補助金がもらえる?コスパのいい「エコリフォーム」ベスト3は?
国が進める「住宅ストック循環支援事業」の1つで、エコなリフォームをすると、補助金が国から支払われる「エコリフォーム」制度。
前回は、住宅をそろそろリフォームしたい!
または、中古住宅を購入して住宅性能をUPしたい!
という人にオススメのエコリフォームについてご紹介いたしました。
今回は、比較的少額でできる「補助金を使った、コスパ満足、お得なエコリフォーム」についてお伝えしたいと思います。
■エコリフォーム対象のエコ住宅設備は5つ!
補助金が支払われるエコリフォームのなかで、比較的簡易にできるものは、エコ住宅設備の設置です。
つまり、給湯器やトイレなどの設備をエコなものにリフォームするものです。
エコ住宅設備にはおもに下表のような種類があり、それぞれに補助金の額が決められています。
この5種類のエコ住宅設備を、補助金を使って設置した場合、どのエコ住宅設備がお得なのでしょう?
■堂々の第1位は 節水トイレ!
従来のトイレ(13リットル型)を節水トイレ(3.8リットル)に変えただけで、年間1万5,000円もの水道代が節約できます(4人家族の場合/TOTO調べ)。
節水トイレは激安店などでは工事費込みで7万円程度で購入できますので、補助金を差し引いた実質負担は約4万6,000円。
年間1万5,000円もの水道代が節約できるのですから、約3年でリフォーム代金の元が取れてしまいます。
3年目以降は毎年1万5,000円もの水道代が節約されるのですから、とってもおトクですね!
■第2位:意外と知らない節湯水栓
節湯水栓とは、無駄な給湯や水道を自動でカットしてくれる混合水栓のことです。
キッチンの混合水栓を節湯水栓に取り換えただけで、年間で109㎏のCo2を削減でき、また水道代とガス代合わせて年間1万円程度の節約になります。
節湯水栓は工事費込みで約5万円程度から設置できますので、補助金を差し引いた場合、約5年程度で元が取れてしまいます。
■第3位:ひそかに人気!太陽熱利用システム
太陽熱利用システムとは、太陽のエネルギーを使ってお風呂やキッチンの給湯をしたり、冷暖房するシステムのことで、太陽光発電とは違います。
一般的な都市ガス給湯器から太陽熱利用温水器にリフォームした場合、年間で454㎏のCo2を削減でき、また年間3万5,000円程度の節約になります。
太陽熱利用温水器は工事費込みで、約30万円弱で設置できます。
補助金を差し引いた場合、8年程度で元が取れてしまいます。
地球とお財布、双方にやさしいエコリフォームですね。
■どのエコ住宅設備の組み合わせが、一番おトク?
エコ住宅設備には、その他に断熱浴槽やエコキュートやエコジョーズなどの高効率給湯器がありますが、設置コストがかなり高額になるため、補助金を利用してもあまりおトク感はありません。
また、補助金を受け取るためには3種類以上のエコ住宅設備の設置が必要で、かつ補助金額の合計が5万円以上でなくてはなりません。
つまり、節水トイレと節湯水栓、太陽熱利用システムの組み合わせが、補助金の支給要件もクリアし、かつ地球にもお財布にもやさしい、ベストなエコリフォームとなります。
いかがでしたか?
エコ住宅設備にも、いろいろな種類があり、またコストパフォーマンスも違います。
補助金がおりるこの機会は、おトクなエコリフォームをして、住宅性能をUPするチャンスです。
お得なエコリフォームの申し込みは平成29年6月30日締め切りですので、早めの検討をオススメします。
(しかま のりこ)