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マンションや狭い間取りの、リビング学習/子ども部屋などにお困りの方へ
書籍『家具配置のルール』著者/各種メディア出演/記事執筆多数の
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子ども部屋を2人でどう使う?5畳~9畳和室・洋室の使い方実例

子どもの数だけ子ども部屋を用意できない・・・という悩み


子ども部屋は子どもの数だけ用意できれば良いですよね。しかし家の大きさや金銭的な問題もあり、すべての家庭で子どもの数だけ子ども部屋を用意できるとは限りません。

そんなときは動線を整理し、うまくお部屋を整えれば子ども部屋が1つでも兄弟姉妹で仲良く使える方法があります。

今回は子供部屋を2人で使う場合についてのポイントや実例などをご紹介します。

 

1つの子ども部屋を共同で使う!メリットとデメリット

 

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うメリット

  • 1つのお部屋を一緒に使うことで、協調性が育つ
  • 1つのお部屋を自分たちで工夫して使うことで、思考能力が養われる
  • 建物の規模が小さくなるので、購入価格が下がる

などがあります。

 

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うデメリット

  • 子ども一人一人のプライバシーがない
  • 異性の場合は、思春期以降は間仕切るなどの配慮が必要
  • 空間の切り分けが明確でないため、家具の配置によっては動線が難しくなる
  • ふたりの家具を置くため、部屋が狭くなる

などがあります。


では、どのように配置すればデメリットを少なく配置できるのか?実例を見ながら考えてみましょう。

 

お部屋の使い方実例
5畳洋室の場合

5畳洋室の場合

 

こちらは5畳洋室の家具レイアウトです。5畳と決して広くはない子ども部屋ですが、幅100㎝×奥行200㎝の2段ベッドもラクラク置けます。

 

配置ポイントは、

  • 窓に沿って横並びに置く
  • デスクの上置きなどは使わない
  • 収納を別に設置する

などです。

図のようにデスクを横並びにすることで、動線がシンプルになります。

 

5畳洋室の場合3

 

さらに部屋を広く使いたい場合は、敷布団にするのも方法の一つです。
上図のようにベッドから敷布団にしただけで、布団を敷いていないときは部屋を広く使えます。

 

6畳和室の場合

6畳和室の場合

出典:https://folk-media.com/

こちらは6畳和室の家具レイアウトです。リビングに隣接する和室を子ども部屋としてお使いになるご家庭は大変多いですが、子ども二人で使う場合はその間取りから動線が増えるため家具レイアウトが難しくなります。

 

6畳和室の場合2

 

上図はリビングから見た様子です。

 

配置ポイントは、

  • 2段ベッドはその大きさから壁に配置し、壁と同じ色にして圧迫感を抑える
  • 収納をベッド周りに設置する

などです。

 

6畳和室の場合r

 

上図のように2段ベッドの高さに合わせハンガーワゴンを設置したので、リビングからは目立ちにくくなっています。また対面する押入れと一緒に収納ゾーンを形成しています。

 

7畳洋室の場合

7畳洋室の場合

 

こちらは7畳洋室の家具レイアウトです。壁と窓が明確に分かれているため家具配置のしやすい間取りです。

 

7畳洋室の場合2

 

配置ポイントは、

  • 収納/就寝/学習の空間を分ける

などです。

また2段ベッドは、家族構成の変化に対応できるように、分割できるものを選びます。

 

7畳洋室の場合bn

 

また収納ですが、お子さまが小さいうちは上図のようにクロゼットの扉を簡易的に外して使うことでお片づけのしやすい子ども部屋になります。

 

9畳洋室の場合(間仕切り可能な広さ)

9畳洋室の場合(間仕切り可能な広さ)

 

こちらは9畳洋室の家具レイアウトです。扉は1つでも9畳もあれば間仕切りが可能な広さになります。また2段ベッドではなく、シングルベッドもそれぞれに置けます。

 

配置ポイントは、

  • 扉を中心に空間を分け、家具配置する
  • 間仕切りとして使用可能な家具(家具裏面も化粧仕上げの家具)を購入する

などです。

 

9畳洋室の場合(間仕切り可能な広さ)

 

上図は1部屋を2人で使っている状態です。お子様が小さいうちは、あえて間仕切る必要はありません。

 

9畳洋室の場合(間仕切り可能な広さ)v

 

こちらは、先ほどのお部屋にカーテンを取り付けた様子です。カーテンにより、簡易的ですが部屋を間仕切ることができます。

 

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上図のように、お部屋入ってすぐに左右に分かれそれぞれの空間に入ることができます。
 

子ども部屋を2人で使うポイントは2つ


いかがでしたか?子ども部屋を2人で使うポイントは、空間(収納/学習/就寝)を分けること。2段ベッドを使う場合は、分割可能で目立たない色を選ぶことが重要です。


当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。

2020年10月19日 00:24

1つの子ども部屋を兄弟姉妹でどう使う?同性の場合、異性の場合

子ども部屋は、子どもの数だけ用意できれば良いですよね。

しかし家の大きさや金銭的な問題もあり、すべての家庭で、子どもの数=子ども部屋の数、とはいきません。

そんなときは、動線を整理し、うまくお部屋を整えれば、子ども部屋が1つでも兄弟姉妹で仲良く使える方法があります。

今回は、1つの子ども部屋を兄弟姉妹で機能的に使う方法についてのお話です。

 

子供部屋を共同で使うメリットとデメリット

 

子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うメリットは

・1つのお部屋を一緒に使うことで、協調性がはぐくまれる
・1つのお部屋を、自分たちで工夫して使う能力が養われる
・建物の面積が小さくなるので、購入価格が下がる

などがあります。

一方、子ども部屋を兄弟姉妹で一緒に使うデメリットは

・プライバシーがない
・空間の切り分けが明確でないため、動線が難しくなる
・天井の照明やエアコン/スイッチ・コンセントの位置などの配置が難しくなる

などがあります。

 

では、どのようにしたら、このデメリットを少なくできるのか?

実際の例を見ながら考えてみましょう。

 

ケース①兄弟姉妹が同性のお部屋

パース①_コピー

間取りは、Sさんのお宅です。

こちらの10畳のお部屋を、5歳と7歳の兄弟で使いたいというご希望でした。

 

お部屋の作り方としては、収納や窓など間取りに合わせて子どもの動線を考え、共用部分とプライベート部分を作ります。

共用部分は、一緒に勉強や作業したり、また一緒に使える辞書や参考書・漫画などを置くスペースです。

プライベート部分は、主にベッドを置く就寝スペースのほか、趣味や部活の道具を置きます。

 

また照明に関しては、天井にリモコンでオンオフできるシーリングライトを2つ設置します。
 

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大学生まで使えるよう机や椅子・ベッドを選びます。

インテリアは大人っぽくなりますが、買い替えによるロスをなくし、また良いものを長く使うという考え方が、子どものころから身につきます。

 

ケース②兄弟姉妹が異性のお部屋

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間取りは、Nさんのお宅です。

こちらの9畳のお部屋を、3歳のお嬢様と、いずれ生まれてくるお子様と、二人で使いたいというご希望でした。

 

性別がまだ未確定な場合は、お部屋を将来的に間仕切る可能性が出てきます。

兄弟姉妹の性別が同じであれば問題ないのですが、異性であった場合、思春期以降はお部屋をAの部分で分けたほうが良いためです。

しかし異性であっても中学生になるまでは、一つのお部屋を二人で使うほうが、協調性や空間を工夫する力が育つため、ベターです。

 

お部屋の作り方としては、ケース①の場合と同じく、窓や扉・収納などの間取りに合わせて子どもの動線や共用部分、プライベート部分を作ります。

また照明に関しては、シーリングライトをそれぞれ設置し、スイッチを扉付近に設置します。


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机や椅子は、同じ形・色で品質もよいものを選べば長く使えますし、インテリアの統一性もとれておしゃれな部屋になります。

 

 

いかがでしたか?

子どもの動線を考え、家具を上手において空間を作れば、適度なプライバシーを保ちながらも、機能的でおしゃれな子ども部屋ができます。

子どもが増えたから家を買い替えなければ!と思っている方は、一度参考にしてみてくださいね。

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。
 

2019年06月12日 00:06

子育てしやすい、子供の成長に合わせた住まいの整え方

住宅を購入する場合、10年後20年後までの生活を考えて選んでいますか?
いまは小さい子どもですが、成長に合わせ、住まい方や間取りを、いまの住いで工夫する必要があります。
今回は子どもの成長、家族の変化にあわせて間取りを工夫する方法について、一般的な3LDKを想定してお話しいたします。

 

・乳児~幼児期
 

子どもが乳児から幼児の時期は、とくにスキンシップの大切な時期です。
また、上の子、下の子それぞれに一部屋といった年齢ではないので、生活の主体はLDKと寝室が主体となってきます。
マンションの3LDKなどでは、LDKに洋室または和室が隣接している場合が多いので、その場合は、
LDKにベビーベッドを置き、洋室または和室に布団を敷いて親子3人で就寝することになります。 
お父さんお母さんは、夜泣きなど大変ですが、少しの間と割り切って一緒のお部屋で休みましょう。
 

・ 小学生

 
子どもが二人とも小学生の時期は、まだそれぞれに個室を与えず、一部屋を兄弟姉妹の就寝スペースとして利用します。
また、学習スペースは、LDKの周囲など、両親の目が届くところに設ければ、家事や雑用の合間に、子どもの様子を見ることができます。
学習スペース・就寝スペースを二人で使うことにより、思いやりや協調精神をはぐくみ、子どもの成長につながります。
工夫の一つとして、二段ベッドは、シングルベッドを2段に重ねたタイプの物を購入しましょう。後で、子ども部屋を分けたときに、買い替える必要がなくなります。
同じ理由で、学習スペースに置く勉強机や椅子も、長く使えるよう、成長に合わせて高さが変えられるシンプルなものを選びましょう。大学生・社会人まで使えるものが、ベストです。
 
 

思春期~受験期


 小さな頃には、両親のそばにいる時間が長かった子どもも、思春期になれば、それぞれのプライバシーに配慮しなくてはなりません。また受験に備え、集中して勉強できる体制を整えてあげましょう。
兄弟姉妹それぞれの洋室に、机とベッドを整え、勉強と就寝を一室で出来るようにしましょう。
工夫の一つとして、子ども部屋のカーテンは、派手なキャラクターなど、子どもデザインのものは避けた方が無難です。
後でこの部屋を、別の家族が使ってもおかしくないよう、オーソドックスで丈夫なカーテンをお勧めいたします。
 
また、住宅購入後、15年近くになっているので、マンションの場合は大規模修繕、戸建ての場合は第一回目の住宅補修・設備交換時期に来ています。
見た目はだいじょうぶだからといって、この時期にきちんとメンテナンスしないと、後で雨漏りなど取り返しのつかない事態になりがちです。
教育費もかかる時期ですが、きちんと修繕・交換・補修費用を、早いうちから積み立てておきましょう。
 
 

大学生~社会人

 
 子どもの成長は早く、受験や就活を終えると、大学生や社会人になります。入学や就職先により、早い子では大学生になると家をでてしまいます。
子ども部屋だった部屋は、フリースペースとして、ほかの家族の書斎や趣味のお部屋として、自由に使うことができます。
 
 

・独立~夫婦二人の生活
 

 子どもが社会人になり、それぞれの伴侶を見つけ世帯を持つと、夫婦二人の生活が待っています。
また、ご主人・奥様も定年を迎え、ゆっくりとした第二の人生を始める方も多いでしょう。
子ども部屋だったすべての部屋が空くことにより、フリースペースとして、書斎や趣味のお部屋にすることはもちろん、サロンや個人オフィスなどとして、お仕事をすることも可能です。
また、住宅購入後、30年近くになっているので、マンションの場合は大規模修繕、戸建ての場合は第二回目の住宅補修・設備交換時期に来ています。
今後も住み続けられるよう、退職金などを計画的に使い、住宅の修繕・交換・補修を行いましょう。
 
いかがでしたか?
家族の成長とともに、お部屋の使用目的を変化させるだけで、
家具の買い替えを少なく、今ある間取りで対応することができます。
当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。

2018年10月12日 16:47

3LDKをどう使う?子どもの成長/独立、家族の変化にあわせた間取りの使い方

住宅を購入する場合、10年後20年後までの生活を考えて選んでいますか?
住まいは、子どもの成長に合わせ、使い方を工夫すれば、高額な住まいの買い替えをしなくても暮らすことができます。
今回は子どもの成長、家族の変化にあわせた間取りの工夫について、一般的な3LDKマンションの間取りをもとに、お話ししたいと思います。
 
 

 1、子どもが誕生:マンション購入
 

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新築マンションを購入したと仮定します。物件概要と購入者の設定は、以下のようになります。
 
・3LDK 71.30㎡ 新築マンション
・夫33歳 妻31歳 長女3歳 長男1歳
 
洋室(1)は、夫婦の主寝室として、ずっと使います。
使い方が変わっていくのは、洋室(2)と和室になります。
 
子どもが乳児から幼児の時期は、とくにスキンシップの大切な時期です。
また、上の子、下の子それぞれに一部屋といった年齢ではないので、生活の主体はLDKと寝室が主体となってきます。
赤ちゃんの様子を、いつも確認できるように、LDKにベビーベッドを置きます。
またLDK横の和室に布団を敷いて、長女と夫婦、親子3人で就寝します。
ぐっすり休みたいときは、夫婦のどちらかが主寝室(洋室(1))で休めば、疲れも取れやすいでしょう。
 
この期間の注意点としては、洋室(2)など、まだ未使用なお部屋があることです。
未使用なお部屋があると、その部屋を収納部屋として使ってしまい、物が増えていく傾向になります。
いざお部屋を使うとなったときに、それまで収納していた物の行き場がなくなりますので、気を付けてください。
 

 2、子どもが小学校入学:マンション購入7年後~14年後
 

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左の間取りは、マンション購入から7年後、子どもたち二人が小学生の時期です。
子どもが二人とも小学生の時期は、まだそれぞれに個室を与える必要がありません。
1つのお部屋を兄弟姉妹で使わせることにより、我慢することや協調性・思いやりといった感情を幼いころから自然に育みます。
洋室(2)は、兄弟姉妹の寝室として使います。
ベッドは、上下に分けられるタイプの2段ベッドを使用し、後で子ども部屋でも使えるようにすれば、買い替えなどの無駄が省けます。
また、洋室(2)のカーテンは、後でこの部屋を、別の家族が使ってもおかしくないよう、シンプルな柄で丈夫なカーテンをお勧めいたします。
 
兄弟姉妹の洋服は、クロゼット(足りない場合はチェストなどをプラス)を使い、子ども達に収納方法などのルールを決めさせ、任せてみましょう。
 
和室は、間仕切り扉を開放し、リビング学習スペースとして使います。
LDKに隣接しているため、両親の目が良く届き、家事や雑用の合間に、子どもの様子を見ることができます。
 
和室に置く勉強机や椅子は、長く使えるよう、成長に合わせて高さが変えられるシンプルなものを選びましょう。大学生・社会人まで使えます。
 
和室には、勉強机のほか本棚・収納などを置きます。押入れが少しでも開いていたら、カラーボックスなどを置き、学校用品の収納場所として利用するのも良いでしょう。
 

一方、右の間取りは、マンション購入から14年後、子どもたち二人が受験の時期です。
 
子どもが中学生・高校生の、思春期になれば、それぞれのプライバシーに配慮する時期です。また受験に備え、集中して勉強できる体制を整えてあげましょう。
いままで一緒に使っていた和室および洋室(2)を、兄弟姉妹それぞれにあたえます。机とベッド・チェストなどを移動し、勉強と就寝・収納などを一室で出来るようにしましょう。
 
この期間の注意点としては、住宅購入後、15年近くになっているので、住宅の補修・修繕時期に来ているということです。
補修・修繕のための修繕積立金は、計画的に積み立てられているはずですが、滞納者や災害など、想定外の臨時徴収をされることがあります。
教育費もかかる時期ですが、住宅も修繕時期にかかるということを念頭に、子どもが幼いうちから「住宅準備金」などの積立を行っておくと、ゆくゆく困りません。
 
 

 3、子どもが独立:マンション購入20年後~30年後
 

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左の間取りは、マンション購入から21年後、子どもたち二人が大学生~社会人の時期です。
 
この時期になると、子どもたちのどちらかは家を出ている場合が多く、子ども部屋だった部屋が、フリースペースとして使えるようになります。
夫婦趣味のお部屋や書斎として、使っても良いですね。
この間取りでは、長女が社会人になり家をでたため、LDKに面した和室をフリースペースとして使い、洋室(2)は、大学生である長男の部屋として使っています。
 

一方、右の間取りは、マンション購入から28年後、子どもたち二人が完全に独立し、夫婦二人だけの生活がはじまった間取りです。
ご主人・奥様も定年を迎え、ゆっくりとした趣味を満喫する生活を送る方、または自宅で起業する方など、第二の人生を始める方も多いでしょう。
子供たちが全員独立したため、子ども部屋であったすべての部屋がフリースペースとして使えるようになります。
書斎や趣味のお部屋にすることはもちろん、サロンや個人オフィスなどとして、お仕事をすることも可能です。
この間取りでは、長男が使用していた洋室(2)をご主人のオフィスとして、和室は奥様の趣味のお部屋として使っています。
 
また、住宅購入後、30年近くになっているので、マンションの場合は2回目の大規模修繕時期に来ています。退職金などを計画的に使い、室内をシックにリフォームするなどをして気分を変えてみるのも良いですね。
 
 
いかがでしたか?
住まいを工夫し、適切なメンテナンスをすれば、家族の成長や変化にも対応でき、いつまでも快適に暮らすことができます。
また、家を大切に使い続けることは、地球にも優しい、究極のエコにもなります。
 
子どもの成長、家族の変化にあわせた、効果的な住まいの工夫、取り組んでみてくださいね。
 
 当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。

 

2018年10月07日 16:39

頭の良い子は受験期に、どこで勉強していたの?【賢く育てたい!国立医学部生の住まい】

子育て世代にとって、わが子を優秀に育てるのは一つの目標ではないでしょうか?

なかでも医師や弁護士は社会的地位や収入も高く、仕事にやりがいがあり定年もありません。

そんな職業に就いてくれたら、親としては嬉しいものです。

筆者は現役国立医学部生にアンケート調査を行い、どのような家でどのように育ったのかを調査いたしました。

そこには親が考えていないような子どもたちの意外な本音がありました。

前回は、頭の良い子どもたちの中学生までの勉強場所についてお届けいたしました。

今回は、国立医学部受験を控えた高校生のとき、頭の良い子どもたちはどこで勉強していたかについてのお話しです。

 

■受験期は、リビングで勉強はしなかった!?

大事な大学受験を控えた高校生の時、頭の良い子どもたちはどこで勉強していたのでしょうか?

アンケートの結果、約6割の学生が塾や図書館で勉強しており、約3割の学生が子ども部屋、そして飲食店・リビングダイニングと続きます。

小学生の時にリビング学習を支持していた学生たちも、難関大学への受験期となるとほぼ全員が塾や図書館、子ども部屋と勉強場所を変えていったことがわかります。

 

 

■一番、集中できた勉強場所は、どこ?

また、一番集中できた勉強場所について聞いたところ、

1位が塾や図書館で66.7%、2位が子ども部屋で20.3%、3位が飲食店で11.1%と続きリビングは1.9%となりました。

約7割の学生たちが塾や図書館を支持しており、子ども部屋やその他の勉強場所を大きく引き離して今す。

一方、マクドナルドやデニーズなどの飲食店を支持している学生たちもおり、その理由として「自宅では誘惑が多いから」や「飲み物が飲めるから」などの理由をあげて今す。

このように塾や図書館・飲食店など、自宅以外での勉強が一番集中できたと答える学生たちの合計は、全体の8割を超える結果となって今す。

驚きですね。
 

 

■頭の良い子どもたちの、一番好きな場所はリビング

最後に、今は一人暮らししている学生たちに、自宅で一番好きな場所をアンケートしてみました。

その結果、約7割以上の学生が自分の部屋でなく、リビングと答えました。

理由として「家族がみんな集まるから」「話を聞いてもらえるから」「明るくて暖かくて安らぐから」などでした。

 


いかがでしたか?

3回にわけてお届けしました学生たちのアンケート結果から、

小学生はリビング学習、中学生は子ども部屋や塾や図書館などの外部勉強空間、高校生は塾や図書館などの外部勉強空間が、勉強空間として大切になってくることがわかりました。

また、一番好きな場所として、家族が集まるリビングと答えた学生が多かったのも印象的でした。

「勉強のため・自立のため、子ども部屋を用意したい」という理由で、多くの人が30年近いローンを組んで生活をやりくりし、夢のマイホームを購入します。

しかし、頭の良い子どもたちは高校生になってもリビングでの家族との交流を求め、また勉強は塾や図書館などの外部空間を使う子どもが多く、勉強部屋としての子ども部屋は必ずしも必要ないのが現状のようです。

頭の良い子どもが育つ家にするためは、家族が集まるリビングを充実させ、また住居費と教育費のバランスをよく考えた無理のない住宅購入を行うことが、大切なようです。

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
詳しくはHPをご覧くださいませ。

2016年12月22日 22:03

勉強はどこで?「子ども部屋」より多かったのは…【賢く育てたい!国立医学部生の住まい】

子育て世代にとって、子どもを優秀に育てるのは一つの目標ではないでしょうか?

なかでも医師や弁護士など、社会的地位や収入も高く定年もない仕事に就いてくれたら、親としては嬉しいものです。

では、そのような優秀な子どもを育てるには、どのような家がよいのでしょう?

また、実際にはどのような家で優秀な子どもたちは育ったのでしょう?

筆者は現役国立医学部生にアンケート調査を行い、どのような家でどのように育ったのかを調査いたしました。

そこには親が考えていないような子どもたちの意外な本音がありました。

前回は、家族構成や家の様式などについての調査をお届けいたしました。

今回は、そのアンケート結果の一部、国立医学部生が「どこで勉強していたか?」についてのお話です。

 

■中学受験は6割が経験! 勉強をしていたのは主に「リビング」

筆者は筑波大学医学部(偏差値72)に通う学生に対し「住まいに関するアンケート」を行い、その結果54人から有効回答を得ました。

まずはじめに、学生たちが小学生だったころ、中学受験をしたかどうか、またどこで勉強していたかについて聞いてみました。

 

結果は61.1%が「中学受験の経験あり」と答えており、国立医学部生たちは小学生からしっかり勉強していたことがわかります。

また、どこで勉強していたかについて聞いたところ、中学受験組は1位が「リビング」で51.5%、2位が「子ども部屋」と「図書館や塾などの外部勉強空間」が同率24.2%で並びました。

一方、中学受験をしていない組は1位が「リビング」で57.1%、2位が「子ども部屋」で38.1%、3位が大きく離れて「図書館や塾などの外部勉強空間」で4.8%となりました。

話題のリビング学習ですが、小学生の2人に1人が実践していたという結果は、やはり驚きですね。

 

■中学生のときの勉強場所は、中学受験組と高校受験組で大きな違いが!

次に中学生の時、どこで勉強していたかについてのアンケートをとりました。

結果は、高校受験組は1位が「子ども部屋」と「図書館や塾などの外部勉強空間」が42.9%と同率で並び、「リビング」は14.3%と大きく引き離されています。

 

一方、中学受験をしたため高校受験をしなかった組は1位が「子ども部屋」48.5%、2位が「リビング」33.3%、3位が「図書館や塾などの外部勉強空間」15.2%となりました。

中学生になると勉強も少し大変になってくるため、勉強に集中のできる塾や子ども部屋の使用頻度が上がる一方、リビング学習は選択されなくなるようですね。

 

いかがでしたか?

学生たちのアンケート結果から、リビング学習が実践されたのは小学生までで、中学以降は子ども部屋や塾や図書館などの外部勉強空間が大切になってくることがわかります。

また少数ですが塾や自宅以外に「マクドナルドなどの飲食店」「祖母の家」「友人の家」「学校の教室」と答えている学生もいました。

与えられた環境の中、自分で工夫して勉強場所を探していたようです。

では、国立医学部受験を控えた高校生のとき、学生たちはどこで勉強していたのでしょうか?


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2016年11月09日 21:23

頭のいい子どもって、どんな家に住んでいるの?【賢く育てたい!国立医学部生の住まい】

勤務医でも平均年収1,500万円を超え、就活の苦労もなく社会的なステータスもある医師は、昔も今も男女ともに人気の職業です。

その医師になるための最難関な大学が国立大学医学部ですが、皆さんは国立医学部生と聞くと、どんな学生をイメージしますか?

豪邸に住んでいて、小さいころから勉強や習い事をたくさんしていた優秀な学生……?

しかし、医学部生本人に聞いたアンケート結果からは、意外な事実と共通点がわかりました。

今回は、そのアンケート結果の一部、国立医学部生がどんな家に住んでいたかについてのお話です。

 

■「国立医学部生」の育った家は、一戸建て? それともマンション?

筆者は筑波大学医学部(偏差値72)に通う学生に対し「住まいに関するアンケート」を行い、その結果54人から有効回答を得ました。

回答の男女比は4:6で、現役合格者は6割、一浪以上は4割です。

回答者の出身県は地域枠推薦があることから、茨城県が25%と最も多く、次いで首都圏、全国と続きます。

アンケートではまず、どんな家で育ったかについて聞いてみました。

 

その結果、一戸建てが6割、ついでマンションが3割、団地・アパートが1割と続きます。

一戸建てが多いのは、首都圏以外の出身者が多いのも理由の1つでしょう。

意外なのは、団地・アパートに住んでいた学生も1割ほどいるということです。

勉強のできる子どもに育てるためには、必ずしも豪邸は必要ないということですね。

 

■おじいちゃんおばあちゃんとは、一緒に住んでいた?

次に、一緒に住んでいた家族構成について伺ってみました。

 

その結果、9割以上が親・兄弟姉妹のみの核家族であり、残り1割弱が祖父母とも同居の2世帯家族となっております。

この結果は、平成27年度調査の「国民生活基礎調査の概況」でも、核家族が増え2世帯家族が減っているという調査結果が出ており、アンケート結果と見事にマッチングしています。

このことから、国立医学部生の家族環境も特殊なものでなく、ごく一般的な家族構成ということがわかると思います。

 

■自分専用の子ども部屋は持っていたの?

次に、自分専用の子ども部屋を持っていたかについてアンケートしてみました。

その結果、66.7%の学生が自分専用の子ども部屋を持っていたのに対し、33.3%の学生は自分専用の子ども部屋を持っていなかったと答えています。

 

勉強のできる学生さんですから、自宅での勉強を行う子ども部屋は全員持っていると考えがちですが、この結果は意外ですね。

では、子ども部屋を持たなかった学生さんたちは自宅のどこで勉強していたのでしょうか? 気になるところですね。

 

お子さんのいるご家庭では、賢く子供を育てることは一つの夢であることが多いと思います。

次回は、賢く育った学生さんたちの住まい方について、アンケートをもとに、さらに具体的にお話ししていきたいと思います。

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2016年10月06日 20:49

良い子ども部屋って?実例に学ぶ「自立した子どもの成長をうながす部屋」とは



健やかな成長を願うとともに、親としてはどうしても“子どもの勉強”も気になるもの。

そこで、自立した子供はどのような住まいに住んでいたのか?有名国立大学に通う学生に、自分の子ども部屋について聞き取り調査を行いました。

その調査から見える、子ども部屋について、お話したいと思います。

 

■主に勉強する場所は「ダイニング」

筆者が聞き取り調査した学生の1人・Mさんは、筑波大学医学科に現役合格した、女医さんの卵。

ご両親が共働きのため、自分と妹さんのお弁当を3年間も作っていたという、しっかり者です。

「子どもの頃から、家族のいるダイニングで勉強するのが好きでした」と語るMさん。

ダイニングテーブルは幅1m×奥行2.5mもある大きなものだそうです。

子ども部屋にも自習室という勉強スペースがあったそうですが、ダイニングテーブルの隅を勉強や宿題するスペースにしていたため、あまり使わなかったそうです。

 

■子ども部屋にはウォークインクローゼット、収納は子ども達任せ

では、子ども部屋はMさんにとってどのような場所だったのでしょうか?

「教科書や部活の道具、また洋服や漫画や雑貨など、自分達の大切な物を置いていました。収納ケースやカラーボックスを組み合わせて、片づけやすいように妹と工夫しました」と語るMさん。

「妹と共用のクローゼットだったので、お互いの服を貸したり借りたりして使っていましたね。制服を交換して出かけることもあったかな?」と、楽しそうに思い出を語ってくれました。

 

■子ども部屋は安心して休める、姉妹共用の部屋

Mさんにとって、子ども部屋は他にも重要な意味があったそうです。

「妹と一緒の部屋だったので、毎日、学校のことや勉強のことなど話していました。また忙しい一日の終わりに、安心して就寝できる大切な場所でした」

妹さんと同じ部屋で、自分の個室がないことに抵抗はなかったのでしょうか?

「小さい頃から妹と同じ部屋だったので、そのことに抵抗を感じたことはありません。

ケンカすることもありましたが、協力したりシェアする気持ちがお互い育ったのではないかと思います」

 

国立医学部生と聞くと、部屋に一人籠って勉強をしているというイメージですが、
東大生の半数近くが、子どもの頃リビングで勉強していたというデータもありますから、Mさんのように、家族を近くに感じながらダイニングで勉強をする子は珍しくないようです。

しかし、勉強はリビングでも、子ども部屋は「大切な物を置く場所」「1日の終りに安心して眠れる場所」という大切な空間とのこと。

個室でなく姉妹で一緒に使っているということも、協調性や分かち合うこころの成長を助けてくれるのかもしれません。

 

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
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2016年05月13日 20:29

どうして必要?本当に必要?「子ども部屋」が子どもに与える影響とは

春から新学期ですね。

小学校入学や中学入学をきっかけに、そろそろ「子ども部屋を用意してあげたい」と思う親は多いようです。

しかし一方で、「リビング学習のすすめ」など、巷では「子ども部屋不要論」もささやかれています。

子ども部屋って、ほんとうに必要なのでしょうか?

今回は、たくさんのデータから「子ども部屋の必要性」を考えてみたいと思います。

 

■70%の親は、小学生から子ども部屋が必要と考えている!!

あなたは、いつから「子ども部屋は必要」だと思いますか?

マイナビニュースが2013年にファミリー世代を対象に行ったアンケートでは、81.2%の親が、「子ども部屋は必要」と答えています。

また、「いつから子ども部屋は必要か?」という問いには、小学生(低学年~高学年)からが69.7%で圧倒的に多く、次いで中学生の20%と続きます。

小学校低学年と答えた人は、「学校の勉強が始まるので子ども部屋を用意したい」と考えているようです。

また、教科書やランドセルなど“自分の持ち物”ができるこの時期から、専用の部屋を持たせ、物の管理や自立心を養わせたいと考えている人もいるようです。
 

 

■小学生の勉強場所は「リビングダイニング」が過半数

「勉強や宿題のために子ども部屋を用意してあげたい」と思う親が多い現状ですが、実際に子どもたちは、どこで勉強しているのでしょうか?

「東京ガス都市生活研究所」が自分の部屋を持っている小学生から高校生までの子どもたちに行った調査では、つぎのような結果が!

 

小学生では約70%、中学生でも約40%の子どもが、実際に勉強している場所としてリビングダイニングをあげています。

また「どこの部屋がくつろぐか?」というアンケートでは、子どもの約60%~90%がリビングダイニングと答えています。

大半の子どもたちは、自分の部屋があっても、リビングダイニングで勉強したり、くつろぐことが好きなようです。
 

 

■「一人になれる場所」「寝室」としての子ども部屋

多くの子ども達にとって、勉強をするのも、くつろぐのも、リビングダイニング。

では、子どもにとって「子ども部屋」はどのような存在なのでしょうか?

 

同じく「東京ガス都市生活研究所」の調べでは、自分の部屋があって良かったことの問いに対して「一人になれる場所がある」「親に見られずに好きなことができる」と答えています。

この傾向は学齢が高くなるほど強く、子ども部屋によって、子どもの大切なプライバシーが守られているように思えます。

また、「誰と一緒に就寝したいか?」という問いには、小学校低学年では約70%の子どもたちが「母親」と答えていますが、高校生では約70%以上の子どもが一人で就寝することを希望しています。子ども部屋は、自立心の形成に役立っているようです。

 



いかがでしたか?

たくさんの調査結果から見えてきたのは「大学受験期を除く大半の子どもたちは、自分の部屋でなく、リビングダイニングでくつろぎ、勉強している」ということです。

“勉強部屋”としての子ども部屋は、学齢が低いうちは必ずしも必要ではないよう。

しかし、一人になれる場所、寝室として子ども部屋は重要な意味を持っており、また学齢の高い子どもたちには、集中して勉強する場所として必要なようですね。

当事務では、「部屋をおしゃれにしたい」「2LDKの間取りに3人の子ども部屋をつくりたい」「勉強に集中できる子ども部屋をつくりたい」「健康的で快適な住まいにしたい」など、住まいの問題の解決プランをご提案しております。
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【参考】

子ども部屋に関するアンケート – マイナビニュース

子どもが勉強を行う時間が長い場所 – 東京ガス都市生活研究所

主にどこの部屋で行うか – 東京ガス都市生活研究所

自分の部屋があって良かった点 – 東京ガス都市生活研究所

2016年03月18日 01:12