勉強に集中!子ども部屋の作り方

マンションは利便性が高い一方、広さが限られておりどのように家具を置いたら良いか悩まれる方はかなり多くいらっしゃいます。
今回は、80㎡3LDKマンション住まい4人家族の事例を基に、お子様の学習スペースの家具配置例を紹介します。
前回投稿『壁が少なく家具が置きにくい間取り、どうする?』では、80㎡3LDKマンションにお住まいの4人家族の事例を基に、壁が少なく家具が置きにくい間取りへの家具の置き方、LDへのテレワークスペースの作り方、Unico・IKEA・無印など配置した家具をご紹介させて頂きました。
今回投稿では、お子様の学習スペースに触れながら、家具配置の事例をご紹介させて頂きます。
COLLINOでは、女性一級建築士・模様替え作家による家具配置プラン納品実績を基に、特に家具配置に関して悩みの多いマンション子育て世代に向けた住まいに関する情報を発信させて頂いております。よろしければ参考にしてみてください。
~その1~

詳細の間取りは前回投稿『壁が少なく家具が置きにくい間取り、どうする?』をご参照頂ければと思うのですが、3.5畳と3畳の洋室に子ども部屋を配置しました。マンションでどうしても子ども部屋をつくりにくいですが、やはり子どもにとってはパーソナルスペースが確保されるのはとてもうれしいことだと思います。

子ども部屋1(3.5畳)をご覧ください。
前回投稿でご紹介させて頂きましたが、扉が多く家具配置がしにくい間取りは、あえて扉をつぶしてしまって家具を置くスペースを作ってあげましょう。

出し入れしやすいオープン収納家具はおすすめです。
LDは来客を考慮し中が見えない収納家具、寝室や子ども部屋は実用性を重視しオープン収納家具、といった区分けが良いでしょう。

子ども部屋2(3畳)をご覧ください。
狭いマンションでは、高さ方向に空間を活用できるロフトベッドは重宝します。
但し、ロフトベッドは、動線に加えて、梁の位置、照明の位置、エアコンの位置は考慮した上で最適な位置を考えてあげましょう。

突っ張り収納も有効ですね。
洋服やバッグ、小物を置くことが出来て、散らかりにくい部屋ができます。
~その2~
さて、ここまでは一般的な子ども部屋の作り方をご紹介させて頂きました。
少し話が変わりますが、ご自身が子どもだったころを思い返してみてください。
なかなかご自分の部屋で勉強に集中できたという方は少ないのではないでしょうか。
当事務所では、寝るスペースと学習するスペースを分けた『学寝分離』の考え方を推奨しています。

子ども共同寝室(3.5畳)と子ども共同学習(3畳)に分けています。
メリットは主に3点あります。
中の様子も見てみましょう。




~その3~
最後に、配置した家具をご紹介させて頂きます。





如何でしたでしょうか。
当事務所では、マンション子ども部屋の事例が多数ございます。
他の記事も是非参考にしてみてください。
プレジデントオンライン記事『「59平方メートルの2LDKで子ども3人の個室はつくれるか」一級建築士が知恵を絞りつくした結果』
少しでもご参考になれば幸いです。