子育て世代にとって、わが子を優秀に育てるのは一つの目標ではないでしょうか?
なかでも医師や弁護士は社会的地位や収入も高く、仕事にやりがいがあり定年もありません。
そんな職業に就いてくれたら、親としては嬉しいものです。
筆者は現役国立医学部生にアンケート調査を行い、どのような家でどのように育ったのかを調査いたしました。
そこには親が考えていないような子どもたちの意外な本音がありました。
前回は、頭の良い子どもたちの中学生までの勉強場所についてお届けいたしました。
今回は、国立医学部受験を控えた高校生のとき、頭の良い子どもたちはどこで勉強していたかについてのお話しです。
■受験期は、リビングで勉強はしなかった!?
大事な大学受験を控えた高校生の時、頭の良い子どもたちはどこで勉強していたのでしょうか?
アンケートの結果、約6割の学生が塾や図書館で勉強しており、約3割の学生が子ども部屋、そして飲食店・リビングダイニングと続きます。
小学生の時にリビング学習を支持していた学生たちも、難関大学への受験期となるとほぼ全員が塾や図書館、子ども部屋と勉強場所を変えていったことがわかります。
■一番、集中できた勉強場所は、どこ?
また、一番集中できた勉強場所について聞いたところ、
1位が塾や図書館で66.7%、2位が子ども部屋で20.3%、3位が飲食店で11.1%と続きリビングは1.9%となりました。
約7割の学生たちが塾や図書館を支持しており、子ども部屋やその他の勉強場所を大きく引き離して今す。
一方、マクドナルドやデニーズなどの飲食店を支持している学生たちもおり、その理由として「自宅では誘惑が多いから」や「飲み物が飲めるから」などの理由をあげて今す。
このように塾や図書館・飲食店など、自宅以外での勉強が一番集中できたと答える学生たちの合計は、全体の8割を超える結果となって今す。
驚きですね。
■頭の良い子どもたちの、一番好きな場所はリビング
最後に、今は一人暮らししている学生たちに、自宅で一番好きな場所をアンケートしてみました。
その結果、約7割以上の学生が自分の部屋でなく、リビングと答えました。
理由として「家族がみんな集まるから」「話を聞いてもらえるから」「明るくて暖かくて安らぐから」などでした。
いかがでしたか?
3回にわけてお届けしました学生たちのアンケート結果から、
小学生はリビング学習、中学生は子ども部屋や塾や図書館などの外部勉強空間、高校生は塾や図書館などの外部勉強空間が、勉強空間として大切になってくることがわかりました。
また、一番好きな場所として、家族が集まるリビングと答えた学生が多かったのも印象的でした。
「勉強のため・自立のため、子ども部屋を用意したい」という理由で、多くの人が30年近いローンを組んで生活をやりくりし、夢のマイホームを購入します。
しかし、頭の良い子どもたちは高校生になってもリビングでの家族との交流を求め、また勉強は塾や図書館などの外部空間を使う子どもが多く、勉強部屋としての子ども部屋は必ずしも必要ないのが現状のようです。
頭の良い子どもが育つ家にするためは、家族が集まるリビングを充実させ、また住居費と教育費のバランスをよく考えた無理のない住宅購入を行うことが、大切なようです。
当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
2016年12月22日 22:03