インテリア/家具レイアウトのCOLLINO

マンションや狭い間取りの、リビング学習/子ども部屋などにお困りの方へ
書籍『家具配置のルール』著者/各種メディア出演/記事執筆多数の
しかまのりこ(模様替え作家/一級建築士)がインテリア~家具レイアウトをサポートします!

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あなたは四角テーブル派?丸テーブル派?3人家族の家具配置

01_あなたは四角テーブル派?丸テーブル派?
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
早速ですが、あなたは四角テーブル派ですか?丸テーブル派ですか?
今回は、当事務所へご相談に来られた、都内マンション住まいの子育て世代のお客様への家具配置プラン実例をもとに、四角テーブルを置いた場合、丸テーブルを置いた場合、それぞれどのようなイメージになるのか、解説させて頂きます。
 
COLLINOでは、女性一級建築士・模様替え作家による家具配置プラン納品実績を基に、特に家具配置に関して悩みの多いマンション子育て世代に向けた住まいに関する情報を発信させて頂いております。
 

今回のテーマ.3人家族(3LDK 62㎡)リビングダイニングへの家具配置

02_今回のテーマ
今回の客様は、都内3LDK62㎡のマンションで、夫・妻・3歳長男の3人家族で生活されている中、おしゃれなLDKをつくってほしいとご相談に来られました。
お客様自身、家具にもこだわりをお持ちで高級家具のKAREなどを置いていらっしゃり、おしゃれなLDKをとのご相談でしたので、四角テーブルと丸テーブルの2プランを提案させて頂きました。それぞれどのようなイメージに仕上がったか見ていきましょう。
 
03_四角テーブル派104_丸テーブル派1まず動線を見てみましょう。
四角テーブルでは直角に曲がる動線である一方、丸テーブルでは緩やかな動線になるのがお分かりでしょうか?

05_四角テーブル派206_丸テーブル派2
やはり四角テーブルは壁付けもしやすく、オーソドックスで失敗がないのでは?と思います。一方、丸テーブルは空間にも丸みが出ておしゃれな空間を演出出来ます。

07_四角テーブル派308_丸テーブル派3四角テーブルはご家族で向き合いながら食事ができますね。
丸テーブルでは横並びになりながらカフェにいる感覚でお食事を楽しむことが出来るのではないでしょうか。
 
ちなみにこのご家庭では、家族の会話を増やしたいとの方針から、あえてリビングダイニングにテレビを配置しませんでした。やはり家族の会話は大切ですよね。
 
09_次回のテーマ
次回は、この事例の続編として、『3人家族(3LDK 62㎡)将来もう1人子どもをつくりたい場合の家具配置4人家族(4LDK 85㎡)』を解説させて頂きます。
 
如何でしたか。『あなたは四角テーブル派?丸テーブル派?_3人家族(4LDK 62㎡)の家具配置』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月18日 22:33

4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間③

01_4人家族(4LDK 85㎡)~その2~
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
前々回記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間①』と、前回記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間②』の続きです。
 

今回のテーマ.リビングと繋がりのある『洋1』を家族で共用する

02_今回のテーマ
今回ご相談に来られたお客様は、都内4LDK85㎡マンションをご購入され、夫・妻・長女・長男の4人家族で暮らす中、快適な空間をつくってほしいとのご依頼でした。
洋室2~4は、夫婦の寝室や子ども部屋として、それぞれでインテリアを考えたいとのことでしたが、LDKと洋室1で、家族の大切な時間を共有する快適な空間をつくりたいとのご要望でした。
前々回記事及び前回記事では、リビングと繋がりのある『洋1』をつくる、とのテーマのもと、一人掛けソファを提案しましたが、提案したプランで具体的なイメージが湧いたようで、やはり家族で共用したいとのご要望を頂きました。
 

全体図

03_全体図
こちらが先生の手掛けた全体図です。どのようなポイントにこだわってプランをつくったのか見てみましょう。
 

ポイント7.リビングとつながる家族の共用空間をつくろう!

04_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(1/4)
今回のご要望である、『LDKと洋室1での家族の大切の時間の共有、洋室1を家族で共用したい』を叶えるために、前回プランでは、洋室1に、一人掛けソファの代わりを配置し、お一人のくつろぎ空間をつくりましたが、今回プランでは、サブソファを配置し、家族の共用空間を提案させて頂きました。
05_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(2/4)
メインソファ及びサブソファのどちらに座られても、ご家族と同じ空間にいながら、各々の時間を楽しむことが出来ます。
06_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(3/4)
今回はLDKと洋室1のつながりがテーマでしたので、もちろんサブソファからも、ダイニングテーブル、メインソファの様子を感じ取ることも出来ます。
07_ポイント7.リビングと繋がりのある家族の共用空間をつくろう!(4/4)
また、あえてサブソファに移動式のオッドマンを配置しました。ソファに座りながら足を延ばせる他、メインソファ側につけることで、来客時やご家族がメインソファに集まることも出来ます。
 
さて、『4人家族(4LDK 85㎡)』でのプラン提案のまとめです。
08_今回迄のまとめ
前々回記事前回記事もよろしければご参考にしてみてください。
 
如何でしたか。当事務所へのご相談をもとに、『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間③』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。


 
2023年08月16日 16:46

4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間②

01_4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間②
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
前回の記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間』の続きです。
 

今回のテーマ.リビングと繋がりのある『洋1』をつくる

今回のテーマ
今回ご相談に来られたお客様は、都内4LDK85㎡マンションをご購入され、夫・妻・長女・長男の4人家族で暮らす中、快適な空間をつくってほしいとのご依頼でした。
洋室2~4は、夫婦の寝室や子ども部屋として、それぞれでインテリアを考えたいとのことでしたが、LDKと洋室1で、家族の大切な時間を共有する快適な空間をつくりたいとのご要望でした。
 

全体図

全体図
こちらが先生の手掛けた全体図です。どのようなポイントにこだわってプランをつくったのか見てみましょう。
 

ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!
04_ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!(1/3)


今回のご要望である、『LDKと洋室1での家族の大切の時間の共有』を叶えるために、洋室1に、一人掛けソファを配置しました。間仕切り扉を開けることで、ご家族と同じ空間にいながら、読書などご自分の時間を楽しむことが出来ます。

05_ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!(2/3)

一人掛けソファからはダイニングソファやダイニングテーブルが目に入りますので、一人の空間を楽しみながらもご家族の様子を感じ取ることが出来ます。

06_ポイント4.リビングと繋がりのある洋室をつくろう!(3/3)

また、一人で集中したいなどといった際は、間仕切り扉を閉めることで、こもることも出来ます。来客時に余計なものを見られたくないといった際にも間仕切り扉を閉めると良いかもしれませんね。
 

ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!
07_ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!(1/3)


ご家族とつながる空間をつくっても、収納は空間ごとに分けることをおススメします。といいますのも、前回の記事『4人家族(4LDK 85㎡)快適リビングダイニング空間』の『ポイント2.空間分けをしよう!』でも解説しておりますが、機能ごとの空間分けと、各空間事の収納の確保はとても重要です。

08_ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!(2/3)

また、壁面には造り付け収納家具をおススメしています。

09_ポイント5.造り付け収納家具をつくろう!(3/3)


数十万円程度と通常の収納家具より効果なものになりますが、あなたの間取りを採寸してジャストサイズの収納家具をつくってくれますし、収納量もかなり確保出来ます。当然お値段なりの価値があるものですし、変に収納家具を買ってしまい失敗して何度か買い替えするよりは、最初から間取りに合わせた造り付け収納家具をつくってあげた方がトータルしてお財布にやさしいかもしれません。
 
如何でしたか。当事務所へのご相談をもとに、『4人家族(4LDK 85㎡)のリビングとのつながり空間』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月13日 21:22

4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間①

01_4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間①
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
都内マンションでの生活は、通勤や娯楽へのアクセスがよくとても便利ではありますが、その反面ご自宅の中はどうしても限られた空間になってしまうため、家具配置などのインテリアに悩む方は多くいらっしゃいます。まして子育て世代ともなると、お子様のリビング学習スペース、子ども部屋などの環境を整えてあげると、狭く感じる、なんか居心地が悪い、どうしてもものが散らかってしまうなど、当事務所にご相談に来られる方が後を絶ちません。
今回は、女性一級建築士で家具の選定~配置などのインテリアを手掛けるCOLLINOより、
都内4LDK85㎡マンションに4人家族でお住いのお客様の家具配置プラン実例をもとに、快適なリビングダイニング空間の作り方として、重要なポイントを解説させて頂きます。
 
今回のテーマ.快適なリビングダイニング空間をつくる
今回のテーマ
今回ご相談に来られたお客様は、都内4LDK85㎡マンションをご購入され、夫・妻・長女・長男の4人家族で暮らす、快適な空間をつくってほしいとのご依頼でした。
洋室2~4は、夫婦の寝室や子ども部屋として、それぞれでインテリアを考えたいとのことでしたが、LDKと洋室1で、家族の大切な時間を共有する快適な空間をつくりたいとのご要望でした。
 
全体図
全体図
こちらが先生の手掛けた全体図です。どのようなポイントにこだわってプランをつくったのか見てみましょう。
 
ポイント1.動線を確保しよう!
ポイント1.動線を確保しよう!
リビング扉からバルコニー、またリビングから各お部屋へ、などメインの動線をしっかり確保することが大切です。このメインの動線が曲がりくねってしまうと、移動としての生活動線だけでなく、掃除やお洗濯などの家事動線が悪くなってしまい、とてもストレスを感じる家具配置になってしまいます。
また、収納への動線もしっかり確保することも重要です。収納へ足が遠くと、どうしてもものを片付けるのがおっくうになり、散らかりやすいお部屋になってしまいます。
 
ポイント2.空間分けをしよう!
ポイント2.空間分けをしよう!
動線を確保したら、機能ごとに空間分けを行いましょう。今回は、食事やリビング学習を行うリビング空間、テレビや家族とゆっくりするダイニング空間、お子様のピアノや一人の読書を楽しむくつろぎ空間に分かれています。
また、各空間ごとに収納を確保しましょう。収納がバラバラに置かれていると、どうしても物が入り乱れ、片づけにくいし、ものを探しにくい空間になってしまいます。
 
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!(1/2)
お部屋の中心は、リビング扉を開けて最初に目につく空間です。ここに背の高い家具を置いてしまうとかなり圧迫感を受け、狭く感じる空間となってしまいます。
背の低いソファや、背もたれのないスツールを活用してみては如何でしょうか。
ポイント3.部屋の真ん中には背の低い家具を置こう!(2/2)
特にマンション子育て世代にはスツールはおススメです。過去の記事、『【マンション子育て世代必見】飽きの来ないおしゃれな家具を置こう』、もご覧になってみてください。
 
如何でしたか。当事務所へのご相談をもとに、『4人家族(4LDK 85㎡)の快適リビングダイニング空間実例』を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。
2023年08月11日 18:17

統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の色編~

統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の色編~
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
前回は『統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の素材編~』ということで、建具や家具の素材、色調、風合いなどの合わせ方を解説させて頂きました。
素材による印象への影響も当然のことながら、色でも大きく印象が変わりますよね。
今回は、女性一級建築士で家具の選定~配置などのインテリアを手掛けるCOLLINOより、失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の色編~』を解説していきます。
 

今回のポイント.配色の方程式を意識したインテリア

今回のポイント.配色の方程式を意識したインテリア
突然ですが、フォーマルな会合に出席する際、どのような服装で挑みますか?
落ち着いた色のジャケットと白系のワイシャツに、男性であればネクタイ、女性であればネックレス、などが一般的で落ち着きがあり信頼感が生まれる服装ですよね。
実はこちら、配色の方程式、ベースカラー6:メインカラー3:アクセントカラー1が使われています。ジャケットにベースカラー、ワイシャツにメインカラー、ネクタイもしくはネックレスにアクセントカラーといった具合です。
この配色の方程式をインテリアにも活用することで、統一感が生まれ落ち着いた雰囲気を作り上げることができます。壁や床、大きな家具にはベースカラー6、そのベースカラーに対してカーテンやラグ、小さい家具にはメインカラー3、更に差し色として絵画やクッション、雑貨にアクセントカラーといった具合です。
この配色の方程式により、うるさくならずにスッキリまとまります。
 

サンプル1.白ベースにピンクのメインと、グリーンのアクセント

サンプル1.白ベースにピンクのメインと、グリーンのアクセント
こちらの部屋は壁と床が白のベースカラーで、メインカラーはペールピンクで、アクセントカラーはペールグリーンでまとめています。
 

サンプル2.白ベース・メインに、アースカラーのアクセント

サンプル2.白ベース・メインに、アースカラーのアクセント
こちらの部屋はベースカラーとメインカラーが白、アクセントカラーに植物のグリーンやブラウンを使っています。
 

サンプル3.白とグレーのベース・メインに、アースカラー・ブラックのアクセント

サンプル3.白とグレーのベース・メインに、アースカラー・ブラックのアクセント
こちらの部屋はベースカラー、メインカラーが白とグレー、アクセントカラーに植物のグリーンやブラウンを使っています。
 
如何でしたか。失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の色編~』を
解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月09日 20:10

統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の素材編~

統一感のあるインテリアの作り方 ~内装と家具の素材編~
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
お部屋のインテリアは好きだけど、自分でつくってみると何故かセンスがない、自信をもってご友人に自慢できない、といった方は実は多いのではないでしょうか。
話が少しそれるかも知れませんが、大事な商談に挑む場合、大切な方とデートに行く場合の服装は、自分の好みは当然ですが、洋服のプロであるショップの店員さんに相談しながら選んでいきますよね。実はインテリアも同様で、建具や家具の素材、色調、風合いなど、建築家や家具ショップの店員さんなどのプロへ相談し適切なアドバイスを受けることが大切です。
今回は、女性一級建築士で家具の選定~配置などのインテリアを手掛けるCOLLINOより、失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の素材編~』を解説していきます。
 

今回のポイント.素材を意識したインテリア
今回のポイント.素材を意識したインテリア

結論から入りますが、インテリアの失敗を避けるためには、天井や壁、床材などの内装と、ベッドやダイニングテーブル、ソファなどの家具との、『素材テイスト』を合わせてあげることが大切です。
なぜかというと素材テイストにより、部屋から受けるイメージが大きく変わるからです。
例えば木や籐(ラタン)・塗り壁・レンガなどからは温かい・やさしい・懐かしいといったイメージを受けます。一方、大理石・革・ガラス・金属などからは冷たい・クール・高級などといったイメージを受けます。
よくありがちな失敗例として、部屋は塗り壁やレンガなどの優しいテイストなのに、家具がガラスや大理石などの冷たいテイストですと、空間にまとまりがなく少しセンスがないといった印象を受けるインテリアになってしまいます。
そこで、内装と家具のテイストは基本的には合わせてあげる必要があります。もしくは少し遊び心を持たせてミックスさせたい場合は、5:5など割合を半分にするのではなく8:2などといったようにどちらかのテイストに寄せてあげるとうまくまとまります。
 

サンプル1.温かい・やさしいテイストのインテリア

サンプル1.温かい・やさしいテイストのインテリア
こちらは木や麻・塗り壁などのやさしいテイストでまとめた部屋になります。
優しいイメージですね。
 

サンプル2.冷たい・クールなテイストのインテリア

サンプル2.冷たい・クールなテイストのインテリア
一方こちらはプラスチックや大理石・革やガラスなど冷たいテイストでまとめた部屋になります。冷たいクールな印象がお分かりでしょうか。
 

サンプル3.8:2のミックススタイルのインテリア

サンプル3.8:2のミックススタイルのインテリア
最後はミックススタイルになります。レンガの壁に木の床、布のソファに対して、スチールドアやスチールのチェアで引き締めています。
 
如何でしたか。失敗しない『統一感のあるインテリアの作り方~内装と家具の素材編~』を
解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。
2023年08月07日 22:22

【マンション子育て世代必見】飽きの来ないおしゃれな家具を置こう

【マンション子育て世代必見】飽きの来ないおしゃれな家具を置こう
こんにちは、COLLINO模様替えアドバイザーの車田です。
マンション子育て世代は、どうしても広さに限りがある中で、快適な住まいづくり、お子様のリビング学習環境の整備など、何かと考えることが多いですよね。更には、何かおしゃれじゃない、面白みがない、飽きてしまう、自信をもってご友人を呼べないなど、インテリア的な悩みも多くあるかと思います。
今回は狭い間取りでも、比較的容易かつ安価に出来る、おしゃれな空間づくりの方法を一緒に考えていきたいと思います。
 

ポイント1.1つ置くだけで部屋がおしゃれになるデザイナーズ家具

ポイント1.1つ置くだけで部屋がおしゃれになるデザイナーズ家具
おしゃれじゃない、面白みがない、飽きてしまうなどの悩みは、やはりデザインに飽きてしまっていることにあると思います。ご家族だけで生活する分には快適さのみを追求すれば良いのですが、コロナもひと段落し、ご自身の友人やお子様のお友達など来客が少しずつ増えてくると、やはり少しおしゃれな空間を演出しておきたいですよね。
そこでお勧めしたいのが「デザイナーズ家具」です。こちらの図は、世界の著名な建築家やデザイナーによりデザインされたもので、どれももう100年近くにわたり愛され続けている家具です。やはりずっと見ていても飽きることがありません。更に、デザインだけでなく機能にもこだわっている点が大変魅力的です。世界的に有名な家具メーカーであるハーマンミラーやルイスポールセンは『問題解決のためにこそデザインはある、形態は機能に従う』といった理念のもと、デザイナーに家具を造ってもらっています。デザイナーズ家具は第一に機能、その次にデザイン、によって完成しているものなのです。こういった飽きの来ないデザイナーズ家具を一つお部屋に置くと、おしゃれな空間が出来てきますね。
 

ポイント2.おしゃれなダイニング~あえてデザインの違う椅子を置く~

ポイント2.おしゃれなダイニング~あえてデザインの違う椅子を置く~
とは言っても、機能もデザインも良いということは分かったけど、今ある家具をそう易々と買い替え出来ない、お金もかかってしまう、と思いますよね。
そこで、比較的手軽かつ安価におしゃれな空間をつくる方法としておすすめしたいのが、『あえてデザインの違う椅子を置く』です。家具の展示ルームに足を運ぶと、統一感があり整然とした空間に魅了されますが、実際買ってみるとなんかおしゃれじゃない、飽きてしまうなどと当事務所にご相談に来られるお客様も多くいらっしゃいます。そのような場合は1つだけデザイナーズ家具を置いてあげるなど、あなたの遊び心を入れてあげてください。もしくは、ご家族ごとにそれぞれデザインの違う椅子を置いてあげるのもおススメです。様々なデザイン、様々な座り心地を楽しむことも出来ます。
例えばこちらの写真のように、あえて家族それぞれデザインの違うものをダイニングに置くことで、とても個性的でおしゃれなダイニング空間になります。一度に買い替えなくても一つずつデザイナーズチェアを買い替えていくというのも楽しみが増えますよね。
 

ポイント3.おしゃれなダイニング~狭い部屋ではスツールも有効~

ポイント3.おしゃれなダイニング~狭い部屋ではスツールも有効~
狭いお部屋では、ダイニングチェアの代わりにスツールを置くことも賢い方法です。スツールは小さいため場所をとらないからです。またこちらの図にあります通り、スツールはダイニングチェアとしての活用は当然のこと、カバンの一時置き場、玄関の靴の着脱椅子、ソファのサイドテーブルとしても使用できるオールマイティな家具でもあります。一つあると便利ですよね。剣持勇さんのスツールをご紹介させて頂いておりますが、お値段もおおよそ2万円くらいと比較的手軽に購入できるのではないでしょうか。ちなみにこの剣持勇さん、実はヤクルトの容器をデザインした方でもあります。あんなに小さい容器なのに持ちやすいといった機能性も優れたデザインですよね。
 
如何でしたか。マンション子育て世代に向けて、おしゃれな空間づくりの方法を解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月05日 12:26

【マンション子育て世代必見】配置変えのしやすい家具を選ぼう

【マンション子育て世代必見】配置変えのしやすい家具を選ぼう
こんにちは、模様替えアドバイザーの車田です。
 
マンションや戸建てなど新居を購入したので、せっかくだから家具も新調したい!せっかくだから少し良いものを買いたい!と思われる方は多いかと思います。
今回は、当事務所にご相談に来られるお客様によくある、マンション子育て世代に向けた、意外と見落としがちな家具購入で失敗しがちなポイントを解説させて頂きたいと思います。


ポイント1.ライフスタイルの変化に合わせて家具レイアウトの見直しが必要
ポイント1.ライフスタイルの変化に合わせて家具レイアウトの見直しが必要
お子様の成長などライフスタイルの変化と共に、夫婦二人暮らしでゆったりとつかえていたスペースに、お子様のためにリビング学習環境を整えてあげたり、心の成長のために子ども部屋を設けてあげたり、お子様の手が離れてご自身の趣味を楽しむスペースを作ったりと、オリンピックぐらいのタイミングで(?)、部屋割りや家具レイアウトを見直したいタイミングが訪れます。
その都度、新居へのお引っ越しまでとはいかないまでも、新しい家具を購入してしまうのはお財布にも地球環境にもあまり褒められたものではないですよね。
当例では、TVボード/ダイニングテーブル&チェア/デスク/収納家具は家具の買い替えなくずっと同じものを使用しています。
さすがに現時点で将来の部屋割り・家具レイアウトを見据えて家具を購入するのは難しいですが、どのようなポイントを意識すると、家具を買い替えずに配置変えしやすいのか見ていきたいと思います。
 

ポイント2.配置自在なソファを選ぶ

ポイント2.配置自在なソファを選ぶ
配置を変えやすい(模様替えしやすい)代表的な家具に、ひじ無しソファがあります。
ひじ掛けがない分、座れる部分が大きかったり、側面から座れたり、容易に寝転がることが出来るなどのメリットの他、実は配置変えしやすいというメリットもあります。
例えば、上図ではカウチ部分を左右どちらにでも配置できるのに対して、下図では左カウチは問題ないものの、右カウチは配置することが出来ません。
特に狭いご自宅に重宝されるひじ無しソファですが、配置変えしやすいという意味でも重宝される家具ですね。
 

ポイント3.オープン収納の家具を選ぶ

ポイント3.オープン収納の家具を選ぶ
マンション子育て世代で、部屋が片づいた状態を保つには、収納はかかせない家具の一つですよね。収納家具を選ぶ際は、オープンタイプ収納を検討してみてください。基本的に収納は壁付けされることが多い家具ですが、オープン収納であれば空間を仕切るための間仕切り機能としても活用することが出来ます。リビングスペースとダイニングスペースの間仕切り、ご兄弟を1部屋で使用する際の間仕切りなどとしても活用することが出来ます。
 
如何でしたか。狭い間取りを上手に活用したいマンション子育て世代に向けて、配置変えのしやすい家具選びを解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。

 
2023年08月03日 21:54

【マンション子育て世代必見】お子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウト

【マンション子育て世代必見】お子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウト
こんにちは、模様替えアドバイザーの車田です。
 
家具を選ぶ際、何を重視しますか?
用途、デザイン、サイズ、予算、機能、サービス(配送・組立・修理など)などを比較されると思います。本当にいろいろな種類があって悩んでしまいますが、決して安い買い物ではないので妥協せず選びたいところですよね。
 
さて今回はそんな家具選びで見落としがちな、でも結構重要な要素である、お子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウトを解説させて頂きたいと思います。
 

ポイント1.健康と家具の関係性

ポイント1.健康と家具の関係性
実は家具は、お子さまの健康に加えて、ご自身の美容・健康にも、結構関係しているとご存知でしたでしょうか。
わたしも調べてみてかなり驚いたのですが、体内への摂取物は圧倒的に『室内空気』の割合が大きく、一方で『室内空気』には家具を筆頭に、健康に影響を及ぼし得る様々な化学物質が発生しています。健康や飲み物に気を遣う方は多いのですが、意外と『室内空気』や『家具』は見落としがちではないでしょうか。
 

ポイント2.健康被害の少ない家具を選ぶ

ポイント2.健康被害の少ない家具を選ぶ
では、どのような対策を考えるべきでしょうか。
まず、健康被害が少ない、天然の木でできた無垢材の家具、を選ぶことが重要です。一般的な家具からは、家具を作る際に使用した接着剤などから人体に有害な化学物質が発散しています。そのため、お部屋の空気は汚染され、目がチカチカしたり、鼻水やアトピー・頭痛やめまいなどの健康被害を引き起こします。私自身も学生の頃カラーボックスに囲まれた生活をしていてなんか目がチカチカするなと思っていました。
無垢材とは木そのものを使った家具ですので、当然ながら接着剤などは使っておらず化学物質の心配もありません。また家具の表面に塗っている塗装もオイルフィニッシュといって植物由来の塗料を使っている場合が多く、こちらも化学物質の心配は不要です。そのため、家具を選ぶときは健康被害の少ない無垢材の家具がおススメです。
 

ポイント3.空気の流れに合わせて家具をレイアウトする

ポイント3.空気の流れに合わせて家具をレイアウトする
家具選びの他、平成15年以降新築の住宅には24時間換気が法律で義務付けられており、
給気口を加味した家具レイアウトを考えることも大切です。給気口は寒かったり暑かったりと閉じてしまう方が多くいらっしゃるのですが、空気の入れ替えによりカビの発生を抑えるなど、ご家族の健康を守ってくれるものですので、必ず開けておきましょう。
給気口の近くにはお子様の学習環境などを設置してあげてください。健康も然ることながら、常に新鮮な空気を取り入れることで頭がすっきりとしリビング学習の集中力アップも期待出来ます。
間違ってもペットのトイレや食べ物など臭いのあるものを置くのは控えてください。容赦なく部屋中に臭いが充満します。お子さまの友達が遊びに来た際、○○ちゃんのおうち何か臭い、と思われたくないですよね。
 
如何でしたか。今回はお子様の健康を考えた家具選び・家具レイアウトを解説させて頂きました。目に見えないものですので意外と見落としがちですが、新しい家具を選ぶ際に参考にしてみてください。
 
 

(参考)わが家の換気を確認する方法

(参考)わが家の換気を確認する方法
最後にご参考まで、わが家の換気を確認する方法として、マンションや戸建て住宅で最も一般的な換気設備(第三種換気方式)についてご紹介いたします。
戦術の通り平成15年以降新築の住宅には、24時間換気が法律により義務付けられています。
マンションの場合は浴室に、戸建て住宅の場合は1階が洗面室または浴室、2階がトイレの場合に換気扇がついていることが多いです。新築図面がある場合は図面に「24時間換気」、スイッチ箇所に「24時間」などの記載があります。
寝室や子ども部屋・リビングの壁面に設置された給気口を確認してください。この給気口とは、外気の新鮮な空気を採り入れるものです。壁に給気口がない場合は、窓などに「空気の取り入れガラリ」がついている場合があります。
給気口が確認出来たら、給気口を空けて、先ほど確認した24時間換気扇のスイッチをいれれば、空気が流れ常時換気ができます。
24時間換気がない住宅の場合は、キッチンや浴室・トイレの換気扇を使うこともできます。その場合、換気経路が確保されているか確認しましょう。換気経路とはドアのアンダーカットや、ガラリ付きドアのことです。アンダーカットやガラリがない場合は、空気が流れないので、その場合は、ドアを開けっぱなしにして空気を流してあげましょう。

 
2023年08月01日 20:05

【マンション子育て世代必見】狭い間取りの家具選びポイント

【マンション子育て世代必見】狭い間取りの家具選びポイント
こんにちは、模様替えアドバイザーの車田です。
 
都心で家を買うとなったら、皆さんは何を重視しますか?
予算、立地、流動性、子育て環境などを考えると、タワマン、マンションはとても魅力的ですよね。
では、家を買った後、家具を選ぶ際には何を重視しますか?
家を買うときはあまり意識しないのですが、タワマン、マンションは、窓が多くて家具を壁付できるスペースが少なかったり、そもそも間取りが狭かったりと、実は結構家具選びや家具レイアウトが難しいです。ただでさえ難しいのに、お子さまのリビング学習スペースをどうしよう、収納をどうしようなど、当事務所にご相談に来られるお客様が後を絶ちません。
 
そのような中、今回は狭い間取りではどのようなポイントに注意して家具を選べば良いのかを解説させて頂きます。
 

ポイント1.部屋の本当の広さを知る

ポイント1.部屋の本当の広さを知る
部屋が狭く動きにくいなど、不快に感じる原因で最も多いものが、「部屋の広さより大きめの家具を選んでいる」ということです。なぜ大き目の家具を選んでしまうのか?それは動線のことを忘れているからです。例えばこちらのリビング6畳、ダイニング5畳の間取りですが、実際には、下の図のように、緑で書いた動線があります。つまりこの動線の部分には家具は置けませんから、実際に家具の置ける広さは4.5畳・3畳程度になってしまいます。このことを考えずに「リビング6畳、ダイニング5畳」とおもって家具を選んでしまうと、部屋に対して大きい家具を選択することになり、部屋が狭くなってしまうのです。動線のことを考えた小さい家具選定をすることで、部屋が動きやすく快適になります。
 

ポイント2.膨張色の家具を選ぶ

ポイント2.膨張色の家具を選ぶ
こちらの左の図のように、間取りが狭いのに、黒やブラウンなどの暗く濃い色の家具を選んでしまうと、部屋は余計に狭く感じてしまいます。なぜなら、黒やブラウンなどの暗く濃い色は、収縮色といって部屋が引き締まり収縮して見えてしまうからです。ホテルでは、高級感、重厚感を演出するため、全体的に引き締まるよう暗く濃い色をつかっていますよね。
一方、部屋が狭い間取りの場合は、こちら右図のように、白やベージュなどの明るい色の家具を選ぶようにしましょう。白やベージュなどの明るい色は膨張色といって、部屋が膨らんで見えるため狭い間取りでも、より広く見えるようになります。こちらの図はまったく同じ大きさの家具を置いているのですが、色が変わるだけでこのように印象が変わるのがお分かりでしょうか。
 

ポイント3.機能を兼用した家具を選ぶ

ポイント3.機能を兼用した家具を選ぶ
たとえばこちらの間取り、リビングダイニングは8畳で隣接するお部屋が4畳の間取りですが、間取りが悪いため、動線スペースが多くなっています。先ほどもお話ししましたが、動線部分には家具が置けないため、このリビングダイニングで実際に家具が置ける場所は左手の4.5畳のスペースになります。そのため、ご相談者もこちらの図のように4.5畳にスペースにダイニングテーブルやソファを配置されて「狭くて動きづらい」と悩まれておりました。
こういった間取りが悪い場合はダイニングにはダイニングテーブル、リビングにはソファといった一般的な家具選定は避け、この二つの機能を一緒にした「ダイニングソファ」という家具を選ぶことをお勧めいたします。「ダイニングソファ」はソファのようにくつろぐことはもちろん、ダイニングのように食事もすることができます。このように間取りが悪くて部屋が狭くなっている場合は、機能を兼用した家具を選んで家具の数を減らすことが大切です。
 
如何でしたか。タワマン含むマンションなど、狭い間取り向けの家具選びのポイントを解説させて頂きました。少しでもご参考になれば幸いです。
2023年07月30日 16:38