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間取りで解説!今あるリビングダイニングに、快適なテレワークスペースをつくる

長引くコロナ禍で、テレワークという働き方が、ごく当たり前になってきました。今よりもっと快適なテレワークスペースが欲しい!と思っている人は多いはず。
そこで、現状のリビングダイニング(以下LD)で、理想的なテレワークスペースをつくる方法を紹介。

教えてくれるのは、『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』の著者で、建築家のしかまのりこさん。今までに相談を受けた事例をもとに、間取り図面や3Dを使ってわかりやすく解説します。


テレワークスペースをつくるポイントは、動線・空間分け・収納の3つ

テレワークスペースなど、新たな機能をリビングに追加する場合、押さえるべきポイントは3つあります。それは、動線・空間分け・収納。

つまり、動線を意識して、機能ごとに空間分けをして、それぞれの空間に収納をつくることです。

では、どのようにポイントをおさえていくといいのか?実際の事例で解説してきます。

上の間取り図は3LDKマンションの15畳のLD。相談依頼者の家族構成は、共働きのご夫婦と小学校2年生の娘。

間取り図に青の矢印で表したものが、人が動く「動線」です。そして点線で分けているのが、リビングやダイニング空間などの「空間分け」です。

リビングには、大きめのファミリークローゼットがあり、またダイニングにはデッドスペースを生かしたダイニング収納も設置されています。

そのほかにも、チェストやTVボードなど、空間ごとに「収納」が設置されていることで、ものがほかの空間に散らかりにくく、片づけやすい部屋になっています。

この間取りの場合、空間分けをしたふたつの空間のうち、比較的スペースに余裕のあるダイニング空間に、テレワークスペースをつくるのがベスト。では、ダイニングテーブルの位置別に、3つのパターンを解説していきましょう。
 

CASE1.ダイニングテーブルを中心に置いた場合は、動線上の壁際に!

8畳のダイニングの真ん中にテーブルを配置してみる

空間分けしたダイニング空間の広さは、約8畳です。
この限られたダイニング空間の中にあらたにテレワークスペースをつくる場合、キーとなるのがダイニングテーブル。ダイニングテーブルは、その大きさから、ダイニング空間でもっとも場所をとるからです。

そのため、ダイニングテーブルの位置をはじめに決めてから、余った場所にテレワークスペースをつくると、無理のない空間設計ができます。

まず、ダイニングテーブルをダイニング空間の中心に置いてみましょう。
ダイニング空間の中心に、ダイニングテーブルを置いた場合、テーブルの周りに上図のような動線ができます。

ダイニングの動線の一部にテレワークスペースをつくる

その動線上にテレワークスペースをつくりました。

テレワークスペースには、必ずテレワーク専用の収納をつくる

そして、テレワークスペースには、上図のように、必ずテレワーク専用の収納をつくります。
そうすれば、ダイニングテーブルなどのそのほかの空間に、テレワーク関連のものが散らばらず、片づけやすい部屋になります。

またパソコンでの作業なら、テーブルの奥行きは45㎝ほどでも足りますが、テーブルライトや書類を置くなどの作業となると、テーブルの奥行きは50㎝以上必要になります。

テーブルの幅は、ひとりで使用するなら幅100㎝もあれば十分です。もし、ふたりで使用するなら、テーブルの幅は160~200㎝程度必要になります。

ふたりでテレワークできるように、幅200×奥行50㎝の大き目のテテーブルを置いた例

上図は、ふたりでテレワーク(またはリビング学習)できるように、幅200×奥行50㎝の大き目のテレワークテーブルを置いた様子です。

ダイニングにつくった、ふたりで使えるテレワークスペース

横幅が2mあるので、ゆったり。作業がはかどります。

キッチンから見た、ダイニングのテレワークスペース

キッチンから見るとこんな感じ。ダイニングへの動線はそのままに、快適なテレワークスペースが生まれました。


CASE2.ダイニングテーブルを窓際に置くと、2か所つくることが可能

窓際にダイニングテーブルを置いた場合は、ふたつの動線ができる

窓際にダイニングテーブルを置いた場合は、テーブルに平行に、壁側とソファ側に2本の動線ができます。

ダイニングにできたふたつの動線上に、テレワークスペースをつくる

上図は、この動線上にテレワークスペースをつくったケース。

機能的なテレワークスペースがふたつ生まれました。ダイニングチェアとテレワークチェアはそれぞれ置いていますが、兼用してもかまいません。

ダイニングチェアをテレワーク時に移動して使う

つまり、テレワークするときは、上図のようにテレワークチェアとして使います。

食事のときは、イスを戻す

そして、食事をするときは、上図のようにダイニングチェアとして使います。
そうすることで、ものが増えすぎず、また機能的で動きやすいテレワークスペースになります。

ダイニングにテレワークスペースがふたつあるのにスッキリ

余計なものがないスッキリしたテレワークスペースになります。

テレワーク用のテーブルの高さが、ソファの背の高さを越えないことがポイント

この配置で気をつけなくてはいけないことがひとつあります。

それは、ソファに沿ってテレワーク用のテーブルを配置する場合、テーブルの高さがソファの背の高さを越えないこと。ソファの背よりテーブルが高いと、テーブルに置いたものが、ソファへと転がってしまうからです。

通常のソファであれば心配はいりませんが、ローソファなどのタイプの場合は注意が必要です。

ダイニングチェアとの兼用で、広々とした印象のダイニング

それぞれが広々として、使いやすいテレワークスペースに。

テーブルの奥行きを50㎝とっておくと、リビング学習のスペースとしても使いやすい

テーブルの奥行きを50㎝とっておくと、リビング学習のスペースとしても使いやすくなります。
 

CASE3.ダイニングテーブルを壁際つければ、L字型ワークスペースができる

壁際にダイニングテーブルを置いた場合は、L字型の動線ができる

壁際にダイニングテーブルを置いた場合は、L字型の動線ができます。

動線に沿ってつくったL字型のテレワークスペース

この動線に沿って上図のように窓際に、L字型のテレワークスペースをつくることができます。

窓際にテレワークスペースをつくるメリットは、自然光を取り込めること

窓際にテレワークスペースをつくるメリットは、テーブル作業面に自然光を採り入れられる点です。

L字型のテレワークスペースの場合、コーナー部分に収納を置くとジャマにならない

専用の収納は、デスクワゴンを使うか、またはコーナー部分に置くと、足元のジャマになりません。

ダイニングとリビングの間にできたL字型のテレワークスペース

空間が分かれ、また動線がスッキリしているので、広くて使いやすいです。

窓からの自然光が心地よいテレワークスペースと、リビングダイニングの家具配置

窓からの自然光が、心地よい家具配置です。
 

動線・空間分け・収納の3つを念頭に置けば、今の間取りにも機能的で使いやすいテレワークスペースがつくれます。ぜひ参考にしてください。

散らかりがちなリビングダイニングが片づくコツ

おうち時間が増えて散らかりがちになるリビングダイニング

家族が家にいる時間が増えると、どうしても散らかってしまうリビングダイニング。片づかないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

それは、部屋と家具のバランス、収納の量に問題があるから!解決策はズバリ0.5畳の収納スペースです。

『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』の著者で、建築家のしかまのりこさんが、間取り図面や3Dを使ってわかりやすく解説します。マンション選びや家づくりを考えている人はもちろん、「今暮らしている住まいでなんとかしたい」と考えている人にも参考になります。

収納を考えず部屋の広さで家具を選ぶと、狭くて動きにくい部屋になる!

収納のある間取りと、ない間取りの比較

間取りAと、間取りBは、どちらも広さ78㎡3LDKのものです。ピンクで表示しているものは、押入れやリネン庫など、あらかじめ部屋に用意されているつくりつけの収納です。

あなたならどちらの部屋を借りたい(または購入したい)と思いますか?

 

間取りAは、リビングダイニングが10畳もあって広そうです。しかし、あらかじめ部屋に用意されている、つくりつけの収納がありません。そのため、片づきやすい部屋にするためには、チェストやシェルフなど、収納家具を購入して配置する必要が出てきます。

ですから、この部屋は収納家具のぶん狭くなりますので、実際には「LD10畳」は「LD9.5畳」になります。

そしてダイニングテーブルやソファを購入するときは、収納家具を置く場所を差し引いた「LD9.5畳」に配置することを考えなくてはいけません。

しかし、多くの人は、間取り図にある「LD10畳」としてダイニングテーブルやソファを選んでしまいます。そのため、ダイニングテーブルやソファが、収納家具を配置した実際の部屋に対して大きめのサイズになり、狭くて動きにくい部屋になってしまうのです。
 

一方、間取りBには、リビングダイニングにあらかじめ部屋に用意されているつくりつけの収納があります。床から天井までの壁面収納なので、市販の収納家具より収納量も多くなります。部屋が片づきやすくなる頼もしい収納といえるでしょう。

しかし、このつくりつけ収納があるため、リビングダイニングの広さは狭くなり、間取り図には「LD9.5畳」と狭く表記されてしまいます。そのため、間取り図を見た「LD10畳」と表記された間取りAよりも、狭い印象を受けてしまいます。

入居後、収納家具を配置した場合、実際には間取りAも間取りBも広さは同じです。
そして間取りAに既製品の収納家具を置くよりも、間取りBのようにあらかじめ部屋に用意された、つくりつけ収納があるほうが、収納量が多いため、片づきやすい部屋になります。

また、収納家具がない部屋の場合は、収納家具を配置したあとの広さに見合うダイニングテーブルやソファを購入することが重要。そうすることで家具が大きすぎて部屋が狭くなるという問題を防げます。

 

部屋に収納がない場合は、動線上のデッドスペースを有効活用!

収納がないリビングダイニング

すでに住んでいる部屋に、収納がない場合は、どこにどのようにして収納をつくればよいのでしょうか?

おすすめの場所は、以下の場所です。

  • 柱やパイプシャフトなどのデッドスペース
  • 人が動く動線上

柱やパイプシャフトなどのデッドスペースは、使われていないことが多く収納で有効活用したい場所です。そして、人が動く動線上に収納家具を配置することで、収納作業がラクになります。

また、収納のつくり方は以下の3つです。

  1. 既製品の収納家具を置く
  2. ラブリコやディアウォールなどDIYグッズで、ラクに収納をつくりつけ
  3. 家具屋さんにオ―ダー家具の作成を依頼する

では、それぞれの収納について、メリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

 

既製品の収納家具は、収納量やスペースの有効活用に難あり

収納家具として市販の既製品を配置した例

部屋に収納がない場合の対処法として、いちばん手軽なものは、既製品の収納家具を置くことです。
上図は、柱とパイプシャフトの間のデッドスペースに、ニトリのカラーボックスに収納ケースを使用して、収納スペースをつくった例です。

メリットは、値段が安く簡単に設置できること、オープン収納なので出し入れがしやすいことなどです。

デメリットは、高さがないため収納量が少ないこと、扉がないためホコリなどがたまりやすいこと、既製品のため横幅に余白ができてしまい、スペースがフルに有効活用できないことなどがあります。

 

DIYでつくれれば棚の位置も自由自在。収納量を多く取れる!

DIYアイテムのラブリコやディアウォールを使って棚を設置した例

賃貸など、壁などを傷つけられない場合で、収納量を確保したい場合は、ラブリコやディアウォールなどDIYで、収納を手軽につくりつけます。

上図は、柱とパイプシャフトの間のデッドスペースに、突っ張り棒の原理を応用したDIYアイテムのラブリコやディアウォールを使って棚を設置。収納ケースを置いて、収納スペースをつくった例です。

メリットとしては、横幅と高さいっぱい収納スペースとして使えるため収納量が多いこと、オープン収納なので出し入れがしやすいこと、棚の位置を自由に設定でき、収納物や収納量をコントロールすることができることなどです。

デメリットとしては、DIYの技術が必要なため手軽ではないこと、オープン収納なので収納が丸見えになること、扉がないためホコリなどがたまりやすいことなどがあります。

 

お金はかかるが家具をオーダーすれば、見栄えもよく有効活用が可能!

家具屋さんにオーダーして、造作の収納スペースをつくった例

分譲など住まいをお持ちの場合で、収納量を確保したい場合は、床から天井までの空間を有効活用したつくりつけ収納がおすすめです。

上図は、柱とパイプシャフトの間のデッドスペースに、家具屋さんにオーダーして、造作の収納スペースをつくった例です。

横幅と高さめいっぱい収納スペースとして使えるため収納量が多いこと、扉つきのクローズ収納なのでホコリがたまりにくく掃除が簡単です。また、棚の位置を調整できるダボ(接合面の両方に穴をあけて差し込む小片のこと)つきにすれば、収納物や収納量をコントロールすることができます。

またつくりつけのため、地震時に転倒しにくく、中身が飛び出しにくいことも、大きなメリット。

デメリットとしては、扉付きのクローズ収納なので出し入れがワンアクションではいかないこと、オーダー家具のため値段が高めになること、などです。

ものが多く部屋が散らかりやすい人は、まず収納家具を配置することを考えてください。そして余った空間にダイニングテーブルやソファを配置すると、部屋が狭くならずに、また収納量が増え、片づけやすい部屋になります。

ニトリやイケアを使って、予算4万円でリビングダイニングを模様替え!

4万円でできたリビングの模様替え
テレワークやオンライン授業が増え、家族がリビングにいる時間が長くなりました。そこでリビングをもっと使いやすくて、快適な場所にアップデートしてみませんか?

その方法は意外に簡単!一級建築士のしかまのりこさんが、実際に相談を受けた事例をもとに3Dを使って分かりやすく解説してくれました。

今回のケーススタディでかかった費用は、なんと4万円だけ。あなたもゴールデンウイークに挑戦しませんか?

4人家族、12畳の散らかり放題のリビングダイニングが、劇的に変わった!

散らかっているマンションに多い一般的な12畳のリビングダイニング

上の図は、都内に暮らす4人家族の住まいのモデルケース(30代ご夫婦共働き+小学2年生+保育園児を想定)、4人家族のお住まいです。間取りはマンションに多い一般的な12畳のリビングダイニングです。

共働きで家事の時間が少なく、散らかり放題になってしまい、くつろげないリビングダイニングがお悩みでした。

散らかっていた12畳のリビングダイニングが模様替えでスッキリ

上の図は、模様替え後の様子です。ソファやダイニングテーブルなど、すべての家具の買い替えを行わず、模様替えをしました。

家具の配置を行うとき、考えなくてはいけない、いくつかのポイントがあります。
おもなポイントは以下の3つです。

  • 部屋のエアコンの位置や換気のための空気の流れを考える
  • くつろぐリビングダイニングゾーンや勉強などをするキッズコーナーなど、機能別に空間を分ける
  • 動きやすいスムーズな生活、家事、収納動線の確認

家具配置は空気の流れも考えて行う
家具配置を行うときに、TVや照明の位置を気にする方は多いのですが、エアコンの位置や換気による空気の流れを気にする人はほぼいません。ダイニングやリビング学習など、部屋の機能による空間分けを行っている方も、少数です。

しかし、目に見えない空気の流れやエアコンによる風などは、身体に影響を与えます。また部屋の気流が乱れることで、モノも入り乱れ、散らかりやすくなります。

では、どのようにして空気の流れや空間分けを考え、家具配置をしていけばよいのか?詳しく見ていきましょう。

 

STEP1.模様替えの前にエアコンや換気の風の流れ方をチェックしてみよう

模様替えの前に空気の流れをチェック
上の図は、部屋の換気による空気の流れを矢印で表したものです。

多くの住まいには、24時間換気扇という住宅設備が、洗面室や浴室についています。そして、壁についた給気口から外の空気を取り入れ、その空気は24時間換気扇に向かって矢印のように流れていきます。

そのため、給気口のそばに、ペットのトイレやゲージなどを置くと、悪臭やペットの毛などが空気に乗って散らかりやすくなるので注意が必要です。

またエアコンですが、暖房時の暖気は下に向かって、冷房時の寒気は天井と平行に噴き出すと、効率よく部屋が空調されます。
そのため、エアコンの真下およびエアコンの正面3m以内には、デスクなどを置かないことが大切です。

このように家具配置を考える際に、まず部屋のエアコンの位置と、24時間換気が付いている住宅では、給気口の位置を確認しましょう。

目に見えない空気の流れを考えて家具配置することで、快適で健康的な部屋にすることができます。

STEP2.部屋を空間分けしてモノの入り混じりを防げば、片付くリビングに!

次に、機能による部屋の空間分けを進めていきます。

リビングやキッズコーナーをどのあたりに配置するか、まずは考えをまとめていきます。

リビングダイニングを3つのゾーンに整理する
例えば、こちらのケースでは、上の図のように3つの空間に分けました。

  • 食事とくつろぎの機能を持つ、リビングダイニングゾーン
  • 着替えをしたり、子どもの衣類を収納する機能を持つ、衣類収納・着替えゾーン
  • 学習・通学用品を収納し、勉強や遊びの機能を持つキッズコーナー

空間を分けたことで、学習用品はキッズコーナーに、衣類は衣類収納、着替えゾーンに収納する場所ができ、モノの入り混じりを防ぐことができます。

モノの入り混じりを防ぐことで、モノが広い範囲で散らかりにくくなり、片付きやすい部屋へとなります。

STEP3.はじめに面積の大きいリビングダイニングゾーンをつくってみる

部屋の空間分けができたら、つぎは各ゾーンをつくっていきます。
はじめに、一番大きい面積を必要とするリビングダイニングゾーンをつくっていきましょう。

リビングダイニングのゾーンをつくる
上の図のように、ダイニングテーブルやソファの位置を、矢印で示したスムーズな動線を考えながら配置します。

このとき、TVの位置を一番に優先しがちですが、できるだけソファの配置を優先させます。つまり、「ソファ→TV→ダイニングテーブル」の順に配置していきます。

結果としてTV配線が長くなってしまう場合は、配線ケーブルを長いものに買い替えて、邪魔にならないようにフックで巾木に固定します。
配線ケーブルは、長いもので5mのものが市販されています。

STEP4. リビングダイニングゾーンが配置できたら次は衣類収納・着替えゾーン

リビングダイニングゾーンが配置できたら、次に、着替えをしたり、子どもの衣類を収納する機能を持つ、衣類収納・着替えゾーンをつくりましょう。

衣類収納・着替えゾーンは、すでに住まいに設置されているクロゼットなどのそばに配置すると、収納が1か所にまとまり、収納作業などの家事がラクになります。

また着替えのときにあちこちに移動しなくてすむため、幼児でも、1人で身支度や着替えができるようになり、自立をサポートしてくれます。

リビングダイニングに衣類収納・着替えゾーンをつくる
隣り合うキッズコーナーとの間には、オープン棚やローチェストを置いて、空間を分ける間仕切りをつくります。間仕切りにオープン棚を使えば、キッズコーナーからも使える収納にすることも可能。

間仕切りに使う収納は、ハンガーラックなど高さのあるものでも問題ありませんが、圧迫感が出てしまいます。収納による圧迫感を抑えたいときは、上の図のように、ローチェストなど高さを低いものにしましょう。

STEP5.最後に勉強や遊びの機能を持つキッズコーナーをつくれば完成!

最後に、学習・通学用品を収納し、勉強や遊びの機能を持つキッズコーナーをつくりましょう。

キッズコーナーの学習デスクは、壁に向かって配置します。壁に向かえば、TV画面や目を引きがちな雑多な情報が視界に入らないので、勉強に集中できます。

学習デスクの横にはランドセル置き場をつくり、ランドセルは必ずその場所に置く習慣をつけます。
また、学習用品や通学用品は、引き出しユニットや、間仕切りとしている、オープン棚に収納しましょう。

 IKEAやニトリの家具と100均で模様替えは4万円で収まった!

今回の模様替えで、12畳リビングダイニングにリビングダイニングゾーンや衣類収納ゾーン、キッズコーナーなどをつくることができました。

かかった費用は合計 3万9534円(税込み・記事記載時点の価格)でした。

キッズコーナー

  • 子どもチェア(IKEA)2999円×2=5998円
  • デスク(楽天)1万990円
  • 引き出しユニット(IKEA)1999円

衣類収納・着替えゾーン

  • オープン棚(IKEA)4999円
  • ローチェスト(楽天)8280円
  • チェスト・カラーボックス上置収納ケース(セリア)110円×6=660円

リビングダイニングゾーン

  • カラーボックス(ニトリ)1212円×4=4848円
  • オープン棚・カラーボックス用インナーケース(セリア)110円×16=1760円

12畳のリビングダイイングが模様替えでスッキリ
わずか4万円で12畳のリビングダイイングが模様替えでスッキリ。
12畳のリビングダイニングが機能別にゾーニングできた
機能別に3つのゾーンに分けたことで、モノが散らからなくなりました。
12畳のリビングダイニングにできた勉強や遊びの機能を持つキッズコーナー
衣類収納・着替えゾーンとキッズコーナーもコンパクトにまとまっています。
リビングダイニングゾーン
リビングダイニングゾーンの動線もよくなりました。

模様替えの方法を知れば、市販の製品を使って手軽に自宅をアップグレードできます。せひ挑戦してみてください。

●教えてくれた人/しかまのりこさん
COLLINO一級建築士事務所主宰。一級建築士、300軒以上のリビング・寝室・子ども部屋の模様替えを行い、模様替えのスペシャリストとしてTVや雑誌でも活躍。著書も多数。近著に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」(彩図社刊)がある
 

家具のサイズはひと回り小さく、がいい理由。「部屋の面積ー通り道」で選んで

LDKは動線を考えて家具を配置すると散らからなくなる
リビングダイニングが片付かないと悩んでいる人は多いと思います。特に子どものいる家庭では散らかり放題になることも。

解決のカギは「動線(=通り道)」にアリ。このスペースを差し引いた面積で家具を置くようにすれば、動きづらく片付かない部屋が、片付く部屋に変わります。建築家のしかまのりこさんが、3Dを使って分かりやすく解説します。

置く家具は実際の部屋の広さではなく、動線を差し引いた面積で考える

合わせて11畳の標準的なリビングダイニング

部屋に家具を買うときに、まず考えることはその部屋の広さです。例えば上の図のように、間取り図に記載された「リビング6畳」とか「ダイニング5畳」などを、部屋の広さと考えます。

しかし、実際に家具を置くことができる部屋の広さは、この図面に記載された広さではありません。

部屋の中には目に見えない動線、つまり、人が部屋の中を移動するラインがあります。そして実際に家具を置くことができる部屋の広さとは、この動線を部屋から差し引いた広さということです。

この動線を差し引かないで家具を購入すると、部屋に対して家具が大きすぎるため、動きにくく部屋が狭く感じます。片付け作業に支障が出ます。

11畳のリビングダイニングから動線を差し引くと実質7.5畳の広さ

上の図は、この部屋の動線を矢印で示したものです。

キッチンからリビングやダイニングへはいる①の動線、リビングやダイニングから庭へ出る②の動線、そしてリビングやダイニングから2階へ上げる階段に向かう③の動線があります。

先ほどの間取り図では「リビング6畳」「ダイニング5畳」でしたが、実際に家具を置くことができる部屋の広さは、矢印の動線を差し引いた青枠で囲まれた「リビング4.5畳」「ダイニング3畳」になるということです。

 

部屋に動線を広めにとれば、動きやすく片付けもスムーズになる!

動線を差し引かない状態で家具を配置

例えば、この動線を差し引かない状態で家具を配置すると、上の図のようになります。

家具を置くことはできますが、部屋に対してダイニングテーブルが大きく、そのためリビングやダイニングから庭へ出る動線が狭く動きにくくなります。

また、動線が狭いことで、動きにくい部屋となり、モノを収納するなどの片付け動作がおっくうになりがちに。その結果、部屋が片付かない状態が慢性化してしまうことになります。

動線を差し引いて家具を配置

そこで、上の図のように、動線を差し引いた状態で、家具を配置してみました。

ダイニングテーブルは幅180㎝から160㎝とひと回り小さくなりますが、動線が広くなり、部屋が動きやすく、片付けやすい部屋になりました。また、部屋の中心が空くことで、部屋は広く見えます。

動線に沿って家具を置くことで、片付けがラクな部屋に生まれ変わる!

動線の空間がある9畳のリビングダイニングの間取り

また、動線として部屋に空間をつくれば、何かと片付けもしやすくなります。

上の図は、リビングダイニングが9畳の間取りです。ダイニングテーブルを壁に寄せ、図のように庭にも出やすく、また動きやすい動線をつくりました。

動線に沿って収納家具をレイアウト

そして、動線に沿って収納家具を上の図のようにレイアウト。これで自然な動きのなかでモノをしまうことができ、片付けやすい部屋になりました。

快適な暮らしには「もうひとつの動線」、空気の流れも重要!

話は変わりますが、実際の動線とは別に空気の流れもあります。「換気経路」と呼ばれ、人がいるリビングや寝室は計画的に換気ができるように、この換気経路に沿って設計されています。

空気の流れはもうひとつの動線といえる

この空気の流れは、二酸化炭素や料理などによる水蒸気、ニオイ、ウイルスなど、汚れた空気の換気をしてくれています。暮らす人や家の健康を保つうえで、とても大切な「もうひとつの動線」と言っていいでしょう。

冷暖房を効かせるために、給気口などは閉めて換気扇を止めてしまうと空気は汚れます。また、この空気の動線上に家具を置くと空気がよどんでしまいます。

給気口などを開け換気扇を回して換気を徹底し、常に新鮮空気の中で暮らすようにしましょう。

目には見えない動線を考えて家具配置することで、毎日の生活がもっと快適になります。ぜひ実践してみてください。

●教えてくれた人/しかまのりこさん
COLLINO一級建築士事務所主宰。一級建築士、300軒以上のリビング・寝室・子ども部屋の模様替えを行い、模様替えのスペシャリストとしてTVや雑誌でも活躍。近著『狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール』(彩図社刊)では、リビングが片付かない「リビング崩壊」について詳しく解説している
 

しまう場所をどう増やす?収納家具選びとデッドスペースの活用のポイント

モノがあふれているLDK
結婚して時間が経過していくと、どうしてもモノは増えてきます。それまでは片付け上手であった人でも、徐々に家のあちこちが散らかり放題になることも少なくありません。

建築家のしかまのりこさんは、モノが増えても「収納する力(収納力)」「空間を考える力(空間力)」の「部屋の動線を考える力(動線力)」の3つを駆使すれば、解決する問題だと言います。

今回は「空間を考える力(空間力)」について、3Dで分かりやすく解説してもらいました。

空間力とは、部屋に置ける家具やインテリアの量を考えられる力

家具配置に大切な空間力とは、簡単に言うと、部屋にどのくらい家具やインテリア雑貨などを置くことができるのか?を客観的に考えられる力のことです。

しかし実際には、インテリアショップなどで、家具やテーブルランプ、クッションなどのインテリア雑貨を衝動買いする人は意外に多く、その結果、部屋にモノが増え、リビングが雑然としてしまいます。

そのほかにも、家具を考えて購入したのはよかったが、思いのほか使い勝手が悪かったという場合もあります。
例えば、オットマンとかサイドテーブルなどです。

これらの家具は、捨てられずに、いつか使うと思ってリビングの片隅に置かれていることが多く、結果として物置化してしまいます。

衝動買いした家具やインテリア雑貨は、本当に必要かどうか考え、最低限に減らしましょう。
また、捨てられずにおいている家具は、この先使うことはないので、フリマアプリでリサイクル、または断捨離しましょう。

そして、今後同じ間違いをしないためにも、家具やインテリア雑貨を買うときは、衝動買いしないことを心掛け、また、使ってない家具は、すぐにリサイクルする習慣を徹底してみてください。

 

不揃いな家具や隙間をなくし、置く場所の空間を100%有効に使う!

リビングダイニングに収納家具を置く場合、その家具選定を間違えると、モノを上手に収納することができず、片付かない状態「リビング崩壊」を引き起こしやすくなります。

ここで知っておきたいことは、収納家具を選ぶときの基本的な考え方。家具を置く場所の空間を100%有効に使うということです。

不揃いな家具と隙間だらけで片付かない収納スペース

上の図を見てください。収納家具が並んでいますが、高さや幅など大きさがバラバラなため、隙間などの無駄が多く、100%空間を有効に使えていません。

そのため、収納家具を置いていますが、しまいたいモノがうまく収納できていないため、モノが散らかる「リビング崩壊」を起こしてしまっています。

収納スペースを100%フルに利用した家具を選ぶ

この場所に収納家具を置く場合は、上の図のように、赤点線で囲った空間を、100%フルに利用した家具を選ぶべきでした。

空間を100%活用できるように、収納家具の高さなど、大きさを揃えて配置

そこで、上の図のように、空間をフル活用できるように、収納家具の高さなど、大きさを揃えて配置しなおしました。

わずかな隙間など無駄な空間がなくなることで、収納量がアップするため、モノを収納しやすくなります。また、家具が統一されていることで、見た目もきれいになります。

トイレや洗濯機の上も空間力の腕の見せ所。100%有効利用を!

洗面室やトイレは、広くない限られた空間ですが、洗剤や化粧品、タオルやトイレットペーパーなど、モノの多い空間です。

そのため、上手に収納家具を設置できていないと、モノがあふれてしまいます。

洗濯機の上も、立派な収納空間

ご存知の方も多いと思いますが、上の図のように、赤点線で囲った洗濯機の上やトイレのタンクの上も、立派な収納空間です。
モノが多い洗面室やトイレなどは、デッドスペースと呼ばれるこの空間を使わない手はありません。

洗濯機の上に壁を利用した吊り戸棚や固定棚を設置

このデッドスペースを利用した収納方法で一番のおすすめは、上の図のように、壁を利用した吊り戸棚や固定棚を設置してしまう方法。

壁に棚を固定しているため、ぐらつく心配もなく、立派な収納空間になります。

壁にビスなど打てない場合は市販の突っ張り収納ラックを設置

賃貸など壁にビスなど打てない場合は、上の図のような市販の突っ張り収納ラックを使います。

突っ張り収納ラックとは、便器や洗濯機を避けて、床と天井に突っ張らせて設置するモノで、トイレットペーパーや洗剤など、小物類を載せておくことができる優れものです。

棚以外の部分はスチールのため、磁石のついたフックなどをつければ、吊り下げる収納としても利用できます。

家具の衝動買いはしない、空間をフルに活用した家具を選ぶ、そして、部屋のデッドスペースを利用すること。この3つで、部屋の散らかりを防ぐための空間力は、すぐに改善することができます。

●教えてくれた人/しかまのりこさん
COLLINO一級建築士事務所主宰。一級建築士、300軒以上のリビング・寝室・子ども部屋の模様替えを行い、模様替えのスペシャリストとしてTVや雑誌でも活躍。著書も多数。近著に「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」(彩図社刊)がある

片付けてもすぐリバウンド。「リビング崩壊」の意外な原因と対処法

リビングの散らかり放題を解決

結婚して家族が増えると、モノが増えがち。それまでは片付け上手だった人もリビングが散らかり放題になり、くつろぐ場としてのリビングが機能しなくなります。

この状態を一級建築士のしかまのりこさんは、リビング崩壊と呼んでいます。家の間取りや模様替え相談を業務として行うなかで、このリビング崩壊に至っている人はとても多いとのこと。特に共働きの子育て世代に至っては深刻な問題だそう。

3Dモデルを使ってこのリビング崩壊の原因と対策方法を教えてもらいました。ぜひ参考に!

あなたの家はリビング崩壊に陥っていないか?3つの視点からチェック!

散らかっているリビング

このリビング崩壊、小学生までの子どもがいる家庭では誰でも陥る可能性があります。

その原因として、小学生までの子どもの場合、リビングで宿題や着がえをすましてしまう家庭が多く、自然とリビングにモノが増えてしまうからです。

しかし、それ以外にも生活スタイルなど多くの原因があります。
まずはじめに、自分がリビング崩壊に陥りやすいか、チェックリストで確認してみましょう。

あなたはいくつ当てはまる?リビング崩壊危険度チェックリスト

(収納力)

  1.  キッチンカウンターの上に、時計やマスクなど小モノを置いてしまう
  2.  ソファの上にバッグや上着を置いてしまう
  3.  子どものおもちゃがリビングに散らかっている
  4.  ダイニングテーブルの上が物置になっている

(空間力)

  1.  インテリアや家具を衝動買いしやすい
  2.  いつか使うと思って使わずにとっている家具がある
  3.  部屋の家具の高さがバラバラである
  4.  洗濯機やトイレの上にデッドスペースがある

(動線力)

  1. ベッドやソファなどがあり、庭やバルコニーへ出られない
  2.  ソファやテーブルに足をぶつけることが多い
  3.  壁の給気口を閉めてしまうことが多い
  4.  家具は部屋の真ん中に置くか壁に沿わせることが多い

上のチェックリストは、リビング崩壊に陥りやすいか?その危険度を「収納力」「空間力」「動線力」の3つのカテゴリーから分析するものです。

それぞれのカテゴリーのうち1つでも当てはまるものがあれば、リビング崩壊に陥りやすい傾向があります。またどのカテゴリーにも2つ以上チェックがつけば、すでにリビング崩壊に陥っている可能性があります。

これからお話しするリビング崩壊対処法を参考に、家具配置やライフスタイルを見直してみてください。

原因1:帰ってきたら小物をキッチンカウンターにモノを置いてしまう!

リビング崩壊の原因のひとつに、収納の問題があります。家を買うときや借りるとき、間取り図を見て収納が少ないと感じたことはありませんか?

収納を増やしてしまえば、その分部屋の面積が狭くなるため、あえて収納をつくらないことが多いのです。そのため、収納が少ない住まいは多く、物が片付かない根本的な原因となっています。

また最近のキッチンの間取り設計で、圧倒的に増えたのが、オープンスタイルのキッチン。料理中にもコミュニケーションがとりやすかったり、部屋が広く見えたりなどいいことずくめです。

しかし、このオープンスタイルのキッチンについているキッチンカウンターは高さが1m、幅40㎝程度と、ちょうどモノを置きやすい高さと大きさになっています

オープンキッチンだとカウンターにモノを置きがち

また動線的に帰宅して、まっすぐ部屋に入って、いったん立ち止まり脱ぎ着する、まさにその場所に設置されています。

そのため多くの人が、マスクやお財布、鍵や帽子や眼鏡など、ありとあらゆる身に着けていた小物をこのキッチンカウンターに置いてしまいます。

ちなみに設計する立場としては、このキッチンカウンターにマスクや小物など、モノを置くことは想定してつくっていません。

ダイニングテーブルにもモノを置きがち
また、キッチンカウンターにモノを置かなかったとしても、そのそばのダイニングテーブルにモノを置いてしまう方も多く存在します。

その結果、ダイニングテーブルの上には常にモノが散らかり、落ち着いて食事ができないなどの支障をきたします。

このキッチンカウンターやダイニングテーブルにモノを置いてしまう習慣はなかなか変えられないため、対処法としては「いかにきれいにモノを置くか(収納するか)?」に尽きます。

キッチンカウンター下に奥行きの薄いカウンター下収納を置く

例えば上の図のようにキッチンカウンター下に奥行きの浅いカウンター下収納を置く方法。

この収納は、奥行きが薄いため、消臭剤や文具など、ちょっとした小物を収納するのに役立つものです。そしてカウンター下収納の上には、100均やホームセンターなどで販売している収納ケースを家族の人数分用意。

お父さんはお父さんの収納ケース、お兄ちゃんはお兄ちゃんの収納ケースを置いておけば、家族それぞれ帰宅後、この収納ケースにポイとモノを入れれば、キッチンカウンターやダイニングテーブルが散らかり放題になることを避けられます。

ポイントとしては、カウンターの奥行きに合わせたカウンター下収納を選ぶこと。またカウンター下の有効高さを確認して、収納するものに合わせた収納ケースと収納の高さを計算すること。

これで収納ケースは入ったけれど、収納したいものが入らないというトラブルを避けられます。

原因2:ソファの上にバッグやランドセル、上着を置き、物置状態に!

ソファが物置状態問題

帰宅後、ソファの上にバッグやランドセル、コートなどの上着を置いてしまうという方は大変多く、リビング崩壊を形成するセンター的な位置を確立しています。

その結果、くつろぐはずのソファは、いつの間にか物置になり、ひどいときは洋服の山でソファが埋もれている場合も…。
この「ソファが物置状態問題」ですが、帰宅してからリビングまでの動線に、上着やカバンなどを収納する場所がないことが大きな原因になっています。

リビングに上着やカバンなどを持ち込まない対策

解決策としては、図のように玄関からリビングまでの動線上(廊下)に、ハンガーフックを取り付けて上着やカバンなどの収納スペースをつくることです。
そうすることで、リビングに上着やカバンなどを持ち込むことはなくなり、散らかりにくいリビングにすることができます。

リビングの壁にハンガーフックを取り付けて収納スペースをつくる
また、動線上に十分なスペースがない場合は、上の図のように、リビングの壁にハンガーフックを取り付けて収納スペースを設けても構いません。

原因3:子どものおもちゃがリビングに散らかっている

リビングの子どものおもちゃ散らかり問題

ちいさな子どものいる家庭では、おもちゃも悩みのタネ。

おもちゃがリビングに散らかっている家は大変多く、また細かいおもちゃピースをなくしたり踏んでしまったりと、散らかるだけでなく、イライラする原因にもなっています。

しかしこの「子どものおもちゃ問題」は、子どもが小さい間のみの期間限定の悩み。ですから簡易なおもちゃ専用収納をリビングのちょっとしたスペースに設置することで解決できます。

リビングにおもちゃを片付けるオープン棚を設置
そこで上の図のように、おもちゃを片付けるオープン棚(おもちゃ専用収納)をソファの後ろに設置しました。

おもちゃ専用収納があれば片付きやすいリビングになる
おもちゃ専用収納ができたことで片付きやすいリビングにすることができます。

デッドスペースになりやすいキッチンカウンター下やおもちゃ収納など、工夫次第でリビングに収納を増やすことができます。
リビング崩壊を防ぐためにも、収納を増やし片づけやすいリビングにトライしてみてください。

ちなみに、リビング崩壊は「狭い部屋でも快適に暮らすための家具配置のルール」(彩図社刊)でも触れています。興味がある方は、そちらもチェックしてみてください。

小学校に備えて子ども部屋をつくる!「家族4人、団地2DK」の間取り問題をプロが解決

ごちゃついていた、模様替え前の6畳のリビング

狭いので収納量が足りない、子どもが成長し個室が必要…。マイホームを手に入れるための頭金を貯めようと、家賃の安い団地や社宅に住む人にとって悩みは多いもの。

一級建築士のしかまのりこさんは、上手に家具を選択し家具レイアウトを変えることで、そうした悩みを解決できると言います。

今回は、団地サイズの2DKに暮らす4人家族から相談された「小学校に上がる子どもに部屋を与え、自立環境を整えたい」という事例をもとにスケッチや3Dを使って解説します。

4人家族で6畳3間の2DK。なんとか子どもたちの自立環境を整えてあげたい!

相談者プロフィール

  • 女性、34歳、会社員
  • 同居家族:夫、36歳、会社員。子どもは長女9歳と次女6歳
  • 住居形態:賃貸2DK

相談内容

  • 戸建を購入したいため、しばらくは家賃の安い団地に住んで貯金を続けたい
  • 春から長女が小学4年生、次女が小学1年生にあがるため、それぞれに勉強机などを置いて、子どもの自立環境を整えてあげたい
  • 今はモノが多く、休みの日にまとめて掃除をする状態。モノを少なくシンプルにして、掃除や片付けの手間を減らしたい

ビフォー:収納が足りないキッチン、家具に占領されたリビングと問題山積

団地サイズの2DKのプラン図

上の図は、現在お住まいの賃貸2DK間取りの様子です。ダイニングキッチン・リビング・和室それぞれ6畳になっており、現在は和室に布団を敷いて、家族4人、川の字になって、仲良く就寝されています。

団地サイズの2DKで暮らす、4人家族の現状の住まい方

こちらの図は、現在の家具レイアウト、ビフォーの様子です。
間取り図にある矢印は、扉の位置になります。

相談内容にあったように、現在は、全体的にモノが多く散らかり放題になっています。
ダイニングキッチンですが、収納家具の大きさもバラバラで統一感がなく、また収納量も少ないものを横並びに多く置いている状態です。
ダイニングテーブルは幅120㎝と、決して大きくはないのですが、テーブル回りに動線があるため、ぶつかりやすく圧迫感があります。
また、ごみストッカーの位置もコンロ前と悪く、たいへん狭く動きにくいダイニングキッチンになっています。

リビングですが、大き目のリビングテーブル、二人掛けソファとひとり掛けチェアのほか、リビング学習用の机が置かれています。しかし、6畳の空間にこれだけの家具は多すぎます。

和室ですが、布団を畳めば部屋が広く使えるというメリットがあります。
しかし、部屋が広いからと、洗濯物を干してしまうと、布団を敷いた状態ではかなりきゅうくつで、動きにくい部屋になってしまいます。

アフター:部屋の使い方を見直しアップデート!片付く快適な空間に

このような家具が大変多い状態で、さらに子ども用の勉強机を増やし、自立環境を整えることはとても難しくなります。

そのため、全体的な家具の見直しや、またレイアウトなどを変更して、住まいを整えることからスタート。
まずはじめに、現在の部屋の使い方を整理します。

2DKの部屋の使い方を変えて、リビングを夫婦の寝室と兼用に

上の図のように、リビングとして使っていた部屋は、リビング機能はそのまま、さらに夫婦の寝室としても使えるように、機能をアップデートします。

また家族の寝室として使っていた和室は、2人の子どもの部屋として整えます。

ダイニングキッチンですが、動きにくかった角のある長方形のダイニングテーブルとキッチン収納を見直し、動きやすく収納しやすいキッチンに模様替えをしました。

団地サイズの2DKが家具レイアウトの変更で大変身

こちらの図は、家具の見直しとレイアウトを変更して、部屋の模様替えをしたアフターの様子です。

リビングの二人掛けソファとひとり掛けチェアは、ソファベッド(ダブルベッド用)に買い替えます。そうすることで、昼夜はリビング、就寝時は夫婦の寝室として使うことができます。

また子どもがリビング学習をしていた机は、配置を変え、テレワーク用の机として再利用します。
大き目のリビングテーブルは、ソファベッドを広げた状態でも置き場所に困らないように、円形のリビングテーブルに買い替えました。

和室は、二段ベッドのほか、学習机と収納家具をそれぞれの子ども用に置いて、子どもたちが自分で片付けられるようにしました。

和室の物干しは浴室に。給気口を空けて、換気扇を回しておけば、空気の流れ道ができるため、雨の日でも洗濯物はよく乾き、室内の結露防止にも役立ちます。

ダイニングキッチンですが、スチールラックに収納ケースを置いて食品ストックや食器棚として使用。スチールラックは高さがあるため、通常のキッチン収納より収納量が倍増します。

また、高さのあるスチールラックを置くことで、収納スペースが小さくなるため、ゴミ箱も邪魔にならない位置にレイアウトすることができました。

ダイニングテーブルはφ90㎝のラウンドテーブルに買い替えることで、テーブル回りの動線が広くなり、動きやすくなりました。

団地サイズの2DKでもリビングのソファをソファ―ベッドにすると機能的になる

上の図は、リビングのソファベッドを広げて、ベッドにした様子です。

夫婦の寝室としても、無理なく使えることが分かりますね。

模様替えに相談者も感動。IKEAやニトリの家具で各部屋が生まれ変わった!

それでは、住まいがどのように変わったか?
ビフォーアフターの様子を3Dパースで確認してみましょう。

以前の狭苦しいダイニングキッチン

こちらは模様替えビフォーのダイニングキッチンの様子です。

家具を替えれば動きやすくスッキリしたダイニングキッチンになる

こちらは模様替えアフターの様子です。スチールラックを置くことで、収納量が増え、キッチン回りが片付きやすくなりました。

以前の散らかり放題のリビング

こちらは模様替えビフォーのリビングの様子です。

家具を替え、レイアウトも変えれば機能的なリビング兼夫婦の寝室に

そして、こちらが模様替えアフターの様子です。
機能的なソファーベッドを置くことで、家具を少なくすることができ、部屋は動きやすく広い印象になりました。

家族が川の字に寝ていた和室

こちらは模様替えビフォーの和室の様子です。

6畳の和室が子ども2人の子ども部屋に

子ども部屋からリビング兼夫婦の寝室を見る

そしてこちらが、模様替え後の和室の様子です。
和室を子ども部屋にしたことで、子ども自身が部屋を管理する能力が芽生え、子どもの自立をうながすことができます。

今回ご紹介した模様替えアイテムは、IKEAやニトリ、カインズなどネットショップで安価に購入できるものです。
子どもの進学と同時に、子ども部屋を用意してあげたい場合は、模様替えで住まいを整えてみてはいかがでしょうか。
きっと、お子様も喜びますよ!

模様替えのコツ!リビングダイニングに家具やラグ、観葉植物をどう置く?

大掃除に合わせて、模様替えでおしゃれなリビングダイニングを実現する

コロナの収束も見えず、引き続きテレワークなどで家で過ごす時間が多くなりそうです。そこで、LDKをもっと快適な場所にしてみませんか?

家具の位置を変えて広く感じる部屋に。ラグや観葉植物、間接照明などで、殺風景な印象から行けてるインテリア空間に早変わり!

今回は、一級建築士のしかまのりこさんに3Dを使って、リビングダイニングをおしゃれにする模様替えを、6つのステップに分けて教えてもらいました。

大掃除と一緒に、手軽な模様替えに挑戦する手もアリかも!

1.手っ取り早く効果があるのは、家具の配置を変える模様替え

模様替えでいちばん手っ取り早く効果があるものが、「家具の配置変え」です。
コツとしては、リビングダイニングでは、ソファやダイニングテーブルの位置を、個室ではベッドや机の位置を、大胆に変えてみます。

模様替えする前のリビングダイニング

こちらは、模様替え前のリビングダイニングの様子です。ダイニングテーブルとソファが、きちんと並べられていますね。

しかし、ちょっと気分を変えたい!場合は、「家具の配置変え」が簡単で有効です。そこで、さっそくですが、ダイニングテーブルとソファの位置を変えてみました。

家具の位置を変えたリビングダイニング

家具の配置を変えた、模様替えアフターの様子です。ダイニングテーブルは壁につけてみました。またソファとTVの位置を入れ替えてみました。

もしTVを入れ替えた位置に、TVアンテナがない場合は、Wi-FiやDLNAをつかったTVの視聴方法も検討してください。

家具の配置を変えただけで、リビングダイニングがスッキリ広くなる

家具の配置を変えただけで、見慣れたリビングダイニングがスッキリ広くなりましたね。
イメージも変わり、簡単に気分転換がはかれます。

2.家具の配置を変え+ラグを敷くと、おしゃれ度アップ

さらに模様替えを楽しみたい場合は、床にラグを敷きます。

ラグを敷く場所は、ソファ前とダイニングテーブルの下が一般的です。色の選び方は、床が白系など明るい色であれば濃い色のラグを、反対に、床が濃い色の場合は白や黄色などの明るい色のラグを選ぶとよいでしょう。

ラグは、特に冬場足元の寒さ対策には有効ですが、ハウスダストの温床にもなるので、毎日の掃除機掛けは欠かせません。家族にアレルギーのある方がいる場合は、注意が必要です。

家具の配置を変えソファの下にラグを敷く模様替え

こちらは、ソファの前に、ラグをプラスした様子です。ラグの大きさは様々ですが、ソファの幅やダイニングテーブルの幅に合わせて選ぶと大きすぎず失敗がありません。

ラグを敷いただけでリビングダイニングがおしゃれに

ラグを敷いただけでも、かなり部屋はおしゃれになります。

3.部屋がまだ殺風景な場合は観葉植物が効果的。でも置き方に注意を!

部屋がどことなく殺風景な場合は、観葉植物を置くだけでもインテリア性がアップします。
その観葉植物を選ぶ際の注意点は、高さになります。背が高い植物を選びたい場合は、すこし圧迫感が出るため、部屋の対角奥に置きましょう。部屋の奥行きが出て、圧迫感が避けられます。

背の低い植物は、スツールやサイドテーブルなどに載せて飾って。そのまま床に置く場合は、隣接する家具の高さに合わせましょう。

背の高い植物としてはウンベラータやオーガスタ、背の低いものとしては、サンスべリアやスパティフィラムが、育てやすくおすすめ。サンスベリアは、NASAの研究で空気清浄効果に長けた植物であることが分かっています。

ラグを敷いたリビングにディフェンバキアカミーラをプラス

先ほどのリビングに、ディフェンバキアカミーラをプラスしてみました。

観葉植物をプラスするだけで、部屋がおしゃれに

観葉植物をプラスするだけで、部屋がやさしくなります。

4.夜の時間を楽しみたければ 間接照明も有効!

夜の部屋時間を楽しみたい場合は、間接照明も有効です。
間接照明といっても、フロアライトのようなしっかりした照明から、LEDライトチェーン(ヒモのような形状でコードが目立ちにくい照明)まで様々です。

電源コードが目立つと、部屋の雰囲気は壊れやすくなります。そのため、コードは目立たないようにコンセント近くに照明を置くなどの工夫をしてみましょう。

家具の配置を変えたリビングダイニングに、フロアライトをプラス

こちらは、家具の配置を変えたリビングダイニングに、フロアライトをプラスした様子です。

フロアライトはリモコンで明るさを調節できるものがおすすめ

フロアライトはリモコンで明るさを調節できるものにすると、部屋のムードづくりに有効です。

5.絵画やポスター、テキスタイルを飾ると部屋に個性が生まれる

画やポスターを飾ると、部屋はとてもおしゃれになります。
絵やポスターを飾る場所は、自由に自分の感性で見つけて、その壁にフックを取り付けて飾ります。
飾り方は、壁の面積が狭い場合は、比較的大きめの画を1枚飾り、壁が大きい場合は画を数枚組み合わせて飾ります。
賃貸など壁にフックを取り付けられない場合は、壁に立てかけて床においてもよいですね。

絵画やポスターを飾ると部屋に個性が出てくる

こちらのリビングでは、部屋の奥と、TVサイドの壁に画を飾ってみました。

模様替えして画を飾れば、部屋に個性が出てる

飾る画はポスターでもよいですが、例えば好きなテキスタイルを額縁に入れて飾ってもOKです。画を飾れば、部屋に個性が出て、とてもおしゃれな空間になります。

6.DIYが得意なら、アクセントクロスを貼るのも効果的

賃貸では難しいかと思いますが、市販の壁紙をアクセントクロスとして壁に貼るという方法も。少し上級になりますがDIYができる方は、挑戦するのもアリです。

アクセントクロスを貼る場所は、柱や梁で囲われた壁や、TVやソファなどの家具を置く壁が効果的です。あくまでも「アクセント」なので、部分的に壁の色を変えます。

アクセントクロスを張ると、部屋がグンとおしゃれになる

TVボード後ろと、ソファ後ろの2か所の壁に、薄いブルーグリーンのアクセントクロスを貼ってみました。

アクセントクロスは薄いグレーやイエロー・グリーン・ブルーが部屋になじみやすい

選ぶ壁紙の色は、薄いグレーやイエロー・グリーン・ブルーが、どのような空間にもなじみやすく失敗も少ないです。

ビフォーアフターで見ると歴然!まったく違う印象に

最後に、模様替えを行う前と後の状態を、比べてみましょう。

模様替え前のリビングダイニング

上の3Dはビフォーの様子です。少し圧迫感があり狭い印象のリビングダイニングでしたね。白い壁も寒々しく殺風景でした。

模様替えでおしゃれになったリビングダイニング

模様替えにより、スッキリ広くなりました。空間もメリハリがついておしゃれに!イメージが明るく変わりました。
キッチンから見た模様替え前のリビングダイニング
キッチンから見た、リビングダイニングのビフォーの様子です。
キッチンから見た模様替え後のリビングダイニング
模様替えしたあとは、おしゃれになって、気分も上がりますね。

今回ご紹介した模様替えアイテムは、ネットショップやホームセンターなどで、簡単に購入できるものです。大掃除のついでに、自分でもできそうな模様替えからトライしてみてはいかがでしょうか?

きっと新鮮な気持ちで、新年を迎えることができますよ!

広い部屋のつくり方。カーテンや家具の色が変わると、感じ方がここまで違う

部屋を広く見せたいなら、家具の色がポイント
大掃除の季節。部屋がスッキリ片付いたら、ついでに模様替えしたいと思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

一級建築士のしかまのりこさんのもとにも、狭さを解消する模様替えの相談が増えているそうです。
広く感じる部屋にするポイントは「色」だそう。

家具の色を変えたことでこんなに変わった!という事例を3Dを使って紹介してもらいました。

広くない部屋だと、収縮色の家具は高級感より暗く狭い印象に

色の濃い高級感のある家具でレイアウトしたリビングダイニング

こちらの部屋は都心戸建て1LDKのリビングダイニング部分です。ひとり暮らしをされていらっしゃる相談者は、色の濃い高級感のある家具に憧れがあり、入居時にお気に入りの家具を購入されました。

しかし、実際に家具を置いて生活してみると「部屋が暗く、狭く感じる」ため、元気が出るような明るい部屋への模様替えをご希望でした。

色の濃い高級感のある家具を置き、狭く感じるリビングダイニング
チェストや本棚、TⅤボードやテーブル・ソファなどの家具はもちろんカーテンまで暗く濃い色に統一されています。
カーテンまで暗く濃い色に統一され、狭く感じるリビングダイニング

このような暗く濃い「収縮色」のコーディネートは、広い部屋では高級感を演出できます。しかし、あまり広くないリビングダイニングでは、高級感よりも暗く狭い印象を受けてしまいます。

部屋が狭く見えるのは壁紙や家具、カーテンなどの色の影響が大!

部屋が狭く見える原因は、第一に、間違った家具レイアウトによることが挙げられます。しかし、部屋が狭く見えるのは、家具レイアウトだけではありません。

それは壁紙や家具、カーテンなどの「色」です。一般的に白など明るく薄い色は「膨張色」、黒など暗く濃い色は「収縮色」と言われています。

膨張、収縮の言葉からもうお分かりかと思いますが、部屋の空間に白などの「膨張色」を使えば、部屋は広く膨らんで見えます。また逆に黒などの「収縮色」を使えば、部屋は狭く締まって見えるのです。

住宅の壁や天井の壁紙に白や薄い色が多いのは、この「膨張=広く見える」効果を狙っているのです。
一方、ホテルなどの商業施設の壁や天井に茶色や濃い色が多いのは、「収縮=締まって見える」効果をねらい、高級感を演出するために広い空間がぼやけないようにしているのです。

それでは、家具の色使いでどれだけ部屋のイメージが変わったかを見てみましょう。

膨張色を基調に、暖色系をポイントに入れると広く心地よい空間に

部屋を明るく広く感じるように、家具やカーテンなどの「色」を変える

そこで、部屋を明るく広く感じるように、家具やカーテンなどの「色」を変えてみました。

チェストや本棚、テーブルやソファなどの家具やカーテンを、大きさはそのまま、色だけをベージュや白などの薄い色に変えました。

圧迫感のあったテレビボードは白にして、扉も透明ガラスに
テレビボードは高さが1m50㎝もあるため、白いものにするだけでは圧迫感が残ります。
そこで家具本体は壁と同じ白にするだけでなく、収納扉が透明ガラスのものを選び、軽さを出しました。
同じ部屋、同じ大きさの家具でも、色の違いだけでイメージが大きく変わる

家具やカーテンなど部屋のすべての色をベージュや白などの「膨張色」にしてしまうと、部屋は広く明るい印象に。しかしそれだけだと全体が膨らみすぎて少しぼやけてしまいます。

そこでリビングチェアとソファクッションを、ベージュと同じ暖色系の黄色やオレンジにして、空間にポイントを置きました。

また、リビングチェアを部屋奥に移動したことで、チェストは壁際に寄せ、本棚は冷蔵庫側面を隠すようにレイアウト。最後に、少し背のあるフロアランプを、部屋入口から対角の隅に置くことで、空間に奥行きを出しました。

同じ部屋、同じ大きさの家具でも、色の違いだけで、これほどイメージを変えることができます。部屋が狭いと感じている場合は、模様替えと一緒に、家具の色を見直してみてはいかがでしょうか

自宅を機能的にする!家具レイアウト


以前に比べテレワークや自宅学習などの在宅時間が増えています。
それにともない、一級建築士のしかまのりこさんのもとにも、もっと快適に過ごせるよう、スペースをつくって欲しいという相談が増えているそうです。

すでに家を持っている人などでも、家具などのレイアウトを変えることで、心地よさがグッとアップします。快適なスペースをつくるためのアイデアを、3Dを使って紹介してもらいました。

リビングで実現!プリンター置き場を設置したテレワークスペース

LDKにプリンター置き場を設置したテレワークスペースをつくる

コロナ禍でニーズが増えたものが、プリンター置き場を設置したテレワークスペースです。
こちらの3Dモデルのリビングには、幅1m×奥行50㎝ほどのコンパクトなデスクを、一角に設置しています。机の前には、幅90㎝の突っ張り式スペースラックを設置して、本棚にしています。

このテレワークスペース、コンパクトなのでリビングに設置しても邪魔になりません。子どもが小さい期間は、リビング学習スペースとの兼用も可能です。

テレワークスペースがあることで、ダイニングテーブルに散らかりがちな本や雑誌、文具や書類などの収納場所にもなります。
また、プリンターを設置することで自宅での仕事の効率がアップします。

キッチン回りに設置したい!ウォーターサーバー置き場

キッチンの近くに置きたいウォーターサーバー

おいしい冷水や温水がいつでもすぐに使えたり、重たい水を買ってくる必要がないというメリットから、ウォーターサーバーを利用する人も多くなりました。

ウォーターサーバーは調理台の横か後ろに設置すると動線がスムーズ
こちらは、キッチン収納の横に設置したウォーターサーバー。ウォーターサーバーは、調理で使うことも多く、キッチンに置くことが理想的です。キッチン調理台の横か後ろに設置できれば、邪魔にならず動線がスムーズになります。

ウォーターサーバーは電気で動くため、コンセントも必要になります。そのため、新築やリフォームの際は、あらかじめ設置場所を検討するとよいでしょう。

洗濯物を各部屋に収納する手間が省ける!LDKのファミリークロゼット

洗濯物を各部屋にしまう手間が省けるファミリークロゼット

日本の家庭でも、共働きが主流になってきました。しかし、家事はいまだ女性が多くを担っており、女性の負担は増える一方です。そこで少しでも家事をラクにするために考えられたものが、ファミリークロゼットです。

ファミリークロゼットとは、家族の衣類を1か所にまとめて収納するクロゼットのこと。このLDKにファミリークロゼットがあることで、洗濯物を畳んだあとに、子ども室や寝室などの各個室に収納する手間が省けます。

リビングの一角に家族の衣類を1か所にまとめて収納するファミリークロゼットをつくる

こちらの間取りでは、リビングと和室の動線上にディノスのハンガーラックを使ったファミリークロゼットを設置しました。

ファミリークロゼットになるハンガーラックを置く場所は、部屋の動線上が邪魔にならず便利です。市販のハンガーラックを置くことで、簡単にファミリークロゼットが設置できます。

家族のコミュニケーションがスムーズに!リビングのホワイトボード

ホワイトボードを家族の集まるリビングに設置

両親は共働きで、子どもは塾に習い事と、家族がそれぞれに忙しい時間を過ごしているご家庭だと、すれ違いも多くなりがち。そんなときに活躍するのがホワイトボードです。

家族の予定や伝言しなくてはいけないことを書き込んだり、学校からのお便りや集金袋などをマグネットやピンで留めておけます。
このホワイトボードですが、家族の集まるリビングに設置すると便利です。

LDKの壁をリビング学習コーナーにして、そこにホワイトボードを設置した例

こちらはLDKの壁をリビング学習コーナーにして、そこにホワイトボードを設置した例です。大人のパソコンコーナーとしても使えるスペースにホワイトボードがあり、家族のコミュニケーションがスムーズに図れます。

最近ではいろいろな種類のホワイトボードが販売されていますが、壁に貼ってはがせるホワイトボードシートを使いました。

自由な大きさにカットできるので、場所をとらず設置できます。このホワイトボードシートには、鉄粉の入った磁石がつくタイプのシートもありおすすめです。

リビングに子どもの写真を飾るおしゃれなコーナーをつくりたい

リビングにおしゃれな写真を飾るコーナーをつくる

子どもの成長は、両親にとって大きな喜びです。部屋に写真を飾るスペースを設ければ、いつでも子どもの成長ぶりを確認することができます。しかし、子どもの写真を飾るコーナーは、写真によっては生活感や雑多感が出てしまいがちです。

写真を飾るおしゃれなコーナーをつくるためのポイントは以下の3つです。

  1. コーナーの壁紙の色を変える
  2. スポットライトを設置して、光をあてる
  3. 額のサイズをバラバラにして、ディスプレイを工夫する

リビングの壁紙の色を変えてつくった、おしゃれな写真を飾るコーナー

こちらはリビングの壁に設置された、写真を飾るコーナーです。コーナーの壁紙の色をグレーにして、サイズのバラバラなブラックフレームに写真を入れて飾りました。

この写真を入れるフレームですが、種類は木製やアルミ製・樹脂製などがあります。素材を統一すれば、多少色が違っていても統一感が生まれ、おしゃれにディスプレイできます。

全国の書店にて販売中!


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