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良い子ども部屋って?実例に学ぶ「自立した子どもの成長をうながす部屋」とは



健やかな成長を願うとともに、親としてはどうしても“子どもの勉強”も気になるもの。

そこで、自立した子供はどのような住まいに住んでいたのか?有名国立大学に通う学生に、自分の子ども部屋について聞き取り調査を行いました。

その調査から見える、子ども部屋について、お話したいと思います。

 

■主に勉強する場所は「ダイニング」

筆者が聞き取り調査した学生の1人・Mさんは、筑波大学医学科に現役合格した、女医さんの卵。

ご両親が共働きのため、自分と妹さんのお弁当を3年間も作っていたという、しっかり者です。

「子どもの頃から、家族のいるダイニングで勉強するのが好きでした」と語るMさん。

ダイニングテーブルは幅1m×奥行2.5mもある大きなものだそうです。

子ども部屋にも自習室という勉強スペースがあったそうですが、ダイニングテーブルの隅を勉強や宿題するスペースにしていたため、あまり使わなかったそうです。

 

■子ども部屋にはウォークインクローゼット、収納は子ども達任せ

では、子ども部屋はMさんにとってどのような場所だったのでしょうか?

「教科書や部活の道具、また洋服や漫画や雑貨など、自分達の大切な物を置いていました。収納ケースやカラーボックスを組み合わせて、片づけやすいように妹と工夫しました」と語るMさん。

「妹と共用のクローゼットだったので、お互いの服を貸したり借りたりして使っていましたね。制服を交換して出かけることもあったかな?」と、楽しそうに思い出を語ってくれました。

 

■子ども部屋は安心して休める、姉妹共用の部屋

Mさんにとって、子ども部屋は他にも重要な意味があったそうです。

「妹と一緒の部屋だったので、毎日、学校のことや勉強のことなど話していました。また忙しい一日の終わりに、安心して就寝できる大切な場所でした」

妹さんと同じ部屋で、自分の個室がないことに抵抗はなかったのでしょうか?

「小さい頃から妹と同じ部屋だったので、そのことに抵抗を感じたことはありません。

ケンカすることもありましたが、協力したりシェアする気持ちがお互い育ったのではないかと思います」

 

国立医学部生と聞くと、部屋に一人籠って勉強をしているというイメージですが、
東大生の半数近くが、子どもの頃リビングで勉強していたというデータもありますから、Mさんのように、家族を近くに感じながらダイニングで勉強をする子は珍しくないようです。

しかし、勉強はリビングでも、子ども部屋は「大切な物を置く場所」「1日の終りに安心して眠れる場所」という大切な空間とのこと。

個室でなく姉妹で一緒に使っているということも、協調性や分かち合うこころの成長を助けてくれるのかもしれません。

 

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
 

2016年05月13日 20:29