統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の色編~
前回は『統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の素材編~』ということで、建具や家具の素材、色調、風合いなどの合わせ方を解説させて頂きました。
素材による印象への影響も当然のことながら、色でも大きく印象が変わりますよね。
今回は、女性一級建築士で家具の選定~配置などのインテリアを手掛けるCOLLINOより、失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の色編~』を解説していきます。
今回のポイント.配色の方程式を意識したインテリア
突然ですが、フォーマルな会合に出席する際、どのような服装で挑みますか?
落ち着いた色のジャケットと白系のワイシャツに、男性であればネクタイ、女性であればネックレス、などが一般的で落ち着きがあり信頼感が生まれる服装ですよね。
実はこちら、配色の方程式、ベースカラー6:メインカラー3:アクセントカラー1が使われています。ジャケットにベースカラー、ワイシャツにメインカラー、ネクタイもしくはネックレスにアクセントカラーといった具合です。
この配色の方程式をインテリアにも活用することで、統一感が生まれ落ち着いた雰囲気を作り上げることができます。壁や床、大きな家具にはベースカラー6、そのベースカラーに対してカーテンやラグ、小さい家具にはメインカラー3、更に差し色として絵画やクッション、雑貨にアクセントカラーといった具合です。
この配色の方程式により、うるさくならずにスッキリまとまります。
サンプル1.白ベースにピンクのメインと、グリーンのアクセント
こちらの部屋は壁と床が白のベースカラーで、メインカラーはペールピンクで、アクセントカラーはペールグリーンでまとめています。
サンプル2.白ベース・メインに、アースカラーのアクセント
こちらの部屋はベースカラーとメインカラーが白、アクセントカラーに植物のグリーンやブラウンを使っています。
サンプル3.白とグレーのベース・メインに、アースカラー・ブラックのアクセント
こちらの部屋はベースカラー、メインカラーが白とグレー、アクセントカラーに植物のグリーンやブラウンを使っています。
如何でしたか。失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の色編~』を
解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。
2023年08月09日 20:10