インテリア/家具レイアウトのCOLLINO

マンションや狭い間取りの、リビング学習/子ども部屋などにお困りの方へ
書籍『家具配置のルール』著者/各種メディア出演/記事執筆多数の
しかまのりこ(模様替え作家/一級建築士)がインテリア~家具レイアウトをサポートします!

HOMEブログページ ≫ 幼児期・中学受験・思春期~子供の成長に合わせて、住まい... ≫

幼児期・中学受験・思春期~子供の成長に合わせて、住まいはどうアップデートする?

iStock-670090306
「孟母三遷(もうぼさんせん)」ということわざのように、
子どもの成長に、住まいや環境は大きな影響を与えるようです。

たとえば、子どもには「パーソナルスペース」は必要だと思いますが、
あまりにも居心地の良い「個室」を与えてしまうと
「引きこもり」という事態もまねく恐れもあります。

もちろん「子ども部屋をどうつくるか」は、各ご家庭の教育方針によるところが大きく
また明確な研究結果もないため、保護者はとても悩みますよね?

子ども部屋のつくり方としては「個室にするか」「共同部屋にするか」など、大きく二つの方法があります。
兄弟姉妹が異性の場合は、個室をお勧めいたしますが、同性の場合は共同部屋も魅力的です。

と言いますのは、私にも二人の娘がりますが、それはそれは、とても仲の良くない姉妹でした。
しつこい妹にイラついた姉が、妹に馬乗りになって殴る、などというケンカもあり、
「どんな教育を受けてんだ!」と、まさに親の顔が見たい状態・・・はい、わたしなんですが・・・正直、かなりショックでした。

しかし、狙ったわけではないのですが、妹が小学校に上がるタイミングで「姉妹共同の子ども部屋」をつくりました。
当時小学3年生だった姉は、それまでは、家族全員で「川の字」に寝ていたのが、気に入らない妹との2人部屋にされたわけです。
まあ、最初はケンカが多発しておりましたが、それでも「協力しなくてはお互い居心地が悪くなる」ということを体感し、「休戦協定」を結び
だんだん彼女たちも「我慢」や「協調」を学んだようです。
下の図が共同部屋の様子です。
「寝る」「勉強する」「収納する」行為を、共同で管理運営しなくてはいけないため、
当初は散らかり放題だった各スペースも、ふたりでルールを決めながら、次第に居心地の良い空間に変えていったようです。

スライド29




ところで、この間取りをみて、何か感じませんか?
そうなんです、じつはこの間取り、もともとは「夫婦の寝室」「ウォーキングクロゼット」「書斎」だった間取りなのです。
ライフスタイルの変化に伴い、当初予定していた「子ども部屋」では、姉妹のクロゼット収納が足りなかったために、子どもスペースと親のスペースを交換しました。
ん?夫婦のクロゼットは足りたの?と、疑問に感じた方は鋭いですね!
はい、迷うことなく断捨離された洋服がございますが、詳しくはご想像にお任せいたします。
でも、こういった間取り交換などの工夫を、ぜひご自宅の間取りでも生かしてみてください!

当事務所では、お子さまの成長に合わせた住まいのアップグレードをご提案しております。
同じ間取りでも、家具配置を変えるだけで、幼児期から中学受験・思春期にも対応可能です(下図参照)

子どもの成長に伴うお悩み以外にも「部屋が狭い」「家族がふえた」など、住まいのことでお悩みの場合は、是非お気軽にご相談くださいませ。


スライド25

 
2023年04月22日 14:20