COLLINO一級建築士事務所

~間取りから模様替え・インテリアまで~女性一級建築士が、住まいをトータルでサポート!

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ゼネコン・住宅メーカー・工務店、自宅の新築は、どこにお願いするのが正解?

保木間賃貸計画
家を新築するとき、まず悩むのが

「どこにお願いしようか?」

ではないでしょうか?



家を建ててくれる会社で、とりあえず思い浮かぶ建設会社は

竹中工務店や大成建設、鹿島建設、大林組などの
大手ゼネコン

ダイワハウス、パナホーム、セキスイハイム、ミサワホームなどのハウスメーカー

そのほか、街に看板が立っている地域ビルダー地元の工務店などですね。


ゼネコンさんは、ビルやマンションをつくるのが専門なので、個人住宅はあまり得意ではありません。
そもそも、住宅は儲けが少ないので、お願いしても数億円希望の大豪邸でないと請け負ってくれません。
そのほか、超お得意様企業の社長様のご自宅などを建てることはありますが、本当にまれです。
わたしも、実家の裏に、世界一の印刷会社様の大豪邸があり、そこは竹中工務店さんが建てていらっしゃいました。
家というよりは、商業施設というイメージで、かなり頑丈で、床は高級そうなじゅうたん敷き、
庭にプールがあり、なぜか、大きなカメが泳いでいた記憶が鮮明です(あのカメはどうなったのだろう…)



ハウスメーカーさんは、ダイワハウスやセキスイハイムなど、CMも多く流れているので知名度が高いですね。
なかでも、その多くを工場生産しているプレハブメーカーさんは、欠陥も少なく一番おすすめの建設会社です。
また熟練された設計者の腕前は、ピカイチで、動きやすい家事動線や主婦目線はもちろん、住まいの快適性を高める断熱性能の高い安全な住宅を提供してくれます。

下の表を見ても、プレハブメーカーがいかに、欠陥などの事故発生率が低いかが、お分かりになると思います。

 
工   法 事故発生率(外壁や屋根・バルコニーからの雨漏り、基礎のひび割れ・沈下・欠損など)
木造(軸組み工法) 0.159%
木造(2×4工法) 0.164%
プレハブ工法(鉄骨) 0.011%
鉄骨造 1.220%
鉄筋コンクリート造 0.717%

しかし、ダイワハウスやセキスイハイムなどのプレハブメーカーは、工事できる地域がまだまだ少なく、特に地方ではあまり定着していません。
そのため、日本全国におけるシェアは、2割程度にとどまっています。




では、日本の住宅を支える残りの8割は・・・地域ビルダー地元の工務店さんです。
日本の8割の住宅
を支えている誇り高き集団です。
日本は世界に比べて雨や地震が多く、住宅にとっては過酷な気候の中で、立派な住宅を建ててくれています!
地域ビルダーとは、木造工法を中心に、特定のエリアに特化して、年間数百棟~数千棟くらいの住宅を供給する建設会社です。
「ママが笑顔になるハウス」など、特定のコンセプトをもとに、独自の商品開発にも力を入れています。
工務店とは、木造軸組み(在来)工法を中心とした、地域密着の建設会社で、年間数棟~数十棟の住宅を建設しています。
一棟一棟、施主の希望をくみ取り、オーダーメイドの家づくりをしている職人集団の会社が多いです。
職人集団ですので、技術力はとても高い反面、デザイン性や間取りの工夫には、少し弱い一面があります。





つまり、家を新築する際には、よっぽどのお金持ちでない限り、

ハウスメーカーまたは地域ビルダー地元の工務店さんでお願いすることになります。

その際に、比較的都心に住んでいて、
最新の間取りや断熱性能などを求めるのであれば、お値段が高くても
ハウスメーカーさんを選ぶと、安心です。



そして地方に住んでいる方は地域ビルダー地元の工務店さんでお願いすることになります。

間取りの工夫など「特定のコンセプト」を重視する場合は
地域ビルダーさん
間取りやデザインはオーソドックスでも、高い技術力を重視する場合は地元の工務店さんを選ぶと無難です。


わたし個人的には、いまは都内に住んでいるのですが
将来隠居した時には、
山の見える地方に住んで、
地元の工務店さんにガッチガチの日本家屋を建ててもらうのが夢です。。


 
2021年05月22日 12:38

コンセントは、数よりどこにつけるか?が大切です

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最近の間取りを見ると、顕著な傾向が・・・

それは、
とにかくコンセントが多いんです


コンセント、多くてもよいのですが
そんなにコンセント多くても
結局使っていません

それどころか
コンセントたくさんつけたからと
安心してしまい
プランがおろそかになっている間取りがとても多いです

結果、なにが起こるかというと

プランがおろそかになる ⇨
家具がうまく置けない  ⇨
部屋が狭く見える/お部屋が片づかない



大切なのは
コンセントをたくさんつけることではなく

収納や家具を置く位置を決めたうえで
コンセントの位置を決めて
間取りをつくることです。

手間がかかりますが、
家づくりにはインテリアから考えることが大切です。



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2020年07月18日 10:46

家具がうまく配置できない・・・というお悩み

家具の配置、簡単そうでじつは結構難しいと思いませんか?

映画やドラマに出てくるお部屋は、ずいぶんうまく家具が配置されているのに

自分の部屋はなんとなく、うまくいかない・・・

そんなお悩み、よく聞きます。



じつは、コンセントやTVアンテナの位置が悪いため、家具の配置がうまくいかなくなっていることが多いのです。

なんでこんな場所に?というところにコンセントがあったりします。

そして

何でここにないの?という場所にコンセントがなかったりします。

不思議ですよね。。



現在の生活に、電化製品は必需品です。ですからコンセントも必需品です。

そして設計の現状は、大まかに家具の配置を想定し、その位置にコンセントを配置します。

入居者は、設計者が想定したコンセントに電化製品をつなぎ、そこを中心として家具を配置していきます。

設計者の想定したとおりに家具を配置すればよいのですが、チェストが増えたり、いろいろな想定外のものが増えると

想定通りにはいきません。


家具の配置がうまくいかないのは、ここに原因があります。




設計段階から、しっかり家具の配置を入居者が決めて、その位置からコンセントの位置を決めたいものです。


 
2019年08月03日 23:53

リネン庫って知ってる?メリットと設置場所を女性一級建築士が解説

リネン庫は、ご存知ですか?
タオルやハンカチ、下着などをしまっておく洗面室付近の収納庫のことで、
もともとは、ホテルのシーツなどを保管しておく「リネン室」からきた呼び方です


そのリネン庫ですが、設置場所や寸法などを間違えている方も多く、
部屋が片づかない
家事が大変
という原因の一つにもなっています
 

 

リネン庫とは?

 

リネン庫とは、主に洗面脱衣室内にあるタオルやハンカチなどの収納スペースのことを言います。

スペースの限られているマンションには、多くの場合、機能的な収納スペースとして、洗面室にリネン庫が設置されています。

しかし戸建ての洗面室の場合、いまだにリネン庫が設置されていない間取りも多いのが現状です。


 

 リネン庫の役割とメリット


リネン庫は、もともとはお風呂から上がったときのために、体を拭くタオルなどを収納する場所として設置されました。

しかし最近ではタオルだけでなく、下着類やハンカチ・パジャマなどをしまう場所として、その存在価値を高めています。

リネン庫の設置されていない洗面室では、収納家具などを設置して、タオルやハンカチなどを収納する必要があります。

しかし、洗面室にある程度の広さがないと、家具を置くことで、狭く使いにくい空間になってしまいます。

はじめからリネン庫を間取りに取り入れれば、収納の問題も解決し、すっきりした使いやすい洗面室になります。

 

 

 リネン庫の最適な設置場所

あると便利なリネン庫ですが、その最適な設置方法・設置場所は、大きく分けて4つほど。

1. 洗面室の壁に設置

洗面室が横方向に広い場合は、洗面台横に設計します。

リネン庫は、オープンでもよいのですが、扉を付けて壁との一体感を出すと、空間がスッキリして圧迫感もなくなります。

また、洗面室が縦方向に広い場合は、洗面台に対する壁に設計します。

扉をつけても良いのですが、洗面台の鏡にリネン庫が映るので、あえてオープンに見せる収納にして、おしゃれ感を演出することも可能です。

 

2.洗濯機周り

洗面室に十分な広さがない場合は、洗濯機の上部の空間を利用します。

窓は小さくなりますが、この部分に棚を設置することで、リネン庫として機能します。

洗濯機があるため、扉はつけず、オープンなままのほうが収納しやすくなります。

 

3. リネン庫つき洗面台を選ぶ

最近では洗剤や化粧品を置くスペースとは別に、リネンスペースの組み合わせができる洗面化粧台が販売されています。

洗面化粧台にリネン庫を組み合わせて、洗面室にセットするのも良い方法です。

しかし、洗濯機との間にムダなスペースができてしまう、というデメリットもあります。

 

4.家事室/ファミリークローゼットとつなげる

最近は共働きが増えた影響で、洗濯物を干したりたたんだりする家事室や、家族の衣類をまとめて収納するファミリークローゼットなどが人気です。

この家事室やファミリークローゼットと洗面室をつなげて、その間にリネン庫を作る間取りも増えています。

リネン庫を設置すれば、雑然とした洗面室がすっきり片付けやすくなりますし、パジャマや下着を個室に取りに行くという手間も省けます。




洗面室の広さに合わせてリネン庫を設置し、機能的な洗面室を実現してくださいね。
 

 

2019年06月12日 00:16

風水・家相のせい?家にも「吉相」と「凶相」がある



風水や家相は気にしますか?


私自身、あまり目に見えないものは気にしないほうなんです・・・が、、、

実際には、多くの建物を見てきた経験から


「非現実的」とは切り捨てられない面もあります。。


例えば、完成したばかりで、まだ人が入居していない建物があります。

竣工検査といって、完成したばかりの建物を検査するのですが、、、


生まれたばかりの純真無垢で、これからがんばるぞー!
といっているかわいい雰囲気が伝わってくる建物もあるのですが、

黙ったまま、恐怖や悪意を感じる建物もあるのです。。



この建物の「吉相」「凶相」がいつ生まれるのか?


私なりに思うのですが


基礎検査(べた基礎・布基礎・くい基礎)の時には、何も感じません

躯体検査(梁や柱などの検査)の時にも、何も感じません

下地検査(断熱材をいれたときの検査)の時にも、何も感じません。

竣工検査(建物完成検査)の時に、感じることがあります。


つまり、下地検査から竣工検査の間の時期に、何かしらのものが「宿る」ことがあるのではないか?と

心霊などは一切信じない私でも、少し思ってしまうのです。


最近知ったのですが、風水には「宅運」というものがあるそうで

建物完成時には、建物に何かしらの「気」が宿っているということです。


なんだか不思議なお話しですね。


 
2019年05月01日 13:07

間取りが決まらない!間取りジプシーにならないために・・・女性建築士が教える、失敗しない間取りのポイント3つ


いよいよ夢のマイホーム!

住宅メーカーと契約はしたものの、
なかなか間取りが決められない方はとても多いんです。

では、どうして、間取りが決められないのでしょうか?

それは、住宅という大きな買い物に、失敗はしたくないからですよね。
家は高価なお買い物だけに、その間取り決めは、失敗できません。

そんな間取りで悩める方のために!
間取りを決めるときに大切にすべきポイント、についてのお話しです。
 
 

① インターネットの情報に、踊らされない

 
インターネットの利用によって、多くの人が、家に関しての情報を得ることも、発信することもできるようになりました。
 
・リビングにサンルームを造ったら、室内物干しができて便利だった
・玄関に、キッチンからも出入りできる収納をつくったら、家事が楽になった
 
「便利だった!」「よかった!」という情報を、我が家にも取り入れたいと思うことは、決して間違ってはいません。
しかし、家の設計は、敷地や道路、方位、法令などの条件から作成していくため、全く同じ条件の家はありません。そのため、取り入れたい間取りが、自分の家で可能であるとは限りませんし、無理に取り入れたことで、別の場所が使いにくい間取りになることもあるのです。
 
インターネットの情報は、参考程度にして、設計者や施工者など、専門家の意見を大切にしましょう。
 

② 要望は、引き算で考える

 
「明るくて広いリビングダイニング!」「庭でバーベキューがしたい」「書斎がほしい!」「家事コーナーでよいから、私専用のスペースがほしい」
などなど、家族それぞれの希望はたくさんあると思います。
しかし実際には、敷地や予算の制限から、ご家族すべての希望をかなえるのは難しいのが現状です。
間取りの要望をまとめて設計者に伝えるには
 
・まず初めに、家族それぞれが自由に、家への要望を紙に書きだす
・家族で重なった要望は、「家に求めるもの」として残す
・要望が重ならない、または意見が拮抗するものは、引き算をして要望から消していく
・残った要望を紙にまとめ、設計者に渡す
 
こうすることで、家族の思いもまとまりやすく、また設計者にも「家に求めるもの」のイメージが伝わりやすくなります。
また、同時に「家に求めないもの」も補足として伝えてみてください。
余計なところにお金をかけない配慮が可能になり、具体的な家へのイメージが設計者に伝わります。
 

③ それでも納得いかないときは、専門家のセカンドオピニオンを聞く
 

要望を整理し、設計者に伝えたけれども・・・
なかなか希望通りの間取りにならない、間取りにピンと来ない場合も多いと思います。
そんなときは思い切って、専門家のセカンドオピニオンを聞く方法もあります。
病院と並び、建築の世界も、専門家によるセカンドオピニオンを聞くことが普通になってきています。
そして設計事務所や不動産コンサルタント事務所などでは「間取り相談」や「間取り診断」を実施しています。
 
メリットとしては、
・建築士が変われば、全く違う間取りができることが多い
 
そしてデメリットとしては、
・今の設計者との空気感が、若干、悪くなる場合がある
などです

ビフォー真上_コピー
 
例えば、こちらの図面は「間取り相談」を行う前のものです。
建物の大きさや配置は一切変えずに、扉や壁をへらすなどで間取りだけ変えると・・・

 アフター真上_コピー
 
ここまで間取りを変えることができます。
 
 
いかがでしたか?
 
マイホームへの夢は、十人十色、さまざまです。
間取りづくりのポイントをおさえ、後悔や失敗のないマイホームづくりを進めてくださいね。
 
(しかまのりこ)
 

2019年02月28日 14:47

狭い部屋を広くするテクニック

家が狭いと、困っていませんか?

でもよく考えてみてください。

引越し当初から、すでに狭かったですか?

 

家が狭いのは、じつは間違った家具配置や、間違った家具選択、動線のせいだったりするんです。

 

ですから、

家具を見直して、動線を整理すれば

自然と、暮らしやすい住まいに戻ります。

今回は、いまのお部屋を広く使いやすくする!
お部屋の模様替え方法について、相談実例を使ってお話しいたします。
 

① 人の動く「動線」には、家具を置かない

ビフォー間取り図_コピー 

ご相談にいらしたAさんは、40代女性、家族構成は、ご夫婦と中学生の息子さんがいらっしゃいます。
家の間取りは、LDK+和室・洋室・寝室の4LDK。
都心に近い、木造3階建て/築15年の戸建て住宅です。
 
「リビングダイニングが狭いので何とかしたい!」という、お悩みでした。
 
都心の戸建て住宅は、土地が狭小になりやすく、そのため、各階の面積が小さくなりがちです。
 
Aさんのご自宅も例外ではなく、
2階リビングが小さく、また約2.45m×5.25mと細長いため、たいへん使いにくい形をしています。
 
ビフォー動線の説明_コピー

LD間取り図を見てください。
 
赤の矢印で示したものは、人が動く「動線」です。
この動線ですが、動線同士がぶつかったり、またはなにか障害物が置いてあると、当然ですが不便です。
そして、お部屋の印象を、実際以上に狭くします。
 
階段からリビングダイニングへ、またリビングダイニングから階段へ移動する赤い動線に、1人掛けチェアやマガジンラックがぶつかります。
こちらを通る際は、常に1人掛けチェアをダイニングテーブルにしまわないといけないため、とても不便です。
またマガジンラックを移動しても、1人掛けチェアとキッチン壁が近いため、たいへん窮屈です。
 
 

②出窓には、物を置かない

 
出窓の部分に、物を置いているご家庭も多いと思います。
 
しかし、出窓は外壁から飛び出して取り付けられているため、外気温の影響をまともに受けます。
そのため寒い日は、室内側に結露を起こします。
 
結露水はガラスを伝わり、サッシ枠にたまり、ダニ・カビの発生源となります。
出窓に物を置けば、この結露の被害を受けます。
 
出窓の結露は、サッシを断熱性能の高いものに交換しないと、完全には防げません。
しかし、少しでも軽くするためには、出窓の手前に断熱カーテンまたは内窓(2重サッシ)をつけ、ガラス面に暖かく湿った空気が触れるのを防ぐのが効果的です。
 
ビフォー空間の説明_コピー

LD間取り図を見てください。
 
こちらのケースでは、赤○で示した出窓の部分に物を置いています。
結露の被害はもちろんですが、出窓の手前には家具もあり、物を取り出しにくい状況でもあります。
 
 

③収納量の多い家具を、配置する

 
収納家具の選択を間違えると、面積ばかりとられて、思ったような収納量を確保できません。
収納量が足りないと、物がうまく片付けられません。

 
ビフォー収納の説明①_コピー

LD間取り図を見てください。
 
リビングチェストやシェルフなどの収納家具を、きちんと壁に配して並べられていらっしゃいます。
しかし、どの収納も窓に向かって配置しているため、背の低い収納家具になっています。
そのため、設置面積をしめているのに、十分な収納量が確保できていない状況です。


 ビフォー収納の説明②_コピー

また、こちらの緑○で示した家具は、壁に向かって配置しているため、背の高い棚を置くことができています。
しかし、幅が57㎝と狭いため、おなじく、十分な収納量が確保できていません。
 
 

④お部屋の動線を確認し、家具の種類・配置を見直そう

 
こちらのお部屋は、形が細長く、また窓や動線など、家具を置きにくい間取りが、狭さの原因になっていました。そこで家具の種類・配置を見直し、問題点を改善してみました。
 
・背の低いこまごました収納家具は、高さのある収納にまとめ、空間をスッキリさせる。
・ダイニングテーブルは、壁際に寄せ、スムーズな動線を確保する。
・神棚下の収納家具は、背の高いものを用意し、収納量を確保する。
・テレビは位置を変え、高さがミドルタイプのAVボード上に設置。
・出窓に置いてあったものは、別の収納に動かし、またカーテンは分割して取り付け、断熱効果を高め、結露を軽くする。
 
ビフォー真上から_コピー
ビフォー
アフター真上から_コピー
アフター

ビフォーアフターのようすです。
お部屋がスッキリ広く、使いやすくなりました。
 
 
いかがでしたか?
 
今のお部屋が狭いと感じる人は、動線や、家具の種類・配置を見直してみてください。
いままであきらめていたお部屋の可能性に、気づくことができますよ。
 
(しかまのりこ)
 
 

 

2019年02月20日 19:22

イライラするのは住まいが原因!狭い賃貸でもできる・・・ストレスフリーな部屋づくりのポイント

 

インテリア/模様替えのお悩みで多い項目の一つに

 

「リビングがくつろげない」

「なにをするのもストレスフル」

 

というものがあります。

 

くつろぐためのリビングなのに、ストレスフルなんて悲しいですね。

 

でも、動線の整理と家具は位置を見直すことで、意外と簡単に、ストレスフルな間取りは変えることができます。

今回は、間取り相談によせられた事例をもとに「ストレスフリーで生活しやすい、快適部屋づくり」についてお話しいたします。
 

・人の動く「動線」の間違い

 
ご相談にいらした方は、30代女性、家族構成は、ご夫婦と1歳になる赤ちゃんがいらっしゃいます。
家の間取りは、LDK+洋室・寝室の2LDK賃貸マンションです。
 
「LDKでは、何をするにもストレスフル。ご飯を食べるのも、動くことも、赤ちゃんのお世話をするのも、イライラして疲れてしまう。何か良い方法はないか」というご相談でした。

 
ビフォー( 動線の間違い)_コピー

LDK間取り図を見てください。
 
人が動くラインを「動線」といいます。
この動線ですが、動線同士がぶつかったり、またはなにか障害物にぶつかると、当然ですが不便です。
イライラのもとですね。
こちらのLDKの動線を見てみましょう。
 
廊下からお部屋に入って、リビングへ移動する①の動線が、ソファーにぶつかっています。
つまり、このソファーをよけて、リビングへ入らないといけません。
 
また、リビングから寝室へ移動する②の動線ですが、テーブルやオットマンがあるため、寝室へは大変入りずらくなっています。
 
キッチンからリビングへ移動する③の動線ですが、この動線自体は問題ありません。
しかし、広くないキッチンに、リビングへ向かう①と③の2本の動線があることによって、キッチンを狭くしてしまいます。
 
 

・家具の間違い


家具の配置や寸法を間違えると、何をするにも不便で、イライラがたまります。
また、動きにくくいため身体を家具にぶつけたり、危険なこともあります。

 ビフォー(家具の配置の間違い)_コピー
 
LDK間取り図を見てください。
 
キッチンカウンターの背面に設置された①分別ストッカー(ごみ箱)ですが、キッチン台でのお料理で出たごみを、捨てるにはとても不便です。
また、ソファーとキッチンカウンターの間も、この分別ストッカーがあるため、狭くなっています。そのため、身体がソファーか分別ストッカーに、ぶつかりやすくなっています。
 
②でしめしたソファーとテーブルの関係も、大きな問題でした。
スペース的にダイニングテーブルが置けないため、ソファーにリビングテーブルでお食事をされていらっしゃいました。
しかし、ソファーの高さに対し、テーブルの高さが高かったため、お食事がしずらいという状況でした。
 
お食事のしやすい椅子座面とテーブルトップの高さの関係は、その差が27~30㎝です。
しかし、この数値は椅子が硬めの場合でして、ソファーの場合は座面の沈み込みが3~6㎝以上ありますので、数値は22~25㎝と変わってきます。
 
こちらのお宅では、ソファーの座面の高さは、座ってないときは38㎝。
一方、テーブルトップの高さは65㎝。
その差は 65㎝-38㎝=27㎝ ですが、
ソファーの沈み込みを考えると、その差は沈み込んだぶん増えます。
沈み込みを、約5㎝ とすると、ソファー座面とテーブルトップの差は
27㎝+5㎝=32㎝ となります。理想的な27~30㎝に比べ、テーブルが高いということがわかります。
テーブルが高いと、腕を上げて食事をすることになり、食事の度に、たいへん疲れやすくなるわけです。
 
③のスペースは、お父様がTVをみながら、赤ちゃんを遊ばせていらっしゃいました。
しかし幅2m×奥行1.2m程度しかなく、また、テーブルやベビーベッドがあるため、赤ちゃんにはケガのしやすい危険な環境でもあります。
 
 

・収納の間違い

 
収納家具の選択を間違えると、収納に面積ばかりとられて、思ったような収納量を確保できません。収納量が足りないと、物が片付かないばかりでなく、散らかっている状況はメンタルにストレスをうけます。


ビフォー(収納量の間違い)_コピー 
LDK間取り図を見てください。
 
キッチンワゴンやカラーボックスなどの収納家具を、きちんと壁に配して並べられていらっしゃいます。
しかし、どの収納も高さがないため、面積をしめているわりには、十分な収納量が確保できていない状況です。
 
 

まとめ:動線の整理と、家具の種類・配置を見直そう
 

キャプチャ_コピー
動線の整理と、家具の種類・配置を見直し、以上のような問題点を、改善してみました
 
①高さのあるキッチン収納棚やリビング収納を採用し、収納量を確保するとともに、こまごました家具を整理整頓
 
②家具を右側のみに配置し、スムーズな動線を確保
 
③家具の配置を変えたことにより、赤ちゃんのための広くて安全なスペースを確保
 
④キッチンカウンターはL字に配し、動きやすさを実現。また邪魔だった分別ストッカーは、キッチン台背面にあるキッチン収納棚の最下部に設置。
 
⑤テーブルの高さにあったソファーを選び、食事のしやすい環境を確保
 
収納ビフォー全体_コピー
ビフォー
収納アフター全体_コピー 
アフター 
 

いかがでしたか?
 
今の住まいに、何らかのストレスを感じているようであれば、
動線や、家具の種類・配置を見直してみてください。
きっと、ストレスフリーで快適なお部屋にすることができますよ。
 
(しかまのりこ)



 

2019年01月08日 22:06

家具を置くスペースがない?家を選ぶときには避けたい・・・部屋が片づかない間取りとその解決方法

家を建てるとき、意外と後回しにされるもの・・・なにかわかりますか?

 

意外には意外、収納スペースなのです。

住んでから困ることは十分わかっているはずなのに、

 

なぜ?と思われるかもしれませんが、建築段階では、みなさん

 

「より広い リビング ダイニング」

「より広い 寝室」

「多くの子ども部屋」

 

を求めるため、収納スペースを削ってしまうのです。

「LDKが16畳より18畳のほうが、広くてよさそう」と思ってしまうのは、仕方のないことですよね。。

 

造り付けの収納スペースがなくても、収納を増やすには、あとから家具を置けば良いわけですから。


しかし、あとから家具を増やすことができない間取りがあるって、知っていますか?

家具を増やすことができないと、収納に困ることは目に見えています。

 

 

今回は、部屋が片付かない・収納ができない「部屋が片づかない間取り」についてのお話しです。
 
 

・窓が多く、壁が少ない間取り

 
 
窓が多く、壁が少ない間取り」は、家具の配置が難しく収納が困難になりやすいため、片付かない間取りとなります。
窓が多いということは、開放的になりますが、一方で、壁が少ないということです。
当然ですが、壁が少ないということは、収納家具などが置けないということです。
 
収納家具が置けないと、物を片づけることは物理的に不可能ですよね。
そこで、「窓が多く、壁が少ない間取り」の場合は、使える壁を最大限利用するように、家具を配置しなおします。


 SUMAI記事用3ビフォー平面図_コピー

こちらの図面は、都内の高級タワーマンションの図面です。
角部屋に当たるため、窓が多く開放的な空間に設計されています。
 
赤○で囲った部分は、窓や襖のため家具を置くことができません
 
オレンジ○で囲った部分は、腰窓のため、腰窓下までの収納しか確保できません
 
緑○で囲った部分には壁があります。
しかしこの壁の部分は、「廊下からリビングに入る」または「ダイニングからリビングに移動する」という「動線」とぶつかるため、家具を置かないほうが良いゾーンです。
 
つまり、このプランの場合、青○で囲った壁の部分にしか、家具は置けないということになります。
 
しかし、TVアンテナの位置からTVはバルコニー側に固定されてしまい、それに伴いソファーは壁に沿って置かれていました。
壁のスペースがソファーによって奪われてしまっていたため、収納家具が十分に置けず、片づけにくい空間になっていました。

 
SUMAI記事用3平面図_コピー
そこで、TVとソファーの位置をいれ変え、収納家具を、青○で囲った壁に沿って置きました。
これでリビングに、収納家具をプラスすることができますね。
 
またダイニングにある青○の壁の部分には、いまある収納だけでなく、天井方向への高さのある収納をプラスして、収納面積を増やします。
このことにより、収納量は以前より大幅に増やすことができます
 
 

・各部屋や廊下ごとに、適正サイズの収納がない間取り

 
 
「各部屋や廊下ごとに、適正サイズの収納がない間取り」も、片付けに困る間取りです。
各部屋に収納があっても、それが適正なサイズでなくてはいけません。
適正なサイズとは、「その部屋で収納予定しているものが、きちんと納まるサイズ」のことです。
 
例えば、子ども部屋には、教科書・参考書などの勉強道具をはじめ、部活道具や制服・洋服などを収納します。その他、かさばる布団類や、漫画・雑誌、趣味のコレクションなども収納しますよね。
これらのものがすべて納まるのは難しいかもしれませんが、少なくとも布団類や洋服はこの部屋の中で収納できないといけません。
子供部屋には、お部屋の広さには関係なく、1畳程度(幅169cm・奥行き78cm)のクロゼット・押入れなどの収納スペースをお勧めしています。

SUMAI記事(収納)平面_コピー 
こちらの図面は、大手ハウスメーカーで新築計画中の戸建て住宅です。
各部屋に収納もあり、また2階に「納戸」も配置され、きちんと収納を確保しているように見えます。
 
 
赤○で囲ったクロゼット部分は、奥行寸法が78cmあるため、ハンガーパイプが前後2本かけられます。
しかし幅の寸法が120cmのため、洋服や布団は納まったとしても、雑誌や漫画・本などは収納できない可能性があります。
そのためには、扉の位置をずらして収納の幅を広げます。
 
オレンジ○で囲ったクロゼット部分は、幅の寸法が169cm確保されていますが、奥行きが55cmです。
ハンガーパイプにかけた洋服の幅は45cm~55cmですので、このクロゼットは洋服がなんとか納まる寸法です。
洋服がしわにならないためには、奥行き65cmは確保しましょう。
 
また、このプランでは、緑○で表示した廊下の部分に収納がありません。
廊下には、小さくても収納を設置すると、「廊下掃除用のクイックルワイパー」などの掃除グッズや物干しグッズなどが収納できて、大変便利です。
納戸の一部を削って廊下からアクセスできる奥行40~45㎝ほどの収納をつくりましょう。
 
 
いかがでしたか?
今住んでいる間取りを見直せば、収納量は確実に増やせます。
またこれから家を建てる人は、収納予定にあわせた適正サイズの収納を、プランに盛り込むと、収納で後悔することがなくなりますよ。
 
(しかまのりこ)
 
 

2018年12月26日 16:50

子育てしやすい、子供の成長に合わせた住まいの整え方

住宅を購入する場合、10年後20年後までの生活を考えて選んでいますか?
いまは小さい子どもですが、成長に合わせ、住まい方や間取りを、いまの住いで工夫する必要があります。
今回は子どもの成長、家族の変化にあわせて間取りを工夫する方法について、一般的な3LDKを想定してお話しいたします。

 

・乳児~幼児期
 

子どもが乳児から幼児の時期は、とくにスキンシップの大切な時期です。
また、上の子、下の子それぞれに一部屋といった年齢ではないので、生活の主体はLDKと寝室が主体となってきます。
マンションの3LDKなどでは、LDKに洋室または和室が隣接している場合が多いので、その場合は、
LDKにベビーベッドを置き、洋室または和室に布団を敷いて親子3人で就寝することになります。 
お父さんお母さんは、夜泣きなど大変ですが、少しの間と割り切って一緒のお部屋で休みましょう。
 

・ 小学生

 
子どもが二人とも小学生の時期は、まだそれぞれに個室を与えず、一部屋を兄弟姉妹の就寝スペースとして利用します。
また、学習スペースは、LDKの周囲など、両親の目が届くところに設ければ、家事や雑用の合間に、子どもの様子を見ることができます。
学習スペース・就寝スペースを二人で使うことにより、思いやりや協調精神をはぐくみ、子どもの成長につながります。
工夫の一つとして、二段ベッドは、シングルベッドを2段に重ねたタイプの物を購入しましょう。後で、子ども部屋を分けたときに、買い替える必要がなくなります。
同じ理由で、学習スペースに置く勉強机や椅子も、長く使えるよう、成長に合わせて高さが変えられるシンプルなものを選びましょう。大学生・社会人まで使えるものが、ベストです。
 
 

思春期~受験期


 小さな頃には、両親のそばにいる時間が長かった子どもも、思春期になれば、それぞれのプライバシーに配慮しなくてはなりません。また受験に備え、集中して勉強できる体制を整えてあげましょう。
兄弟姉妹それぞれの洋室に、机とベッドを整え、勉強と就寝を一室で出来るようにしましょう。
工夫の一つとして、子ども部屋のカーテンは、派手なキャラクターなど、子どもデザインのものは避けた方が無難です。
後でこの部屋を、別の家族が使ってもおかしくないよう、オーソドックスで丈夫なカーテンをお勧めいたします。
 
また、住宅購入後、15年近くになっているので、マンションの場合は大規模修繕、戸建ての場合は第一回目の住宅補修・設備交換時期に来ています。
見た目はだいじょうぶだからといって、この時期にきちんとメンテナンスしないと、後で雨漏りなど取り返しのつかない事態になりがちです。
教育費もかかる時期ですが、きちんと修繕・交換・補修費用を、早いうちから積み立てておきましょう。
 
 

大学生~社会人

 
 子どもの成長は早く、受験や就活を終えると、大学生や社会人になります。入学や就職先により、早い子では大学生になると家をでてしまいます。
子ども部屋だった部屋は、フリースペースとして、ほかの家族の書斎や趣味のお部屋として、自由に使うことができます。
 
 

・独立~夫婦二人の生活
 

 子どもが社会人になり、それぞれの伴侶を見つけ世帯を持つと、夫婦二人の生活が待っています。
また、ご主人・奥様も定年を迎え、ゆっくりとした第二の人生を始める方も多いでしょう。
子ども部屋だったすべての部屋が空くことにより、フリースペースとして、書斎や趣味のお部屋にすることはもちろん、サロンや個人オフィスなどとして、お仕事をすることも可能です。
また、住宅購入後、30年近くになっているので、マンションの場合は大規模修繕、戸建ての場合は第二回目の住宅補修・設備交換時期に来ています。
今後も住み続けられるよう、退職金などを計画的に使い、住宅の修繕・交換・補修を行いましょう。
 
いかがでしたか?
家族の成長とともに、お部屋の使用目的を変化させるだけで、
家具の買い替えを少なく、今ある間取りで対応することができます。
 
(しかまのりこ)

2018年10月12日 16:47
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