COLLINO一級建築士事務所

建築設計・住宅検査・家事育児を経て、主に中小型住まい向けの間取り相談、家具選定、家具配置プランを提供しています。
また多数のお悩み解決の実績から、書籍・セミナー・メディア出演・記事執筆などを通じた住まいづくりに関する知識の普及、
欲しい機能をデザインした高収納とお子様の健康を守る家具を製作・販売しています。

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勉強に集中!子ども部屋の作り方

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こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
マンションは利便性が高い一方、広さが限られておりどのように家具を置いたら良いか悩まれる方はかなり多くいらっしゃいます。
今回は、80㎡3LDKマンション住まい4人家族の事例を基に、お子様の学習スペースの家具配置例を紹介します。
 
前回投稿『壁が少なく家具が置きにくい間取り、どうする?』では、80㎡3LDKマンションにお住まいの4人家族の事例を基に、壁が少なく家具が置きにくい間取りへの家具の置き方、LDへのテレワークスペースの作り方、Unico・IKEA・無印など配置した家具をご紹介させて頂きました。
今回投稿では、お子様の学習スペースに触れながら、家具配置の事例をご紹介させて頂きます。
 
COLLINOでは、女性一級建築士・模様替え作家による家具配置プラン納品実績を基に、特に家具配置に関して悩みの多いマンション子育て世代に向けた住まいに関する情報を発信させて頂いております。よろしければ参考にしてみてください。
 

~その1~

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詳細の間取りは前回投稿『壁が少なく家具が置きにくい間取り、どうする?』をご参照頂ければと思うのですが、3.5畳と3畳の洋室に子ども部屋を配置しました。マンションでどうしても子ども部屋をつくりにくいですが、やはり子どもにとってはパーソナルスペースが確保されるのはとてもうれしいことだと思います。


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子ども部屋1(3.5畳)をご覧ください。
前回投稿でご紹介させて頂きましたが、扉が多く家具配置がしにくい間取りは、あえて扉をつぶしてしまって家具を置くスペースを作ってあげましょう。
 
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出し入れしやすいオープン収納家具はおすすめです。
LDは来客を考慮し中が見えない収納家具、寝室や子ども部屋は実用性を重視しオープン収納家具、といった区分けが良いでしょう。
 
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子ども部屋2(3畳)をご覧ください。
狭いマンションでは、高さ方向に空間を活用できるロフトベッドは重宝します。
但し、ロフトベッドは、動線に加えて、梁の位置、照明の位置、エアコンの位置は考慮した上で最適な位置を考えてあげましょう。
 
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突っ張り収納も有効ですね。
洋服やバッグ、小物を置くことが出来て、散らかりにくい部屋ができます。
 

~その2~

さて、ここまでは一般的な子ども部屋の作り方をご紹介させて頂きました。
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少し話が変わりますが、ご自身が子どもだったころを思い返してみてください。
なかなかご自分の部屋で勉強に集中できたという方は少ないのではないでしょうか。
当事務所では、寝るスペースと学習するスペースを分けた『学寝分離』の考え方を推奨しています。
 
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子ども共同寝室(3.5畳)と子ども共同学習(3畳)に分けています。
メリットは主に3点あります。
 
中の様子も見てみましょう。
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~その3~

最後に、配置した家具をご紹介させて頂きます。
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如何でしたでしょうか。
当事務所では、マンション子ども部屋の事例が多数ございます。
他の記事も是非参考にしてみてください。
プレジデントオンライン記事『「59平方メートルの2LDKで子ども3人の個室はつくれるか」一級建築士が知恵を絞りつくした結果
 
少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年09月09日 16:42

壁が少なく家具が置きにくい間取り、どうする?

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こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
マンションなど壁が少ない間取りは、広々としていてとても魅力的ですよね。
しかしながら内見の際は魅力的でも、いざ住んでみると家具をどのように置いたらいいのか、、、と悩まれる方は意外と多くいらっしゃいます。
今回は80㎡3LDKマンションにお住まいの4人家族の事例をご紹介させて頂きます。
 
COLLINOでは、女性一級建築士・模様替え作家による家具配置プラン納品実績を基に、特に家具配置に関して悩みの多いマンション子育て世代に向けた住まいに関する情報を発信させて頂いております。よろしければ参考にしてみてください。
 
さてこちらは間取り図です。LDが広々としている3LDKの間取りですね。
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しかしながら扉が多く(つまり壁が少ない)、動線を確保しなければならないため、扉スペース付近に家具を配置することが出来ません。
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そんなときは思い切って、なくてもいい扉をつぶしてしまうことをおすすめしています。
はっきり言ってしまうと、マンションの間取りで、1部屋に対して2つの扉は多いですよね。
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このような形で家具を置くことが出来ます。
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扉をつぶして収納家具を置くことが出来ました。
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また、広いLDKは間仕切り家具を置くことで、動線を確保しつつも家具を置くことが出来ます。
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中の様子も見てみましょう。
今回のお客様はLDにテレワークスペースをつくりたいとのことでしたので、扉をつぶす、間仕切り家具を置くことで、いい感じのテレワークスペースをつくりました。
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最後に配置した家具をご紹介します。
人気家具のUnico、IKEA、無印良品を選びました。
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如何でしたでしょうか。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年09月05日 23:37

マンション子育て”部屋割り”どうする?

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こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
マンションにお住まいの子育て世代で、部屋割りに悩まれている方は多いのではないでしょうか。食事スペースやくつろぎスペースは当然のこと、ご夫婦の部屋や子ども部屋の他、最近ではリビング学習スペースやテレワークなどの仕事スペースを考える必要があります。また、一回考えてお終いとはいかず、お子様の成長などライフスタイルの変化とともに、部屋割りや家具配置を変える必要が出てきます。
今回は60㎡マンションにお住まいの3人家族の事例をご紹介させて頂きます。
 
COLLINOでは、女性一級建築士・模様替え作家による家具配置プラン納品実績を基に、特に家具配置に関して悩みの多いマンション子育て世代に向けた住まいに関する情報を発信させて頂いております。よろしければ参考にしてみてください。
 
部屋割りや家具配置を考える際は、ご夫婦よりもお子様のライフスタイルの変化の方が激しいため、特殊な事情がない限り、“子供の成長”に合わせて部屋割りを考えてあげるのがベストです!
特に、幼少期は目の届くところで遊ばせながら、小学校に上がると宿題などリビング学習スペースが必要です。更に思春期になると勉強に加えて心の成長のためにも子ども部屋を与えてあげる必要も出てきます。
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では、くつろぎスペースを充実させたA-planの幼少期、小学校入学時、思春期以降の部屋割り・家具配置を見ていきましょう。
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模様替えアドバイザーの推奨している考え方である、『空間分け』の考え方で用途ごとにスペースを区切っていますね。
幼少期はリビングの隣に遊びスペースを設けていますが、小学校入学時以降はくつりぎスペースでテレビをご覧になったりご家族でゆっくりとした時間が楽しめそうですね。
仕事や学習スペースが少し狭いですが、ダイニングの椅子と組み合わせるなど上手にスペースを活用しています。
 
A-planのパース図と使用している家具もご紹介させて頂きます。
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続いて、仕事・学習スペースを充実させたB-planの幼少期、小学校入学時、思春期以降の部屋割り・家具配置を見ていきましょう。
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幼少期はA-planと変わりありませんが、小学校入学時以降、1部屋を丸ごと仕事・学習スペースにしています。お子さんと隣り合わせで仕事するというのもなかなか良いものではないでしょうか。
思春期以降は子ども部屋で学習し、仕事スペースを十分確保することが出来ますね。
 
B-planのパース図と使用している家具もご紹介させて頂きます。
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最後に子ども部屋と夫婦寝室を見てみましょう。
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如何でしたでしょうか。
マンション子育て世代の部屋割りは、”子どもの成長”に合わせて部屋割りを考えてあげることをおススメしています。
少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年09月01日 08:00

4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間①

01_4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間①
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
都内マンションでの生活は、通勤や娯楽へのアクセスがよくとても便利ではありますが、その反面ご自宅の中はどうしても限られた空間になってしまうため、家具配置などのインテリアに悩む方は多くいらっしゃいます。まして子育て世代ともなると、お子様のリビング学習スペース、子ども部屋などの環境を整えてあげると、狭く感じる、なんか居心地が悪い、どうしてもものが散らかってしまうなど、当事務所にご相談に来られる方が後を絶ちません。
今回は、女性一級建築士で家具の選定~配置などのインテリアを手掛けるCOLLINOより、
都内4LDK85㎡マンションに4人家族でお住いのお客様の家具配置プラン実例をもとに、快適なリビングダイニング空間の作り方として、重要なポイントを解説させて頂きます。
 
今回のテーマ.快適なリビングダイニング空間をつくる
今回のテーマ
今回ご相談に来られたお客様は、都内4LDK85㎡マンションをご購入され、夫・妻・長女・長男の4人家族で暮らす、快適な空間をつくってほしいとのご依頼でした。
洋室2~4は、夫婦の寝室や子ども部屋として、それぞれでインテリアを考えたいとのことでしたが、LDKと洋室1で、家族の大切な時間を共有する快適な空間をつくりたいとのご要望でした。
 
全体図
全体図
こちらが先生の手掛けた全体図です。どのようなポイントにこだわってプランをつくったのか見てみましょう。
 
ポイント1.動線を確保しよう!
ポイント1.動線を確保しよう!
リビング扉からバルコニー、またリビングから各お部屋へ、などメインの動線をしっかり確保することが大切です。このメインの動線が曲がりくねってしまうと、移動としての生活動線だけでなく、掃除やお洗濯などの家事動線が悪くなってしまい、とてもストレスを感じる家具配置になってしまいます。
また、収納への動線もしっかり確保することも重要です。収納へ足が遠くと、どうしてもものを片付けるのがおっくうになり、散らかりやすいお部屋になってしまいます。
 
ポイント2.空間分けをしよう!
ポイント2.空間分けをしよう!
動線を確保したら、機能ごとに空間分けを行いましょう。今回は、食事やリビング学習を行うリビング空間、テレビや家族とゆっくりするダイニング空間、お子様のピアノや一人の読書を楽しむくつろぎ空間に分かれています。
また、各空間ごとに収納を確保しましょう。収納がバラバラに置かれていると、どうしても物が入り乱れ、片づけにくいし、ものを探しにくい空間になってしまいます。
 
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!(1/2)
お部屋の中心は、リビング扉を開けて最初に目につく空間です。ここに背の高い家具を置いてしまうとかなり圧迫感を受け、狭く感じる空間となってしまいます。
背の低いソファや、背もたれのないスツールを活用してみては如何でしょうか。
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!(2/2)
特にマンション子育て世代にはスツールはおススメです。過去の記事、『【マンション子育て世代必見】飽きの来ないおしゃれな家具を置こう』、もご覧になってみてください。
 
如何でしたか。当事務所へのご相談をもとに、『4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間実例』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。
2023年08月11日 18:17

子どもの学習環境って、どうやって整えるの?低学年の子どもに適した学習環境のつくり方

新年度になり環境が変わりましたね。
小学生の子どもがいる家庭では、そろそろ子どもの「勉強」が気になりますよね?

わがやも野放し状態だった幼児期時代を卒業し、小学生からは、「自立と学習環境」を意識して部屋を整えました
まあ、整えたからと言って、必ず学力が上がり、自分のことは自分でできるようになるとは限りませんが
少なくとも親ができることは、しないよりした方が良いと思ってのことです。

とくに、小学生からは子育ての「核」みたいなもの
私も今となっては、子育てをもっとこうすればよかった!など後悔だらけですが
そんな子どもたち、いまでは専門職として立派な社会人になり
子育てはともかく、「部屋づくり」に関しては、失敗ではなかったと確信しております。

学習環境の具体的な整え方に関して詳しくはこちらをご覧ください 学研「低学年ママ必見!リビング学習で集中力を高める方法とは?【学習環境 前編】」

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。

 
2022年05月25日 10:31

勉強に集中できる環境づくりとは?

「賢い子ども」とか「東大生の使っていた文房具」とか
勉強のできる子どもは、いつもトレンドですよね?

そういうわたくしも、
「いやーこどもなんて、五体満足で、走り回っていればいいのよー」
とは言い切れず「早期教育」とか「英語教育」とか、いろいろと振り回されました・・・

いまとなって思うことですが
結局親ができることは「環境を整えてあげる」に尽きると思っています。
あとは、本人次第なんですね
この本人次第も、子ども時代に、能力とかやる気が出るとは限りません。
長い目で見て、その子の旬なときに、能力とかやる気が出るのであって
それが子供時代だった子は一般的に良いとされている大学に入ることのように感じます。

話は戻りますが、環境を整えるということは
住む家だけでなく、住む場所も大切だということですね。
「孟母三遷(もうぼさんせん)」ということわざをご存知でしょうか?
中国の偉大な学者孟子の母が、子どもの教育のために3回引っ越しをした例えから、
教育には環境が大切という教えだそうです。
よくない場所に住んだら、選べる学校も限定されてきてしまいますからね。

そして、勉強に集中できる住まいについては
「子ども部屋を与えて、デスクとベッドを置けばいいのよー」
という一般的な選択肢以外にもあることをご存知でしょうか?
少し変わった子ども部屋の作り方なのですが、筑波大学の医学部生にアンケートを取り
その傾向から部屋割りや家具配置を考えた子ども部屋になります。

内容については、ヤフーニュースに掲載されました記事でご確認くださいませ!
(Yahoo!news)

国立大医学部生のアンケートで判明。リビング学習より集中できるスペースのつくり方

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
 



 
2022年02月14日 13:43

中学受験・・・もし失敗だったとしても、だいじょうぶだいじょうぶ!

いよいよ中学受験、大本番の時期になりましたね?
わが家も、そのむかしになりますが、中学受験しました。

結果は、大撃沈。。。

小学校4年生から市進学院に通い
そこそこの成績をとっていて、
塾の先生からも「○○さんが受からなかったら、誰も受かりませんよ!」など
半分お世辞でしょうが、ほかにも模試でお墨付きをもらっていたので油断していました・・・

じつは、6年生の9月から「受験する学校の過去問を解くように」と、
近くの国立大学に通う家庭教師の女子大学生に、受験する学校の過去問題を渡していたのですが

な、なんと!

この学生、一問も、一ページも開いてなかったのですね・・・

イッタイナニヲシテイタンダ!!!

となりますよね?

イッタイナニシテタン!?

それに気づいたのは、12月のクリスマスです。
女子大生を信頼した私がバカでした。というか、アホですね。

そこから、1月の受験日まで、特訓塾で試験問題を厳選して
娘は頑張りましたが、やはり、過去問解いていないと、私立は無理ですよね...

かわいそうなことをしました。
受験会場に送り届けた日の、自信なさげな娘の顔が、いまでも脳裏に焼き付いています...
もっと親がしっかり、勉強の進み具合を、過去問の進み具合を、人任せにしないことが大切でした⇦反省点

し、しかしですよ

娘は、そのあと都内の女子高に入ったのですが、
6年間部活を楽しみ、たくさんの友人ができ、小学生からの特訓でそこそこ勉強ができたので、先生からもちやほやされ、カオスな女子高での生活は、結果大正解でした
学校からの推薦を頂きまして、推薦入学で筑波大学の医学部に入り、医師になりました。

もし中学受験、狙っていた学校に入れなかったとしても
だいじょうぶ、問題ございません!
人生は長いのです・・・
とはいっても、ご本人はとてもつらいと思いますが、どうかご両親が

「ノープロブレム!」

と言って、疲れをいやしてあげてください♡
これからの人生の、ほんの一つの小さな出来事にすぎません。
大した問題ではないのです、ノープロブレム!

だって、このコロナ禍に受験できただけでも、ものすごくお子様は立派なのですから・・・
そして、いままで頑張ったご両親も、ほんとうにお疲れさまでした。おいしいものを食べてください♡

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
 
2022年02月01日 15:07

頭の良い子は受験期に、どこで勉強していたの?【賢く育てたい!国立医学部生の住まい】

子育て世代にとって、わが子を優秀に育てるのは一つの目標ではないでしょうか?

なかでも医師や弁護士は社会的地位や収入も高く、仕事にやりがいがあり定年もありません。

そんな職業に就いてくれたら、親としては嬉しいものです。

筆者は現役国立医学部生にアンケート調査を行い、どのような家でどのように育ったのかを調査いたしました。

そこには親が考えていないような子どもたちの意外な本音がありました。

前回は、頭の良い子どもたちの中学生までの勉強場所についてお届けいたしました。

今回は、国立医学部受験を控えた高校生のとき、頭の良い子どもたちはどこで勉強していたかについてのお話しです。

 

■受験期は、リビングで勉強はしなかった!?

大事な大学受験を控えた高校生の時、頭の良い子どもたちはどこで勉強していたのでしょうか?

アンケートの結果、約6割の学生が塾や図書館で勉強しており、約3割の学生が子ども部屋、そして飲食店・リビングダイニングと続きます。

小学生の時にリビング学習を支持していた学生たちも、難関大学への受験期となるとほぼ全員が塾や図書館、子ども部屋と勉強場所を変えていったことがわかります。

 

 

■一番、集中できた勉強場所は、どこ?

また、一番集中できた勉強場所について聞いたところ、

1位が塾や図書館で66.7%、2位が子ども部屋で20.3%、3位が飲食店で11.1%と続きリビングは1.9%となりました。

約7割の学生たちが塾や図書館を支持しており、子ども部屋やその他の勉強場所を大きく引き離して今す。

一方、マクドナルドやデニーズなどの飲食店を支持している学生たちもおり、その理由として「自宅では誘惑が多いから」や「飲み物が飲めるから」などの理由をあげて今す。

このように塾や図書館・飲食店など、自宅以外での勉強が一番集中できたと答える学生たちの合計は、全体の8割を超える結果となって今す。

驚きですね。
 

 

■頭の良い子どもたちの、一番好きな場所はリビング

最後に、今は一人暮らししている学生たちに、自宅で一番好きな場所をアンケートしてみました。

その結果、約7割以上の学生が自分の部屋でなく、リビングと答えました。

理由として「家族がみんな集まるから」「話を聞いてもらえるから」「明るくて暖かくて安らぐから」などでした。

 


いかがでしたか?

3回にわけてお届けしました学生たちのアンケート結果から、

小学生はリビング学習、中学生は子ども部屋や塾や図書館などの外部勉強空間、高校生は塾や図書館などの外部勉強空間が、勉強空間として大切になってくることがわかりました。

また、一番好きな場所として、家族が集まるリビングと答えた学生が多かったのも印象的でした。

「勉強のため・自立のため、子ども部屋を用意したい」という理由で、多くの人が30年近いローンを組んで生活をやりくりし、夢のマイホームを購入します。

しかし、頭の良い子どもたちは高校生になってもリビングでの家族との交流を求め、また勉強は塾や図書館などの外部空間を使う子どもが多く、勉強部屋としての子ども部屋は必ずしも必要ないのが現状のようです。

頭の良い子どもが育つ家にするためは、家族が集まるリビングを充実させ、また住居費と教育費のバランスをよく考えた無理のない住宅購入を行うことが、大切なようです。

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。

2016年12月22日 22:03

勉強はどこで?「子ども部屋」より多かったのは…【賢く育てたい!国立医学部生の住まい】

子育て世代にとって、子どもを優秀に育てるのは一つの目標ではないでしょうか?

なかでも医師や弁護士など、社会的地位や収入も高く定年もない仕事に就いてくれたら、親としては嬉しいものです。

では、そのような優秀な子どもを育てるには、どのような家がよいのでしょう?

また、実際にはどのような家で優秀な子どもたちは育ったのでしょう?

筆者は現役国立医学部生にアンケート調査を行い、どのような家でどのように育ったのかを調査いたしました。

そこには親が考えていないような子どもたちの意外な本音がありました。

前回は、家族構成や家の様式などについての調査をお届けいたしました。

今回は、そのアンケート結果の一部、国立医学部生が「どこで勉強していたか?」についてのお話です。

 

■中学受験は6割が経験! 勉強をしていたのは主に「リビング」

筆者は筑波大学医学部(偏差値72)に通う学生に対し「住まいに関するアンケート」を行い、その結果54人から有効回答を得ました。

まずはじめに、学生たちが小学生だったころ、中学受験をしたかどうか、またどこで勉強していたかについて聞いてみました。

 

結果は61.1%が「中学受験の経験あり」と答えており、国立医学部生たちは小学生からしっかり勉強していたことがわかります。

また、どこで勉強していたかについて聞いたところ、中学受験組は1位が「リビング」で51.5%、2位が「子ども部屋」と「図書館や塾などの外部勉強空間」が同率24.2%で並びました。

一方、中学受験をしていない組は1位が「リビング」で57.1%、2位が「子ども部屋」で38.1%、3位が大きく離れて「図書館や塾などの外部勉強空間」で4.8%となりました。

話題のリビング学習ですが、小学生の2人に1人が実践していたという結果は、やはり驚きですね。

 

■中学生のときの勉強場所は、中学受験組と高校受験組で大きな違いが!

次に中学生の時、どこで勉強していたかについてのアンケートをとりました。

結果は、高校受験組は1位が「子ども部屋」と「図書館や塾などの外部勉強空間」が42.9%と同率で並び、「リビング」は14.3%と大きく引き離されています。

 

一方、中学受験をしたため高校受験をしなかった組は1位が「子ども部屋」48.5%、2位が「リビング」33.3%、3位が「図書館や塾などの外部勉強空間」15.2%となりました。

中学生になると勉強も少し大変になってくるため、勉強に集中のできる塾や子ども部屋の使用頻度が上がる一方、リビング学習は選択されなくなるようですね。

 

いかがでしたか?

学生たちのアンケート結果から、リビング学習が実践されたのは小学生までで、中学以降は子ども部屋や塾や図書館などの外部勉強空間が大切になってくることがわかります。

また少数ですが塾や自宅以外に「マクドナルドなどの飲食店」「祖母の家」「友人の家」「学校の教室」と答えている学生もいました。

与えられた環境の中、自分で工夫して勉強場所を探していたようです。

では、国立医学部受験を控えた高校生のとき、学生たちはどこで勉強していたのでしょうか?


当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
 

2016年11月09日 21:23

頭のいい子どもって、どんな家に住んでいるの?【賢く育てたい!国立医学部生の住まい】

勤務医でも平均年収1,500万円を超え、就活の苦労もなく社会的なステータスもある医師は、昔も今も男女ともに人気の職業です。

その医師になるための最難関な大学が国立大学医学部ですが、皆さんは国立医学部生と聞くと、どんな学生をイメージしますか?

豪邸に住んでいて、小さいころから勉強や習い事をたくさんしていた優秀な学生……?

しかし、医学部生本人に聞いたアンケート結果からは、意外な事実と共通点がわかりました。

今回は、そのアンケート結果の一部、国立医学部生がどんな家に住んでいたかについてのお話です。

 

■「国立医学部生」の育った家は、一戸建て? それともマンション?

筆者は筑波大学医学部(偏差値72)に通う学生に対し「住まいに関するアンケート」を行い、その結果54人から有効回答を得ました。

回答の男女比は4:6で、現役合格者は6割、一浪以上は4割です。

回答者の出身県は地域枠推薦があることから、茨城県が25%と最も多く、次いで首都圏、全国と続きます。

アンケートではまず、どんな家で育ったかについて聞いてみました。

 

その結果、一戸建てが6割、ついでマンションが3割、団地・アパートが1割と続きます。

一戸建てが多いのは、首都圏以外の出身者が多いのも理由の1つでしょう。

意外なのは、団地・アパートに住んでいた学生も1割ほどいるということです。

勉強のできる子どもに育てるためには、必ずしも豪邸は必要ないということですね。

 

■おじいちゃんおばあちゃんとは、一緒に住んでいた?

次に、一緒に住んでいた家族構成について伺ってみました。

 

その結果、9割以上が親・兄弟姉妹のみの核家族であり、残り1割弱が祖父母とも同居の2世帯家族となっております。

この結果は、平成27年度調査の「国民生活基礎調査の概況」でも、核家族が増え2世帯家族が減っているという調査結果が出ており、アンケート結果と見事にマッチングしています。

このことから、国立医学部生の家族環境も特殊なものでなく、ごく一般的な家族構成ということがわかると思います。

 

■自分専用の子ども部屋は持っていたの?

次に、自分専用の子ども部屋を持っていたかについてアンケートしてみました。

その結果、66.7%の学生が自分専用の子ども部屋を持っていたのに対し、33.3%の学生は自分専用の子ども部屋を持っていなかったと答えています。

 

勉強のできる学生さんですから、自宅での勉強を行う子ども部屋は全員持っていると考えがちですが、この結果は意外ですね。

では、子ども部屋を持たなかった学生さんたちは自宅のどこで勉強していたのでしょうか? 気になるところですね。

 

お子さんのいるご家庭では、賢く子供を育てることは一つの夢であることが多いと思います。

次回は、賢く育った学生さんたちの住まい方について、アンケートをもとに、さらに具体的にお話ししていきたいと思います。

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。

2016年10月06日 20:49