目の住宅補修・設備交換時期に来ています。

見た目は大丈夫だからといって、この時期にきちんとメンテナンスしないと、後で雨漏りなど取り返しのつかない事態になりがちです。

教育費もかかる時期ですが、修繕・交換・補修費用を、早いうちからきちんと積み立てておきましょう。

 

4.「大学生~社会人」子ども部屋だった部屋をフリースペースに!

子育てしやすい間取り

子どもの成長は早く、受験や就活を終えると、大学生や社会人になります。

入学や就職先により、早い子では大学生になると家を出てしまいます。

子ども部屋だった部屋は、フリースペースとして、ほかの家族の書斎や趣味のお部屋として、自由に使うことができます。

 

5.「独立~夫婦二人の生活」すべての子ども部屋を書斎や趣味の部屋に!

子育てしやすい間取り

子どもが社会人になり、それぞれの伴侶を見つけ世帯を持つと、夫婦二人の生活が待っています。

またご主人・奥様も定年を迎え、ゆっくりとした第二の人生を始める方も多いでしょう。

子ども部屋だったすべての部屋が空くことにより、フリースペースとして、書斎や趣味のお部屋にすることはもちろん、サロンや個人オフィスなどとして、お仕事をすることも可能です。

また、住宅購入後から30年近くたっているので、マンションの場合は大規模修繕、戸建ての場合は第2回目の住宅補修・設備交換時期に来ています。

今後も住み続けられるよう、退職金などを計画的に使い、住宅の修繕・交換・補修を行いましょう。

 

いかがでしたか?

家族の成長とともに、家の間取りを工夫することで、家を買い替えなくても、子育てしやすい間取りにすることができます。

次回は、3LDK(71平米)マンションでの平面図をもとに、家族の変化にあわせた、間取りの使い方をお話しいたします。

(しかまのりこ)

 

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