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【連載】子ども部屋を2人でどう使う?5畳~9畳和室・洋室の使い方実例

 

子どもの数だけ子ども部屋を用意できない・・・という悩み


子ども部屋は子どもの数だけ用意できれば良いですよね。しかし家の大きさや金銭的な問題もあり、すべての家庭で子どもの数だけ子ども部屋を用意できるとは限りません。

そんなときは動線を整理し、うまくお部屋を整えれば子ども部屋が1つでも兄弟姉妹で仲良く使える方法があります。

今回は子供部屋を2人で使う場合についてのポイントや実例などをご紹介します。
 

 

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うメリット


​​​​​子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うメリットには下記のようなものがあります
1.1つのお部屋を一緒に使うことで、協調性が育つ
2.1つのお部屋を自分たちで工夫して使うことで、思考能力が養われる
3.建物の規模が小さくなるので、購入価格が下がる

 

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うデメリット


一方、子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うデメリットには下記のようなものがあります
1.子ども一人一人のプライバシーがない
2.異性の場合は、思春期以降は間仕切るなどの配慮が必要
3.空間の切り分けが明確でないため、家具の配置によっては動線が難しくなる
4.ふたりの家具を置くため、部屋が狭くなる


では、どのように配置すればデメリットを少なく配置できるのか?
実例を見ながら考えてみましょう。

 

5畳洋室の場合

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こちらは5畳洋室の家具レイアウトです。5畳と決して広くはない子ども部屋ですが、幅100㎝×奥行200㎝の2段ベッドもラクラク置けます。

 

配置ポイントは、以下の3点

1.窓に沿って横並びに置く
2.デスクの上置きなどは使わない
3.収納を別に設置する

 

 

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上図のようにデスクを横並びにすることで、動線がシンプルになります。

 

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さらに部屋を広く使いたい場合は、敷布団にするのも方法の一つです。上図のようにベッドから敷布団にしただけで、布団を敷いていないときは部屋を広く使えます。

 

 

6畳和室の場合

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こちらは6畳和室の家具レイアウトです。リビングに隣接する和室を子ども部屋としてお使いになるご家庭は大変多いですが、子ども二人で使う場合はその間取りから動線が増えるため家具レイアウトが難しくなります。

 

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上図はリビングから見た様子です。

 

配置ポイントは、以下の2点

1.2段ベッドはその大きさから壁に配置し、壁と同じ色にして圧迫感を抑える
2.収納をベッド周りに設置する

 

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上図のように2段ベッドの高さに合わせハンガーワゴンを設置したので、リビングからは目立ちにくくなっています。また対面する押入れと一緒に収納ゾーンを形成しています。


 

7畳洋室の場合

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こちらは7畳洋室の家具レイアウトです。壁と窓が明確に分かれているため家具配置のしやすい間取りです。

 

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配置ポイントは

1.収納/就寝/学習の空間を分ける

2.2段ベッドは、家族構成の変化に対応できるよう分割できるもの

 

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また収納ですが、お子さまが小さいうちはクロゼットの扉を簡易的に外して使うことでお片づけのしやすい子ども部屋になります。


 

9畳洋室の場合
(間仕切り可能な広さ)

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こちらは9畳洋室の家具レイアウトです。扉は1つでも9畳もあれば間仕切りが可能な広さになります。また2段ベッドではなく、シングルベッドもそれぞれに置けます。

 

配置ポイントは

1.扉を中心に空間を分け、家具配置する
2.間仕切りとして使用可能な家具(家具裏面も化粧仕上げの家具)を購入する

 

 

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上図は1部屋を2人で使っている状態です。お子様が小さいうちは、あえて間仕切る必要はありません。

 

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こちらは、先ほどのお部屋にカーテンを取り付けた様子です。カーテンにより、簡易的ですが部屋を間仕切ることができます。

 

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上図のように、お部屋入ってすぐに左右に分かれそれぞれの空間に入ることができます。
 

子ども部屋を2人で使うポイントは2つ

いかがでしたか?
子ども部屋を2人で使うポイントは、
①空間(収納/学習/就寝)を分けること
②2段ベッドを使う場合は分割可能で目立たない色を選ぶこと
が重要です。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。


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当事務では、「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」など、問題の解決プランをご提案しております。

子ども部屋でお悩みの方はこちらの記事もあわせてどうぞ

「59平方メートルの2LDKで子ども3人の個室はつくれるか」一級建築士が知恵を絞りつくした結果

照明の変更、適切な換気…「勉強に集中できる子ども部屋」に改善するポイント

幼児期・中学受験・思春期~子供の成長に合わせて、住まいはどうアップデートする?

 

【連載】狭い部屋でもイライラしない♪お部屋が広くなるリビングダイニングの模様替え

イライラするのは、お部屋が狭いから?

家族が集まるリビングが狭い場合、どうしてもイライラしてしまいがちですね。そのイライラの原因は、”狭さ”以外にも片付きにくい”収納”の問題や、動きにくい”家具の配置”などが起因します。

今回は、誰でもできるリビング模様替えのアイデアを間取り図をもとに解説いたします。

動線がスムーズでないと、なにをするのもストレスフル

動線がスムーズでないと、なにをするのもストレスフル

出典:https://folk-media.com/

こちらは2LDKマンションのLDKの間取り図です。人が動くラインを「動線」といいますが、動線同士がぶつかったり、または家具などの障害物があると、とてもイライラします。

この目に見えない動線を、間取り図に矢印で書いてみました。廊下からお部屋に入ってリビングへ移動する①の動線がソファーにぶつかるため、まっすぐ進めません。

またリビングから寝室へ移動する②の動線ですが、テーブルやオットマンがあり、とても狭くなっています。キッチンからリビングへ移動する③の動線ですが、この動線自体は問題ありません。

しかし、広くないキッチンにリビングへ向かう①と③の2本の動線があることによって、キッチンが狭くなってしまいます。

 

動線がスムーズでないと、なにをするのもストレスフル1

出典:https://folk-media.com/

3Dパースで見てみましょう。ソファーやオットマンの位置が、スムーズな動線の邪魔をしていることがわかります。

 

空間分けができていないと、片づけにくいお部屋になる

空間分けができていないと、片づけにくいお部屋になる

出典:https://folk-media.com/

つぎに収納家具についてみてみましょう。キッチンワゴンやカラーボックスなどの収納家具をきちんと壁に配して並べられていますね。

しかし、どの収納も高さがなく奥行きも薄いため、お部屋のスペースを占めている割には十分な収納量が確保できていない状況です。

このお部屋の場合、キッチンとリビングダイニングの空間分けができていません。空間分けができていないと、キッチンのものやリビングダイニングで使うものがそれぞれ入り混じり片づけにくいお部屋になってしまいます。

 

空間分けができていないと、片づけにくいお部屋になる12

出典:https://folk-media.com/

3Dパースで見てみましょう。背の低い家具がたくさん壁に並べられていることがわかります。

 

ポイントは、動線・空間分け・収納をつくる!

ポイントは、動線・空間分け・収納をつくる!

出典:https://folk-media.com/

そこで、お部屋を片付けやすく広くしてイライラしないお部屋に模様替えしたいと思います。まず、家具の配置を見直して動きやすい動線(矢印)を確保します。

そして、カウンター収納でキッチンとリビングの空間分けをします。最後に、高さのあるリビング収納棚で収納量を確保します。

 

ポイントは、動線・空間分け・収納をつくる!2

出典:https://folk-media.com/

3Dパースで見てみましょう。キッチンカウンターで空間分けをしました。このキッチンカウンターは収納量を増やすためL字にしましたが、シンプルにI字のカウンター収納のみでも構いません。

 

ビフォーアフター

ビフォーアフター

出典:https://folk-media.com/

ビフォーの様子です。お部屋の真ん中にあった動線をふさいでいたソファーとテーブルです。

 

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出典:https://folk-media.com/

アフターの様子です。壁側にダイニングソファーを置き、動きやすく広いお部屋になりました。

 

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出典:https://folk-media.com/

ビフォーの様子です。キッチンとリビングダイニングの空間分けができていないため、物が入り混じってしまう状況でした。

 

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出典:https://folk-media.com/

アフターの様子です。キッチンとリビングダイニングを収納で空間分けしたため、物の収納場所が明確になり、片づきやすいお部屋になりました。

 

模様替えで、お部屋を広く使うことがイライラしない秘訣

どのようなお部屋でも、動線を整理して空間を分け、収納をつくれば、広く動きやすいお部屋に模様替えできます。

アフターコロナで在宅時間が増えるこの機会に、イライラしないお部屋づくりにチャレンジしてください。

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
 

【連載】家具の配置に困っていませんか?生活が心地よくなる狭いお部屋のレイアウト

お部屋が狭くて、家具の配置がうまくできない

在宅時間が増えて、あらためて感じることは、自宅の快適性ですね。

しかし、「お部屋が狭いため、家具をうまくレイアウトできない」「お部屋が狭くて、くつろげない」というご相談が増えています。

家具が適正に配置(レイアウト)できていないと、部屋が狭い・動きにくいなど、たいへん居心地の悪いお部屋になってしまいます。

では、どのように家具を配置すれば、狭さを解消・快適なお部屋になるのでしょうか?今回は、家具配置のアイデアを、約9畳のLDKを使ってご紹介いたします。

 

ステップ1. お部屋の空間を分ける

お部屋に家具を配置するときに、まず考えるのは「空間分け」です。「空間分け」とは、お部屋を使う機能によって分けることです。

例えば、LDKのお部屋であれば、お部屋を機能ごとにキッチンスペース・ダイニングスペース・リビングスペースにわけます。

 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト

出典:https://folk-media.com/

図1

こちらは、関西にあるマンションLDKの図面です。角部屋のため、窓が多く、また細長い間取りになっており、家具の配置が難しいお部屋です。


 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト2

出典:https://folk-media.com/

図2

こちらのお部屋を、キッチンスペース・ダイニングスペース・リビングスペースに空間分けしました。

それぞれのスペースは赤矢印で示した「動線」でつながります。これで、空間のゾーン分けができました。

 

ステップ2. TVアンテナの位置から、リビング家具の配置を決める

つぎに、ゾーン分けしたリビング・ダイニング空間に、具体的に家具を配置していきます。

まずは、TVアンテナの位置にしばられやすいリビング家具から、配置していきます。

 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト3

出典:https://folk-media.com/

図3

リビング家具を配置するときのポイントは以下の4つです。

・TVアンテナ/コンセントのそばにTV/TVボードを置く

・キッチンやダイニングからスムーズに移動できるように家具を置く

・TVは窓の位置に対して直角に配置すれば、窓からの太陽光の影響を受けにくい

・小さいお子様がいる場合は、リビングテーブルの形や大きさに注意する

こちらの間取りの場合、TVアンテナの近くで、さらに窓に直角になるようにリビング家具を配置すればよいことがわかります。


 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト4

出典:https://folk-media.com/

図4

幅150㎝のTVボードを、窓に直角に配置しました。このことで、窓からの太陽光の影響は受けにくくなります。

しかしTVボードが長いため、壁との間にすき間(デッドスペース)ができます。

その場合はそのすき間(デッドスペース)にリビング収納を置きます。

TVアンテナの近くには電話やインターネットなどの回線ジャックが来ていることが多く、その場合は、上の図のように、電話やFAX/プリンターなどの家電製品をリビング収納に置くことができます。

ソファーは、TVに対して平行に配置し、その間にリビングテーブルを置きます。

小さいお子様がいるご家庭では、家具は少ない方が部屋が安全に広く使えるため、リビングテーブルは、必ずしも必要でありません。

どうしてもテーブル的なものを置きたい場合は、ソファーに組み込む形のリビングテーブルがありますので、そういった家具を活用してみてください。


 

ステップ3. ダイニング家具の配置を決める

つぎに、ダイニングスペースにダイニングテーブルなどのダイニング家具を配置していきます。

 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト5

出典:https://folk-media.com/

図5

ダイニング家具を配置するときのポイントは以下の5つです。

・キッチンからのスムーズな動線

・椅子の腰かけが、狭くなくスムーズにできる

・自然光を取り入れた明るいダイニング

・ダイニングからTVを見る場合は、TVの位置関係も考慮する

・ペンダントタイプの照明の場合は、テーブル位置が照明からずれないように配置する


 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト6

出典:https://folk-media.com/

図6

多くの方は、図6のようにダイニングテーブルをソファーに対して平行に置きます。

しかし、長方形の部屋の短辺方向にダイニングテーブルを図のように置くと、テーブルの横(赤○)の部分がとても狭く、スムーズな移動ができません。


 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト7

出典:https://folk-media.com/

図7

そこで、図7のように、ダイニングテーブルをお部屋の長辺方向に平行に配置すると、椅子の腰かけや移動もスムーズになります。

コーナー窓からの自然光も取り入れた、明るいダイニングとなりました。


 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト8

出典:https://folk-media.com/

真上から見た様子です。


 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト9

出典:https://folk-media.com/

斜め上から見た様子です。


 

一人暮らし 9畳 家具 レイアウト10

出典:https://folk-media.com/

室内の様子です。


 

狭いお部屋も、家具のレイアウトで暮らしやすくなる

いかがでしたか?

家具の正しい配置(レイアウト)を覚えると、部屋が広くなり、また動線もスムーズになります。また、生活のイライラが減り、片づけがしやすいお部屋にもなります。

狭いお部屋で、家具の配置に困っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。