インテリア/家具レイアウトのCOLLINO

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書籍『家具配置のルール』著者/各種メディア出演/記事執筆多数の
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家事動線・回遊動線って、どれくらい大事なの?

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お客様の間取り相談やカラースキームをしていて、特に感じることが多いのは

動線がつかいづらそう・・・

ということです。
最近流行りなのが、どちら方向にもぐるぐる回れる「回遊動線」というもので、

家事を楽にするために

考案された家事動線の一つなのですが・・・「回遊動線」をつければいいってものでもありません。
例えば下の図を見てください。



スライド2



こちらの間取りの回遊動線を赤い矢印で書いてみました。
キッチンから隣のユーティリティ(洗濯したり洗濯物を干すす場所)は近いのですが、2階へあがったりトイレに行くにはリビングダイニングを通らなくてはいけなくかなり不便です。
また動線が長く、この回遊動線の長さは約16mになります。16mも歩くって、すごいですよね。
何よりも歩行距離が長いと「不便」を感じやすくイライラしがちに・・・




スライド3


そこで回遊動線を短く、家事楽にしたのがこちらの間取りです。
キッチンから廊下に出る扉を1つけただけなのですが、

回遊動線は12mと4mも短くなります

たかが4mですが、1日何回、それが毎日と、ちりも積もれば1年で100㎞近く歩行距離を短くできるんです!
その他にもトイレや洗面・浴室も近く、2階へのアクセスも近くなります。

ちなみに扉は1枚5万円~8万円程度。

どちらがお得か?間取りをつくる際はよく考えてみてくださいね♪




 
2022年08月06日 15:11