【連載】狭いワンルームでもOK!おしゃれで実用的な「在宅勤務スペース」のつくり方
在宅勤務といわれても・・・困っていませんか?
新型コロナウイルスの影響で、企業側にはテレワークや在宅勤務での就業が求められています。
しかし、いきなり在宅勤務にしてほしいと言われてもお部屋は狭くて、そんなスペースがない!と困っていませんか?とくにお部屋が狭い1Kやワンルームは、パソコン置き場にも苦労すると思います。
そこで今回は、狭いワンルームでもパソコンテーブルを置いて、おしゃれで実用的な在宅勤務スペースをつくる方法を、事例をもとにご紹介いたします。
5畳1Kの場合
こちらはお部屋の広さが5畳ほどの1Kのお部屋です。
5畳の場合、シングルベッドベッドを置いてしまうと、ほかの家具を置くスペースが限られてきます。
そのためダイニングテーブルとパソコンテーブルの両方を置くことは難しいため、1つのテーブルで二つの機能を満たすようにします。
一人で使う場合、食事だけであれば70cm角のテーブルで足ります。
しかし、パソコンを置いて食事をできるようにするためには、幅を100㎝ほどに広くします。そうすることで、1つのテーブルでパソコンも食事もできるようになります。
余裕があれば、テーブルの幅を120cmまで広くすることは可能ですが、矢印で書いたお部屋の動線が狭くならないように注意しましょう。
7.5畳~8畳ワンルームの場合
こちらは横長のかたちをしたお部屋で、広さが7.5畳ほどのワンルームです。お部屋が細長いため、家具は矢印の動線に沿って並べて配置します。
お部屋は横長に広いため、ダイニングテーブルとパソコンテーブルの両方を置くことができます。
しかし、家具と家具の間は若干の余白を設けた方が、お部屋が広く感じられるためあまり大きな家具を置くことはできません。
そのため、パソコンテーブルは85cm角のものをダイニングセットの横に配置しました。
パソコンテーブルにはパソコンのほかに、小さ目のプリンターも置けるようになります。
こちらは正方形に近いかたちのお部屋で、広さが8畳の1Kです。
矢印の動線を中心に、左右に空間を分けます。
右手がリビングなどの「動」の空間、左手がお仕事や就寝などの「静」の空間です。
ベッドの対面にパソコンテーブルを配置しました。
8畳程度の広さになるとベッドを置いても、奥行60cm×幅160cmほどの大き目のパソコンテーブルが配置できます。
デスクチェアもアーム付きのものが置けますね。もちろん、プリンターもテーブルの上に楽に置けます。
「静」の空間から、リビングなどの「動」の空間を見ます。
10畳ワンルームの場合
最後は、少し広めの10畳ワンルームの家具配置を見ていきましょう。
お二人でお住まいとのことで、ベッドはダブルベッドを置きました。
ベッドの側に、奥行65cm×幅180cmほどの大きなパソコンテーブルを配置しました。
奥行き・幅とも広いため、デスクトップパソコンがテーブルに置けます。
ダブルベッドやパソコンテーブルを置いた「静」の空間と、リビングソファーを置いた手前の「動」の空間を木製の棚で分けました。
そうすることで、物の置き場所も決まってくるため、お部屋が散らかりにくくなります。
お部屋のかたちや動線を考えて、家具配置しよう!
上手にパソコンテーブルを配置するには、お部屋のかたちと動線が大切です。
狭いお部屋でも、パソコンテーブルを置いて在宅勤務スペースをつくることができれば、家にいながらでも仕事の効率はアップしますね。
ライフスタイルを充実させるきっかけにもなります。お部屋が狭くて、在宅勤務に対応できないと困っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
当事務所では将来まで使える無駄にならない家具選定から家具配置まで、お部屋づくりのお手伝いをしております。HPはこちらから